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ジャズドラム

2016年5月28日 (土)

Jack DeJohnette / In Movement(2016年)

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Musician●Jack DeJohnette (drums,piano,electronic percussion)
Title●In Movement(2016年)
■Amazonより購入

ECMより新譜が到着しました。Jack DeJohnette、Ravi Coltrane、Matthew GarrisonというColtraneゆかりのミュージシャンによる「In Movement」です。2015年10月、NYCにてレコーディング。プロデューサーはMアイヒャー。アルバム名義は3人共同ですが、ここでは敬意を表してDeJohnetteのリーダー作扱いにしています。

Jack DeJohnette  / drums,piano,electronic percussion
Ravi Coltrane / tenor,soprano and sopranino saxophones
Matthew Garrison / electric bass,electronics

このメンバーで昨年秋の「東京Jazz」に参加していましたね。BSで鑑賞しながらこの3人でアルバムを作ってくれたら嬉しいなと思っていたところ、待望のリリースです。よく考えてみたらRavi Coltraneは50歳前後、Matthew Garrisonも40代半ばとそれなりの年齢になっているんですね。感慨深いものがあります。

いきなりColtraneの「Alabama」からスタートするこのアルバム。一聴すると60年代後半のスピリッチャルジャズという塩梅ですが、ECMのブランドイメージの枠組みを意識しているのかフリーに行きすぎないようにRavi ColtraneとMatthew Garrisonの2人が上手い具合にコントロールしています。もちろんDeJohnetteも手練れの熟練技で上手い具合に着地点を見いだしているように感じます。そもそもこの面子によるアルバムが、ECMからリリースされたこと自体が驚きですし、メンバーが繰り出す激しいインプロの嵐はかなり聴き応えがあります。

ちなみに#5「Serpentine Fire」はEarth,Wind & Fireの曲で今年亡くなったモーリス・ホワイトに対する追悼の意味があるようです。#3「The Two Jimmys」はDeJohnetteのオリジナルでJimi HendrixとJimmy Garrisonに対するオマージュ。そして#7「Rashied」はお察しのようにRashied Aliへのトリビュートソングになっています。個人的にはGarrisonの爆音ベースが五臓六腑をえぐる#1「Alabama」がベストです。

●Musicians
Jack DeJohnette  / drums,piano,electronic percussion
Ravi Coltrane / tenor,soprano and sopranino saxophones
Matthew Garrison / electric bass,electronics

●Numbers
1.  Alabama
2.  In Movement
3.  Two Jimmys
4.  Blue In Green
5.  Serpentine Fire
6.  Lydia
7.  Rashied
8.  SoulfulBallad

2016年5月 8日 (日)

Donald Edwards / Evolution Of An Influenced Mind(2014年)

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Musician●Donald Edwards(drums)
Title●Evolution Of An Influenced Mind(2014年)
■Amazonより購入


Criss Cross盤を何枚かオーダーしていて最近届いたうちの1枚です。家庭の事情やらなんやらで時間がなかなか確保できず、アップできずにいました。

Donald Edwards(drums)って初聴きかなと思いきや、Dayna Stephensの「Today Is Tomorrow」ですでに聴いていました。どうもドラム奏者のリーダー作となると駄作に終わるケースが多いのではと個人的には思っているのですが、今回は完全にメンツ買いです。2013年10月28日、レコーディング。

Donald Edwards / drums
Walter Smith III  / tenor sax
David Gilmore / guitar
Orrin Evans / piano
Eric Revis / bass

ここにきて“確変モテ期”に突入したDavid Gilmoreの露出が増えていてうれしい限りなのですが、彼の参加がなかったら完全にスルーしていたでしょうね。Walter Smith IIIはEric Harlandの「Voyager Live By Night」で、Eric RevisはKurt Rosenwinkelのバンドでお馴染みです。

Donald Edwards自身はこれが3枚目のリーダー作だそうですが、聴かれるのは現代NYCジャズの典型という感じです。じゃあ、現代NYCジャズってなによと聞かれると答えに窮してしまうのですが、メーンストリームからやや外れた先鋭的なジャズとでも言いましょうか。でも、一言で括れないあたりが魅力だったりするわけです。お目当てのDavid Gilmoreは結構ジャズ寄りのプレイを聴かせていて、自身のリーダー作での「M-BASE派」的なプレイと聴き比べると面白いかも。珍しく息の長いソロギターを聴かせてくれるのですが、これが意外と流麗なので驚かされます。ギターだけで言えば速いパッセージが目まぐるしい#5が私の中でベスト。

