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ジャズサックス

2016年8月21日 (日)

Christof Lauer / Fragile Network(1999年)

Index
Musician●Christof Lauer(tenor & soprano sax)
Title●Fragile Network(1999年)
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ドイツ出身のサックス奏者Christof Lauerが1999年にリリースした作品です。恥ずかしながらお初のミュージシャンなのですが、どちらかというとフリー系のお方のようです。このアルバムにも参加しているチューバ奏者Michel Godardと行動をともにすることが多いようで、コンビによる作品がACTレーベルから数枚リリースされています。参加ミュージシャンはMarc Ducret(guitar)、Michel Godard(tuba,serpent)、Anthony Cox(bass)、Gene Jackson(drums)という面子になっています。当欄の購入動機はギターのMarc Ducretであることは言うまでもありません。Christof Lauerファンの方々、申し訳ありません。

お目当てのMarc Ducretは4曲のみに参加しています。#1がカリプソ音楽の陽気な感じの楽曲だったのに、Ducretが登場する#2では雰囲気が一変。いきなりフリーモードへと突入します。曲の冒頭からDucretは相変わらずの暴れっぷり。アームの乱用でこれでもかとグイグイ迫ってきます。Christof Lauerもなにやらスピリッチャルで妖しげなブロウで応戦します。いや、かなりいい感じですね。#5ではLauerとDucretの高速ユニゾンから始まりいきなり面食らいますが、ベースソロに移行してからは完全フリー状態。やがてDucretのギターが噴火し始めると、あとはいつも世界へと突入。とてつもない早引きで全体を牽引するだけしておいて、あとはよろしくという塩梅でフェードアウトしていきます。となると場をまとめるのはリーダーのLauerということになるのですが、Ducretに触発された彼も鬼神のごとく吹きまくります。気がつけば、Ducretが復帰してきて絶妙なバッキングでフォローするという流れ。#8ではLauerのスピリッチャルなブロウでスタートするのですが、今度はリズム隊が大暴れ。Lauerのサックスも次第に熱を帯び始めたころにDucretが登場します。これまたエグいギターソロを速射砲のごとく連発し、曲は凄まじいカオス状態に。いやいや、何とも凄い音源に巡り会うことができました。

●Musicians
Christof Lauer / tenor & soprano sax
Marc Ducret / guitar on #2,#5,#8,#9
Michel Godard / tuba,serpent
Anthony Cox / bass
Gene Jackson / drums

●Numbers
1.  Flying Carpets
2.  Human Voice
3.  Vernasio
4.  Ferma L'Ali
5.  Facing Interviews
6.  Fais Attention P'Tit Garcon
7.  Ursus Maior
8.  Open Noisy
9.  Werther

2016年7月24日 (日)

Chris Potter / Ultrahang(2008年)

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Musician●Chris Potter(tenor sax)
Title●Ultrahang(2008年)
■iTunesで購入


Chris Potterの「Ultrahang」です。この時期のChris Potterは「Underground Band」を組んでいて面子も同じなので、おそらく2008年頃の録音だと思われます。今回はSunnysideからではなく「ArtistShare」からのリリース。実はプレス盤を入手しようかと思ったところ、世界的に入手困難なようで不承不承iTunesより購入しました。ArtistShareリリースというのも影響しているのかもしれません。

Chris Potter / tenor sax
Adam Rogers / guitar
Craig Taborn / fender-rhodes
Nate Smith / drums

というベースレス構成なのですが、まったく違和感を感じません。聴いているとまるでライブのように実に生々しく迫ってきます。全曲オリジナルですがとにかくChris PotterとAdam Rogersとの絡みが抜群に格好いいですね。なかでも最上級の圧巻は#3での2人による高速ユニゾンプレイ。最近のRogersは渋みあるプレイが中心になっていますが、久しぶりに尖ったプレイを聴かせてくれています。ベースレスの不利を逆手にとって、Craig Tabornのフェンダーローズが実に効果的な働きをしています。こんなプレイを目の前で聴かされたら、失神必至ですね♪


●Musicians
Chris Potter / tenor sax
Adam Rogers / guitar
Craig Taborn / fender-rhodes
Nate Smith / drums

●Numbers
1.  Ultrahang
2.  Facing East
3.  Rumples
4.  It Ain't Me, Babe
5.  Time's Arrow
6.  Small Wonder
7.  Boots
8.  Interstellar Signals

