David Gilmore / Transitions(2017年)
Musician●David Gilmore(guitar)
Title●Transitions(2017年)
■HMVより購入
David Gilmoreの新譜が到着しました。前作「Energies Of Change」(2016年)から間髪入れずの新譜なのですが、Criss Crossとしては初リーダー作でなんとメンバーは総取っ替えという荒技です。2017年リリース。何度も書きますがピンク・フロイドのあの人とは別人です。まずはスペルが違います。
David Gilmore / guitar
Mark Shim / tenor sax
Victor Gould / piano
Carlo DeRosa / bass
E.J. Strickland / drums
Gregoire Maret / harmonica on #4
Bill Ware / vibraphone on #8
私自身も勉強不足につき他のミュージシャンは存じ上げません。前作も手放しで褒めちぎったのですが、この盤の出来映えはさらにその上を行ってます。とにかく、熱い。そしてトリッキーかつスピーディー。元は「M-BASE派」という出自がここでも十二分に発揮されていて、手数のやたら変拍子の嵐。加えてGilmoreのエグいまでのゴリゴリギターがこれでもかと言わんばかりに聴く者の五臓六腑をえぐりまくります。まずはGilmoreオリジナルの#1「End Of Daze」から迸る「M-BASE臭」にあっけなくノックアウトされる始末。中には#4「Bluesette」のように一聴するとバラード風な楽曲も用意されているのですが、気を許して聴いていると曲途中からGilmoreが発散する毒気に知らず知らずのうちに身体が麻痺していきます。
同じ「M-BASE派」門下生のAdam Rogersが年齢とともに落ち着いてしまった感がある状況で、Gilmoreの奮闘ぶりは大いに賞賛されてしかるべきですね。というわけで2017年上半期のベスト盤候補の1枚です♪
●Musicians
David Gilmore / guitar
Mark Shim / tenor sax
Victor Gould / piano
Carlo DeRosa / bass
E.J. Strickland / drums
Gregoire Maret / harmonica on #4
Bill Ware / vibraphone on #8
●Numbers
1. End Of Daze
2. Beyond All Limits
3. Blues Mind Matter
4. Bluesette
5. Both
6. Spontanuity
7. Kid Logic
8. Farralone
9. Nem Un Talvez
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