個人的に興味をもったのは鍵盤のOrrin Evans。おそらく初聴きなんですが、的確なサポートの中にきっちりと自己主張を忍ばせるあたりが憎いですね。少しばかりRichard Beirachフォロワーではないかと思わせるポイントが数カ所。ゴスペル的なヴォイスでスタートする#1はColtraneの「OM」を意識したのでしょうか。唯一のOrrin Evans作#8はちょっと怪しげでスピリッチャルな異色曲ですね。

●Musicians
Donald Edwards / drums
Walter Smith III  / tenor sax
David Gilmore / guitar
Orrin Evans / piano
Eric Revis / bass

●Numbers
1.  American Drum Call to Mama
2.  History of the Future
3.  Niecee
4.  The Dream
5.  The Essential Passion
6.  Dock's House
7.  Nichtmare of Fun
8.  When
9.  Culmination for Now
10. Not Really Gumbo
11. Truth of Consequence

2016年2月28日 (日)

Kendrick Scott Oracle / We Are The Drum(2015年)

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Musician●Kendrick Scott Oracle(drums)
Title●We Are The Drum(2015年)
■Amazonより購入

NYCで活躍するドラム奏者、Kendrick Scott率いるユニット音源です。2015年リリース。Kendrick Scottの名前はいわゆるブルックリン派ミュージシャンのアルバムでちょいちょい見かけていましたが、リーダー作は初聴きです。Kendrick Scott Oracle名義としては3作目にあたるようです。ハービー・ハンコックのバックを務め、最近は山中千尋のツアーにも同行しているとか。

Kendrick Scott / drums
Taylor Eigsti / piano
Michael Moreno / guitar
John Ellis / sax
Joe Sanders / bass
Lizz Wright / vocal on #3

ギターの「Mike Moreno」が「Michael Moreno」と表記されているのはいわゆる一つの契約的な問題があったのでしょうね。これにJohn Ellisが加われば聴こえてくるであろう音は自ずと想像できてしまいます。まあ、この二人目当てに購入したのも事実なんですが。

さて、拝聴。いわゆるドラム奏者のリーダー作というとかつてのTony Williamsのアルバムのように我が我がと言わんばかりにドシャドシャとドラムが前面に押し出された内容を想像してしまう向きは、私のような旧世代。このアルバムは見事に細部にわたってコントロールされた、アンサンブル重視の作品に仕上がっています。簡単に言ってしまえばNYCを中心とした現代ジャズアルバムなんですが、ゲストミュージシャンが織りなす繊細なフレーズのやり取りが何とも心地良い雰囲気を醸し出しています。

当欄の目当ては「Michael Moreno」なんですが、相変わらず繊細すぎるフレーズを随所で披露してくれています。ただ、この作品の前提はアンサンブル重視なので、あくまでも控えめに。弾きまくるMike Morenoに触れたいのなら彼のリーダー作を聴くべきでしょう。全体をとおしてじっくりと聴いてみると、曲構成も恐ろしく複雑でテクニカルな演奏が繰り広げられているにも関わらず、そんなことを微塵も感じさせない見事なアレンジに感服の一語。うるさ型のジャズファンも、ちょっとしたNYCジャズの香りを楽しみたい人も、双方を満足させる力量に脱帽です。年齢を見たら1980年生まれなので御年36歳。若いのにやりおるな~。個人的に気に入ったのはMorenoの十八番浮遊系ギターが素晴らしい#4「Mantra」、変則リズムとスリリングな展開が心地良い#6「Never Catch Me」、劇的で美しい展開が見事な#8「Milton」、Moreno作でMorenoの新譜のタイトル曲#9「Lotus」あたりです。あっ、唯一のボーカル入り曲#3「This Song In Me」でのLizz Wrightの歌声も曲の雰囲気に見事にマッチしていて好きです。




●Musicians
Kendrick Scott / drums
Taylor Eigsti / piano
Michael Moreno / guitar
John Ellis / sax
Joe Sanders / bass
Lizz Wright / vocal on #3

●Numbers
1.  We Are The Drum
2.  Make Believe
3.  This Song In Me
4.  Mantra
5.  The Long Shadow
6.  Never Catch Me
7.  Touched By An Angel(For Maya)
8.  Milton
9.  Lotus
10. Synchrony
11. Touched By An Angel

2014年6月28日 (土)

Tim Millerが参加。Aldo Romano「Corners」

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Musician●Aldo Romano(drums)
Title●Corners(1999年)
■Amazon Franceより購入