2016年5月 1日 (日)

Mike Osborne / Dawn(1970年)

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Musician●Mike Osborne(alto sax)
Title●Dawn(1970年)
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60年代後半から70年代にかけてブリティッシュジャズ界で活躍したアルトサックス奏者、Mike Osborneの発掘音源です。当時のブリティッシュジャズではJohn Surmanが八面六臂の活躍ぶりで、Mike Osborneの名前は多くの作品で見かけるものの、どちらかと言えば脇役に甘んじていた印象が強いのですが、しっかりとリーダー作を残していたのですね。

Mike Osborne / alto sax
Harry Miller / bass
Louis Moholo / drums on #1-#6
Alan Jackson / drums on #7-#10
John Surman / baritone sax,soprano sax #7-#10

盟友Surmanが後半4曲に参加しています。#1-#3が1970年8月ロンドン、#4-#6が1970年12月ロンドン、#7-#10が1966年6月9日、ロンドンでそれぞれ録音されています。

Osborneの魅力はエリック・ドルフィーやオーネット・コールマンあたりりのアフリカ系アメリカ人ミュージシャンからの強い影響を受けつつ、欧州ジャズ特有の湿り気や陰鬱さが微妙にブレンドされたプレイにあるのではと思っています。1970年にレコーディングされた前半6曲では例によってフリーキーなプレイを楽しめます。

66年録音の後半4曲は盟友Surmanが参加。Osborneオリジナルが1曲、ほかはPharaoh Sanders、Carla Bley、Booker Littleの曲をカバーしています。こちらはオフィシャルなレコーディングというよりもセッションという感じで、フリーは希薄です。ここから後年の面影を探し求めることは正直言って無理筋です。

●Musicians
Mike Osborne / alto sax
Harry Miller / bass
Louis Moholo / drums on #1-#6
Alan Jackson / drums on #7-#10
John Surman / baritone sax,soprano sax #7-#10

●Numbers
1.  Scotch Pearl
2.  Dawn
3.  Jack Rabbit
4.  TBC
5.  1st
6.  TBD
7.  Seven by Seven
8 . And Now The Queen
9.  An Idea
10. Aggression

2016年4月23日 (土)

John Surman / Brewster's Rooster(2009年)

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Musician●John Surman(baritone and soprano sax)
Title●Brewster's Rooster(2009年)
■Amazonより購入


ベテランサックス奏者、John Surmanの2009年作です。John Surmanといえば60年代後半から70年代前半にかけてのジャズロック、フリー系の作品は熱心に聴いていましたが、活動の中心をECMを移してからはそれほどは入れ込んでいませんでした。聴いたのはJohn Abercrombieとの共演作「November」「Stranger Than Fiction」くらいですね。2007年、NYCにて録音。

John Surman / baritone and soprano sax
John Abercrombie / guitar
Drew Gress / bass
Jack DeJohnette / drums

おお、何という豪華メンバー!この盤をいままでノーチェックだった自分の迂闊さに喝!ですね。いまのSurman、しかもECM作品に対して、さすがに往年の鬼気迫るプレイを期待するのは無理筋だと思います。

とは言え何とか形にしてしまうのがベテランの凄いところ。静かにスタートする#1、やや中東的なフレーズが印象的でダンサブルな#2、意表をついて激しく盛り上がる#9が個人的なお気に入り。

このアルバムのリーダーはもちろんSurmanですが、実はJack DeJohnetteの多彩で獅子奮迅のプレイがアルバム全体の下支えになっているな、というのが正直な印象です。DeJohnetteが不在だったら、意外な凡作になっていたかも。Abercrombieの控えめでありながら的確なサポートも光りますね。

●Musicians
John Surman / baritone and soprano sax
John Abercrombie / guitar
Drew Gress / bass
Jack DeJohnette / drums

●Numbers
1.  Slanted Sky
2.  Hilltop Dancer
3.  No Finesse
4.  Kickback
5.  Chelsea Bridge
6.  Haywain
7.  Counter Measures
8.  Brewster's Rooster
9.  Going For A Burton

2016年4月17日 (日)

Rudresh Mahanthappa / Mother Tongue(2004年)

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Musician●Rudresh Mahanthappa(alto sax)
Title●Mother Tongue(2004年)
■Amazonより購入


