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ロック

2016年9月17日 (土)

The Beatles / Live at the Hollywood Bowl(1964年&1965年)

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Musician●The Beatles
Title●Live at the Hollywood Bowl(1964年&1965年)
■Amazonより購入


ご存じThe Beatlesの幻のライブ音源で長らくCD化が待たれていた「Live at the Hollywood Bowl」がやっと復刻しました。しかも4曲ボーナストラック付きで。オリジナル盤は1977年発売なので39年ぶりの復活なのですが、今回のリマスター作業でのキーパーソンがジョージ・マーティンの息子、ジャイルズだということも感慨深いものがあります。

肝心のリマスター効果ですが、ジャイルズの「できるだけ原音に忠実に」という方針がここでも貫かれていて、リスナーの大半を占めるであろう中高年の耳にも優しい仕上がりです。ややベースの音が強調されているように思えるのは気のせいでしょうか。元々の音源は父ジョージが観客の嬌声にかき消されていた彼らのプレイをそれこそ掘り起こすように再現したものですが、ジャイルズが父の遺産を見事に受け継ぎ、素晴らしい作品として世に送り出してくれました。もう感謝の気持ちしかありません。

ボーナストラックの4曲もオリジナルと比べても遜色ない出来なんですが、当然今回リリースされなかった曲も存在するわけで、「完全版」が出てくる可能性は否定できません。まぁ、あまり期待しないで待っていることにしましょう。

ところで某巨大通販サイトのレビューを読むと、結構辛口な意見が目立ちます。なかでも最も不評なのがジャケットデザイン。やはりオリジナルのほうが良かったとか、秋公開の「EIGHT DAYS A WEEK」の文字が余計だとか。確かにそうなんですが、この盤に関していえば権利関係がアーティスト側にないわけで、こればかりは仕方がないですよね。 あとは、未発表音源をすべて加えたうえで、演奏順に曲順を入れ替えて「完全版」を発売せよとか。いわゆるコンプリート派のコメントです。しかし、あくまでも「Live at the Hollywood Bowl」のリマスター化なので、曲順変更は原作の改変にあたってしまうわけで、それはそれでオリジナル尊重派から不評を買うことになると思いますけどね。個人的には今回のようにボーナストラックという扱いが最善策だと思います。これだけ意見が分かれるのは、いまなお多くの人に愛されている存在だからということに相違ありません。

●Numbers
1.  Twist and Shout
2.  She's a Woman
3.  Dizzy Miss Lizzy
4.  Ticket to Ride
5.  Can't Buy Me Love
6.  Things We Said Today
7.  Roll Over Beethoven
8.  Boys
9.  Hard Day's Night
10. Help!
11. All My Loving
12. She Loves You
13. Long Tall Sally

[Bonus Track]
14. You Can't Do That
15. I Want To Hold Your Hand
16. Everybody's Trying To Be My Baby
17. Baby's In Black

2016年3月 1日 (火)

David Bowie / ★(2016年)

Index
Musician●David Bowie
Title●★(2016年)
■iTunesよりDL


1月10日、69歳で亡くなった希代のトリックスター、David Bowie。その2日前にリリースされた「★」(Blackstar)が遺作となってしまいました。突然の訃報に驚くとともに、死に際まで何ともドラマチックでさすが“スター”は違うな~と思っていました。個人的にはDavid Bowieの存在はグラムロックの流れから出てきたミュージシャンという印象が強く、実はこれまでほとんど聴いたことがありませんでした。初期の頃では「Fame」が印象に残っている程度で、あとはSRVを擁した「Let's Dance」をレンタルしたくらいですね。だから、David Bowieについてあれこれ書くのは何だかおこがましいわけです。

でもって遺作「★」もスルーしようかと思っていたところ、当欄でもたびたび取り上げているNYCアンダーグラウンドで活躍するギタリスト、Ben Monderが参加しているという情報を得て、慌てて購入した次第です。

David Bowie / vocal,guitar,strings arrannge
Donny McCaslin / sax,flute,woodwind
Jason Lindner / piano,organ,keyboards
Tim Lefebvre / bass
Mark Guiliana / drums,percussions
Ben Monder / guitar
Tony Visconti / strings
James Murphy / percussions
Erin Tonkon / vocals