イタリアのベテラン打楽器奏者、Aldo Romano(アルド・ロマーノ)による作品です。1999年、フランスの老舗「Label Bleu」よりリリースされています。Aldo Romanoってあまり聴いたことがないな~と思いきや、John AbercrombieやNgyuen Leとの共演作で耳馴染みでした(汗)

というわけで参加メンバーを。
Aldo Romano / drums
Mauro Negri / clarinett
Ronnie Patterson / piano
Tim Miller / guitar
Michel Benita / bass

というカルテット構成です。ベース奏者のMichel Benitaは「Label Bleu」のお家芸「ライ音楽」ではそれなりに知られた存在です。Tim Millerはアメリカ人ながらその低体温系プレイで異彩を放つギタリストですね。

というわけで拝聴。Romano自身によればタイトルは“世界の街角”を意識したものだそうです。ジャケット写真をあらためて見たら、写っているのは何と銀座の夜景ではないですか!肝心の音のほうはいかにも「Label Bleu」らしい欧州系無国籍ジャズ。冒頭のフランス語によるSEがいかにもそれらしい雰囲気を醸し出しています。ギターのTim Millerは相変わらず力が抜けきったフレーズを披露してくれています。無国籍というか、クールというか、やっぱり低体温系というか。絶対に力むことなく、粛々とフレーズを紡ぎ続けています。時間帯的には間違いなく夜10時過ぎのイメージですね。とらえどころなくウネウネと浮遊しまくる独自のプレイスタイルは、こうしたアルバムによくマッチしていると思います。

●Musicias
Aldo Romano / drums
Mauro Negri / clarinett
Ronnie Patterson / piano
Tim Miller / guitar
Michel Benita / bass

●Numbers
1.  Port au Prince
2.  Petionville
3.  Inside Out
4.  Song for Elis
5.  Brothers of Land (Camp David)
6.  Bianconiglio
7.  Storyville
8.  Blue Bamboo Blue
9.  Il Ritorno
10. Campo dei Fiori
11. Pietralata
12. Pioggia Sul' Pineto
13. Positano
14. Tompkins Square
15. Belleville

2014年4月20日 (日)

Eric Harland / Voyager Live by Night(2008年)

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Musician●Eric Harland(drums)
Title●Voyager Live by Night(2008年)
■Amazonより購入


現代ジャズのメーンストリームで活躍する打楽器奏者Eric Harland(エリック・ハーランド)の初リーダー作です。プレスCDは2011年に「Space Time Record」よりリリースされていますが、先行して配信販売されていたようですね。2008年10月19日~22日にかけてパリの「Sunside Club」というジャズクラブでのライブ音源です。Eric Harlamdは1976年アメリカ生まれということですから、当年とって38歳の若手ミュージシャンですがマッコイ・タイナーなどのサポートメンバーを務めるなど重鎮から重宝されている新進気鋭です。

例によって参加メンバーをあげてみましょう。
Eric Harland / drums
Walter Smith Ⅲ / tenor sax
Julian Lage / guitar
Taylor Eigsti / piano
Harish Raghavan / bass

という面々。一般的にはまだまだ無名のミュージシャンばかりですが、それもそのはず。Harland以外は全員が80年代生まれという若きミュージシャンばかりです。ギターのJulian Lageは名前だけを辛うじて知っていて、実は彼目当てで購入したのですが、Gary Burtonのバンドでも活躍しているようですね。

というわけで全員が20代、30代でジャズ界では超若手ミュージシャンばかりということになりますが、聴いてみるとこれが実にエネルギッシュかつ新鮮。一聴すると若さにまかせてがむしゃらに疾走しているようにも受け取られますし、ライブ録音ならではの、若さゆえアラもないわけではありません。でもそんな些細なことを言及することが恥ずかしくなるくらい、素晴らしいプレイの連続にただただ圧倒されます。躍動するリズム隊、ギターのJulian Lageの圧倒的なギターソロ、センスの塊のようなTaylor Eigstiのピアノ。どれをとっても素晴らしいの一語に尽きます。それぞれのメンバーの今後の成長ぶるを見守りたくなるような気分にさせる、煌びやかな原石がたくさん詰まっています。


●Musicians
Eric Harland / drums
Walter Smith Ⅲ / tenor sax
Julian Lage / guitar
Taylor Eigsti / piano
Harish Raghavan / bass

●Numbers
1.  Treachery
2.  Intermezzo 1
3.  Turn Signal
4.  Voyager
5.  Intermezzo 2
6.  Development
7.  Eclipse
8.  Intermezzo 3
9.  Cyclic Episode
10. Get your hopes up
     Part 1 Part2 Part3 Part4

2014年3月 1日 (土)