イタリア生まれでアメリカ育ち、インド系移民を両親にもつサックス奏者、Rudresh Mahanthappaによる2004年の作品です。アルバムタイトルが意味するところの“母語”は、まさにMahanthappa自身のバックグラウンドである多民族国家インドと多数の言語をテーマとしたもので、英語をはじめインドで使われる言語がそのまま曲のタイトルとして使われています。ともすれば単一的な見方になりがちなインド人やインド文化への視点に対して、一石を投じるという狙いが込められているとか。2004年6月15日、NYCはブルックリンでの録音。

Rudresh Mahanthappa / alto sax
Vijay Iyer / piano
Francois Moutin / bass
Elliot Humberto Kavee / drums

鍵盤楽器には同じ1971年生まれでインドにルーツをもつVijay Iyerを起用。ベース奏者Francois MoutinもMahanthappa関連作の常連ですね。NYCを拠点に活動するドラム奏者Elliot Humberto KaveeもMahanthappaやVijay Iyerの作品で客演しているので、お互いに手の内を熟知したメンバーということになります。

アルバムタイトルと根底に流れる思想はシリアスですが、実際に繰り広げられているのはいつものMahanthappa節の連発です。目まぐるしく変化するリズムに合わせて、2人のソロイストが自由奔放に暴れまくります。特にリズム隊の奮闘がすばらしいの一語です。Vijay Iyer参加作としては続く「Codebook」(2006年)と合わせて大推奨の傑作です。

●Musicians
Rudresh Mahanthappa / alto sax
Vijay Iyer / piano
Francois Moutin / bass
Elliot Humberto Kavee / drums

●Numbers
1.  The Preserver
2.  English
3.  Kannada
4.  Gujarati
5.  Telugu
6.  Circus
7.  Konkani
8.  Tamil
9.  Malayalam
10. Point Of View
11. Change Of Perspective

2016年3月20日 (日)

Logan Richardson / Shift(2016年)

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Musician●Logan Richardson(alto sax)
Title●Shift(2016年)
■Amazonより購入


アメリカ生まれで現在はパリに居を構えるサックス奏者、Logan Richardsonのリーダー作です。2016年リリース。2013年12月4日、5日、NYCにて録音。

Logan Richardson / alto sax
Pat Metheny / guitar
Jason Moran / piano
Harish Raghavan / bass
Nasheet Waits / drums

Logan Richardsonは初聴きなんですが、Pat MethenyとJason Moranが参加となれば買いますよね、ふつう。実はLogan Richardsonはこの2月にプロモーションのために来日していて引き連れてきたのが、何と今をトキメクMike Moreno。個人的にはMethenyよりもMorenoのほうが興味津々なわけで、来日ライブを見逃したことは痛恨の極みです。

このアルバムは元々自主制作盤だったそうで、日本の版元が“発掘”したとのこと。Methenyは金になるだけに目ざといというか当然というかですね。作風はというと典型的な現代ジャズという塩梅で、よくも悪くもMethenyが場の雰囲気をコントロールしています。Richardsonは割と常識にかなったプレイに徹しています。Jason Moranの好サポートも良し。Nasheet Waitsはおそらく初聴きですが、リズムを手堅くキープするというよりも自ら崩していくタイプで、隠れフリー系的な臭いを感じさせます。結構面白いプレイヤーですね。

肝心のMethenyですが、2006年にMichael Breckerの遺作「Pilgrimage」に参加して以来の客演とのこと。それだけLogan Richardsonの力量を買っているのでしょう。曲によってエレキ、ギターシンセを使い分けて変化をつけています。でも、どこをどこから切ってもMethenyはMethenyなんですね。Metheny目当てで買っても損はしないと思います。

●Musicians
Logan Richardson / alto sax
Pat Metheny / guitar
Jason Moran / piano
Harish Raghavan / bass
Nasheet Waits / drums

●Numbers
1.   Mind Free
2.   Creeper
3.   In Your Next Life
4.   Locked Out Of Heaven
5.   Slow
6.   When I Wake (interlude)
7.   Imagine
8.   AloneL
9.   In Between (interlude)
10.  Time
11.  Untitled
12.  Dream Weaver
13.  Shifting Sand

2015年12月 6日 (日)

RUDRESH MAHANTHAPPA / KINSMEN(2008年)

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Musician●Rudresh Mahanthappa(alto sax)
Title●Kinsmen(2008年)
■Amazonより購入


イタリアに生まれアメリカで育ったインド系移民を両親にもつサックス奏者Rudresh Mahanthappa(ルドレシュ・マハンサッパ)の初期作品です。「The Dakshina Ensemble」と称するユニットで、ダブルアルトの相方はインド人の巨匠Kadri Gopalnath。これにおそらくインド系と思われるミュージシャンが加わっています。

Rudresh Mahanthappa / alto sax
Kadri Gopalnath / alto sax
A.Kanyakumari / violin
Rez Abassi / guitar
Poovalur Sriji / mridangam
Carlo De Rosa / bass
Royal Hartigan / drums

Mahanthappa関連作の中ではもっとも「インド臭」が強いと思われるこの作品。前作「Codebook」(2006年)からがらりとメンバーを代えてきました。左側がMahanthappa、右側がGopalnathの2アルト体制ですが、思ったよりも暑苦しさは感じられず、またサイドを固めるギターとヴァイオリンがほどよいスパイスとなって良質なワールドミュージックとして仕上がっています。基本はインドの伝統的音楽をベースにしていますが、フリージャズの要素を織り交ぜることで、適度なテンションを保っているように思います。一方、ハイブロウな熱演を期待する人にとっては、特有のまったり感が退屈に感じられるかも。

●Musicians
Rudresh Mahanthappa / alto sax
Kadri Gopalnath / alto sax
A.Kanyakumari / violin
Rez Abassi / guitar
Poovalur Sriji / mridangam
Carlo De Rosa / bass
Royal Hartigan / drums

●Numbers
1.  Introspection
2.  Ganesha
3.  Rez-Alap
4.  Longing
5.  Snake!
6.  Carlo-Alap
7.  Kalyani
8.  Kanya-Alap
9.  Convergence(Kinsmen)

2015年10月25日 (日)

かみむら泰一 / のどの奥からうまれそうなかんじ(2007年)

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Musician●かみむら泰一(tenor sax)
Title●のどの奥からうまれそうなかんじ(2007年)
■Amazonより購入

前々から気になっていたBen Monder(guitar)客演作をようやく入手しました。かみむら泰一さん(tenor sax)による「のどの奥からうまれそうなかんじ」(2007年)です。恥ずかしながらかみむらさんの存在は知らなかったのですが、サックスや小物による生音とPCやEffecterなどを駆使して音楽活動を行っている東京在住のミュージシャンだそうです。調べてみたら首都圏を中心に精力的なライブ活動を行っているようです。

というわけで完全にBen Monder目当てで入手したわけですが、参加メンバーがさりげなく豪華です。

かみむら泰一 / tenor sax,effects
Drew Gress / bass
Ben Monder / guitar on #1-3,#6-#8
鳥山タケ / drums
市野元彦 / guitar on #2-#3,#4-#5,#8

作風としてはNYCあたりが似合いそうなコンテンポラリー系ジャズなのですが、微妙にリズムを崩してきたりアブストラクトな一面を聴かせたりと、なかなか一筋縄ではいかない感じです。相変わらずBen Monderのギターはのらりくらりとつかみ所がなく、ヌエ的な立ち回りを見せていますが、かみむらさんもその点に期待したのでしょうね。タイトル曲の#4は曲途中から一転してインプロ的な展開になるあたりが面白く感じられました。

●Musicians
かみむら泰一 / tenor sax,effects
Drew Gress / bass
Ben Monder / guitar on #1-3,#6-#8
鳥山タケ / drums
市野元彦 / guitar on #2-#3,#4-#5,#8

●Numbers
1.  顔と顔
2.  La-Mi
3.  お魚
4.  のどの奥からうまれそうなかんじ
5.  Shrimping
6.  Kioka 2
7.  つまりまする
8.  Parents
9.  カエルのまたの下

2015年9月27日 (日)

Rudresh Mahanthappa / Codebook (2006年)

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Musician●Rudresh Mahanthappa(alto sax)
Title●Codebook(2006年)
■Aamzonより購入


イタリアで生を受け、アメリカで育ったインド系サックス奏者Rudresh Mahanthappa(ルドレシュ・マハンサッパ)による2006年の作品。

Rudresh Mahanthappa / alto sax
Vijay Iyer / piano
Francois Moutin / bass
Dan Weiss / drums