Cindy Blackmanのリーダー作「Trio+Two」にFUZEが参加

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Musician●Cindy Blackman(drums,percussions)
Title●Trio+Two(1990年)
■Amazon USAより購入


“女トニー・ウィリアムス”の異名をもつ打楽器奏者、Cindy Blackman(シンディ・ブラックマン)による1990年の作品です。どうしてそのような異名をもつのか聴くかぎりはよく理解できないのですが、Terri Lyne Carringtonと並んでこの業界では姉御的存在として有名な人です。そうそう、その昔、レニー・クラヴィッツのバックでとても人間ワザとは思えないドラムを叩いていた黒人女性といえばわかりやすいかもしれません。いまは2010年にステージ上でプロポーズされたカルロス・サンタナの奥さんになっています。

例によって参加メンバーをあげますと、
Santi Debriano(bass)
David“FUZE”Fiuczynski(guitar)
Greg Osby(alto saxophone)
Jerry Gonzalez(conga)
という面々です。
もちろん“FUZE”が参加していることが購入時のポイントです。

Cindy Blackmanのほかの作品を聴いたわけではないので、比較対象がないのですが、とても面白い作品に仕上がっていると思います。基本はよくあるコンテンポラリー&ファンクジャズと言ってしまうと実も蓋もななくなってしまいますが、そこにFUZEという劇薬的なスパイスが加わることによって、妙チクリンな奇天烈音楽に化けるから、あら不思議。変拍子とFUZEの変態ギターが相乗効果をもたらして、面白味が何倍にもなっていると思います。

この作品、上原ひろみ作品と同様に、よくも悪くもFUZEが好きか嫌いかでリスナーの評価が大きく分かれてしまうのですが、FUZE好きなら押さえておきたい1枚ですね。どうやら最近は別ジャケットで流通しているようですが、私が所有しているのはオリジナルデザインなのでしょうか。

ついでにレニー・クラヴィッツの動画も貼っておきます

●Musicians
Cindy Blackman / drums
Santi Debriano / bass
David“FUZE”Fiuczynski / guitar
Greg Osby / alto saxophone on #1,#2,#7
Jerry Gonzalez / conga on #5

●Numbers
1.    Possession
2.    Anna
3.    Next Time Forever
4.    Chorillo
5.    Dreams So Real
6.    The Quest
7.    Timbuktu
8.    I Hear A Rhapsody

2014年1月10日 (金)

TBM復刻シリーズで日野元彦「流氷」がリイシュー

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Musician●日野元彦(drums)
Title●流氷(1976年)
■Amazonより購入


第7期を迎えた我らがディスクユニオンの「TBM復刻シリーズ」で、ついに日野元彦「流氷」が再発売されました。日野元彦名義としては3枚目のアルバムで、1976年2月7日、根室市民会館でのライブ音源です。参加メンバーは山口真文(tenor sax)、清水靖晃(tenor,soprano sax)、渡辺香津美(guitar)、井野信義(bass)という構成。昨年、キングレコードがAKB48で得たアブク銭でもって立ち上げた「King Vintage Jazz Collector's Edition」から名盤「TOKO」(1975年)を再発売されましたが、この「流氷」も当然のことながら復刻が待ち望まれていたわけです。でもって、2曲も未発表のボーナストラックがついています。こんな貴重な音源が残っていたとは!

ここで繰り広げられているのは壮絶なジャズロック。若き渡辺香津美のギターはウネリにウネっています。多少のミスタッチなども勢いで何とかしてしまうガチンコでド迫力の演奏にただただ驚かされます。ちなみに#5「New Moon」はSteve Grossmanの曲です♪

●Musicians
日野元彦 / drums
山口真文 / tenor sax
清水靖晃 / tenor,soprano sax
渡辺香津美 / guitar
井野信義 / bass

●Numbers
1.  Ryuhyo Sailing Ice
2.  Soul Train
3.  Rio Rome
4.  Milky Shade
5.  New Moon

2013年7月20日 (土)

Trilok Gurtuのリーダー作「Kathak」

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Musician●Trilok Gurtu(drums,percussins)
Title●Kathak(1998年)
■ディスクユニオンで購入


インド出身のパーカッション奏者Trilok Gurtu(トリロク・グルトゥ)の名前が知られるようになったのは「OREGON」のコリン・ウォルコットが不慮の事故で亡くなってしまい、その後釜として加入してからではないかと思われます。その後、インドマニアのJohn McLaughlinとの共演(「Live at the Royal Festival Hall」「Que Alegria」)やJan GarbarekやJoe Zawinulの作品でも名前を見つけることができます。

1998年にリリースされたこの「Kathak」は1曲のみですがSteve Lukatherが参加しています。Lukather自体の存在感は大したことことはないのですが、アルバム全体に漂うエスニカルというかインド趣味全開の音づくりはかなり珍妙で面白い仕上がりになっています。もちろん例のインド風チャット「タケダタケダタタタ…」もほとんどの曲で入っています。

Trilok Gurtuのお勧め盤としてはパット・メセニーが参加した「Crazy Saints」もぜひ。こちらは中近東風のサウンドで怪しさ全開。かなり楽しめます。
 
●Musicians
Trilok Gurtu / drums,tabla,percussions,voice
Jaya Deva / ganawa,voice,guitar
Kai Eckhardt de Camargo / bass
Ravi Chary / sitar,harmonium
Neneh Cherry / voice
Shobha Gurtu / voice
Steve Lukather / guitar on #3
Theodosii Spassov / kaval on #3,#7

●Numbers
1.  Ganapati
2.  You,Remember This
3.  Seven Brings Return
4.  Shunyai
5.  Who Knows The Mind
6.  Kathak
7.  Brasilian

2013年2月22日 (金)

クリポタやAdam Rogersが参加。Clarence Pennの「Dali In Cobble Hill」

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Musician●Clarence Penn(drums,percussions)
Title●Dali In Cobble Hill(2012年)
■Amazonより購入


最近はやたらと「Criss Cross」づいている当欄ですが「ブルックリン派」を代表する打楽器奏者Clarence Penn(クラリス・ペン)のリーダー作を「メンツ買い」しました。メンバーはChris Potter(sax,bass clarinet)、Adam Rogers(guitar)、Ben Street(drums)とくればCriss Crossの大看板ばかりでこれを聴かない手はありえません。2012年2月2日、NYCブルックリンでレコーディングされています。迂闊にも初めて気がつきましたがCriss Crossってオランダのレーベルなんですね。

Clarence PennもAdam Rogersもそれぞれのリーダー作において相互に客演している仲なので、抜群のコンビネーションと凄まじい突進力で聴く者を圧倒します。特に#1「The B 61」での圧巻のポリリズムにはただただ唖然とするばかり。Clarence Pennのドラムって客演のときはあまり意識しなかったのですが、実に自由奔放なプレイをする人なんですね。のたうち回るように支えるベースのBen Streetも素敵です。それよりも何よりもクリポタことChris Potterのサックスが吠えること吠えること。凄い圧力でグイグイと攻め込んできます。窒息死寸前までクリポタがひとしきり吠えまくった後、今度はAdam Rogersが満を持して登場。これはRogersのリーダー作ではないかと錯覚してしまうほど、これまた息の長いギターソロを展開しています。極端な話、この曲を聴けただけで大満足でした♪


●Musicians
Clarence Penn / drums,percussions
Chris Potter / sax,bass clarinet
Adam Rogers / guitar
Ben Street / drums

●Numbers
1.  The B 61
2.  Cobble Hill
3.  A Walk On The B-H-P
4.  Dali
5.  I Hear Music
6.  Mr.C
7.  Persistence Of Memory
8.  My Romance
9.  Solato's Morning Blues
10. Zoom Zoom

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2012年8月26日 (日)

日野元彦「TOKO」が再CD化

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Musician●日野元彦(drums)
Title●TOKO(1975年)
■Amazonより購入


近年になって日本のジャズが見直されているのでしょうか。それとも私のような初老世代をターゲットとした音源が掘り起こされているのでしょうか。KINGレコードが「King Vintage Jazz Collector's Edition」というシリーズを立ち上げて、古き良き日本のジャズの名盤を続々と復刻しています。その中で今回入手したのが、いまは亡き日野元彦さんによる「TOKO」。1975年7月20日、合歓の里で行われたフェスティバルに参加したときのライブ音源です。

この盤については以前の記事でお伝えしたので詳細は避けますが、やはり何度聴いても素晴らしいの一語。明らかにMahavishnu Orchestraあたりの強い影響を感じさせるド迫力のガチンコ勝負には鳥肌が立ちます渡辺香津美、鈴木勲の好サポートも見事。。で、これが1500円というのは破格の値段です。その代わり、一切のライナーなどは付いていませんが、元よりそのような余計な付き物には興味がないので、むしろ大歓迎です。この勢いで名盤「流氷」も復刻してほしいのですが…。

●Musicians
日野元彦 / drums
渡辺香津美 / guitar
益田幹夫 / keyboards
鈴木勲 / bass

●Numbers
1.  You Make Me So Sad
2.  Olive's Step
3.  Endless Way

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