Dan WeissはDavid BinneyやMiles Okazakiの作品で名前をよく見かけますね。フランス出身のFrancois MoutinはNguyen LeやMichael Portal,John Abercrombieなど多数共演あり。そいでもってスティーブ・コールマン提唱「M-Bass理論」のマニフェストを認めたVijay Iyerは両親がインド系移民というアメリカ人。ちなみにMahanthappaと同じ1971年生まれだとか。現代ジャズの異能たちが集結しているわけで、面子を語っているだけでワクワクしてきます。

4人中、中心人物2人がインド系ということで、その手の音楽なのかと先入観をもってしまうと思いますが、さにあらず。いい意味で裏切ってくれます。おそらく現代ジャスの先端をひた走っているであろう異能集団が生み出すタイトなポリリズムと斬新なアイディアにあふれたインプロとが渾然一体となって、ひたすら聴く者を圧倒します。緩急自在、急激なリズムチェンジと転調の嵐。すさまじいまでの緊張感が作品全体に漲っています。そこに隠し味的にインド風スパイスが効いてきます。いやー、何度聴いてもこのアルバムの凄さを文字化して伝えるのは難しいです。

●Musicians
Rudresh Mahanthappa / alto sax
Vijay Iyer / piano
Francois Moutin / bass
Dan Weiss / drums

●Number
1. The Decider
2. Refresh
3. Enhanced Performance
4. Further and In Between
5. Play It Again Sam
6. Frontburner
7. D(Dee-Dee)
8. Wait It Through
9. My Sweetest

2015年8月17日 (月)

ROMAN OTT / IF YOU LIVED HERE YOU'D BE HOME BY NOW(2012年)

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Musician●Roman Ott(alto sax)
Title●If You Lived Here You'd Be Home By Now(2012年)
■HMVより購入


最近ではAmazonではなくHMVより物件を仕入れることが多くなっている当欄です。というものHMVのマルチバイ、つまりまとめ買い制度を適用することで、単品をAmazonで買うよりも安くつくことが目立つようなってきたからです。是が非でも早く入手したい音源やHMVでは品切れになっている音源以外は、このマルチバイ作戦を発動することでなんとかしのいでいます。これはAmazonが高くなったというよりも、HMVの企業努力の部分が大きいように思えますがいかがでしょう。

さてさて、ドイツ人サックス奏者Roman Ottです。おそらく日本ではほとんど無名です。もちろん狙いはKurt Rosenwinkelなんですが…。同じRosenwinkel参加作「Seeing People」(2008年)が望外の出来映えだったので、勢いで入手しました。例によって「Fresh Sound New Talent」(FSNT)からのリリースです。2012年11月27日、28日、ポーランドにて録音。

Roman Ott / alto sax
Kurt Rosenwinkel / guitar
Manuel Schmiedel / piano
Lars Guhlcke / bass
Peter Gall / drums

Rosenwinkel参加作という意味での前作から鍵盤楽器奏者が代わっていますが、ほかは同じ面子です。8曲中#8を除く7曲がRoman Ottの作。

「Seeing People」でのKurt Rosenwinkelは5曲のみ参加でしたが、本作では全曲でプレイしています。Rosenwinkel目当ての当欄としては彼の露出が増えていることは大歓迎です。その場の雰囲気を一変させる独特の浮遊感あふれるヌエ的ギターを堪能できます。ただ、全体の楽曲はというと、前作との比較では結構守りに入ってしまったというか、「FSNT」らしい新鮮さは後退してしまっているように思います。ドキドキ感というか、そう来ますか!的な驚きと発見は、前作ほど感じられないのは確かです。楽曲の問題なのか、アレンジの問題なのか。Rosenwinkelのギターは相変わらず素晴らしいので、作品として、楽曲としてもうひと越えほしいところです。欲を言い出したらキリがないことはわかってはいるのですが…。

●Musicians
Roman Ott / alto sax
Kurt Rosenwinkel / guitar
Manuel Schmiedel / piano
Lars Guhlcke / bass
Peter Gall / drums

●Numbers
1.  She's So Good
2.  If You Lived Here You'd Be Home By Now
3.  Prag Song
4.  Rosies
5.  Blues
6.  Old Love
7.  Open Bazar
8.  Love Thy Neighbor

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