プロデューサーはTony Viscontiが務めていますが、Donny McCaslinやJason Lindner、Ben Monderなどマリア・シュナイダー楽団のメンバーが中心になっています。NYCの先鋭的ジャズミュージシャンとBowieとの接点は定かではありませんが、人脈と人脈とが繋がっていきそれぞれが共演を続けていたところが注目されたのでしょう。そんな彼らを束ねたのがTony Viscontiであり、マリア・シュナイダーということなのでしょう。参加メンバーのほとんどが年齢的に40代後半から50代前半ということで、当然のようにBowieの洗礼を受けており、少年期にはジャズ以前にロックを熱心に聴いていたであろうと思われます。したがって「Bowieのアルバムに参加しないか?」とオファーに対して、彼ら的には二つ返事で応じたことは想像に難くありません。

当欄が注目するのはBen Monderのある種変態的なギタープレイが、Bowieのアルバムにどのようにフィットするかです。#1「★」での不安感を煽るようなコードワークでいきなりMonderの面目躍如という塩梅ですね。曲中Monderは特に目立つわけではないのですが、楽曲としてのカラーを印象づけるうえで冒頭のギターは欠かせません。Donny McCaslinのサックスといい、Mark Guilianaの変態チックなドラミングも、もろにNYCアンダーグラウンドの世界そのままです。

ラスト曲「I Can't Give Everything Away」では最近のMonderとしては珍しくソロをとっていますが、これがまた素晴らしい。少しばかりRobert Fripp卿を感じられるロングトーンは、Monderの1stリーダー作「Flux」(1995年)の時点ですでに披露されていました。Monderの追っかけとしては、ついに大メジャーアルバムで「やってくれました!」と喝采したいと思います。

こちらは1975年にSoul Trainに出演した時の映像。28歳の若さでこれだけの大物感は凄いです

●Musicians
David Bowie / vocal,guitar,strings arrannge
Donny McCaslin / sax,flute,woodwind
Jason Lindner / piano,organ,keyboards
Tim Lefebvre / bass
Mark Guiliana / drums,percussions
Ben Monder / guitar
Tony Visconti / strings
James Murphy / percussions
Erin Tonkon / vocals

●Numbers
1.  ★(Blackstar)
2. 'Tis a Pity She Was a Whore
3.  Lazarus
4.  Sue (Or in a Season of Crime)
5.  Girl Loves Me
6.  Dollar Days
7.  I Can't Give Everything Away

2016年2月27日 (土)

Deep Purple / Live In Osaka(1973年)

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Musician●Deep Purple
Title●Live In Osaka(1973年)
■Amazonより購入


Amazonで突然販売された我らがDeep Purpleの73年来日ライブ音源です。2回目の来日、1973年6月29日、大阪フェスティバルホールでのライブを収録したもので、クレジットには「Excellent Quallity Audience Recording」とあります。というわけで、地下音源の焼き直しということですね。「Top Gear」というスペインの版元よりリリース。

Ian Gillan / vocal
Ritchie Blackmore / guitar
Jon Lord / keyboards
Roger Glover / bass
Ian Paice / drums

という2期メンバーですが、奇しくもこの日がこのメンバーによるラストライブになってしまいました。

ソースが地下音源だけに音質はそれなりという感じで、演奏内容もやはりそれなりという感じ。傑作ライブ「Live In Japan」と比べてしまうのは酷というもので、メンバー間の軋轢がそのままプレイにも出てしまっていて、ファンとしても聴くのは正直辛すぎる作業です。特にBlackmoreのやる気の無さは目を覆うばかりです。

というわけで、あまりお勧めできる物件ではありませんが、不思議なのはAmazonがこんな地下音源の焼き直しを販売したことです。もとより仕入れ数が少なかったのか現在は品切れ中で、ほかの通販サイトでは見あたりません。不思議だな~。

音源を貼っておきますが、上が1972年ライブ(映像はコペンハーゲンライブのオフィシャル)、以下が1973年ライブです。





●Musicians
Ian Gillan / vocal
Ritchie Blackmore / guitar
Jon Lord / keyboards
Roger Glover / bass
Ian Paice / drums

●Numbers
1.  Highway Star
2.  Smoke On The Water
3.  Strange Kind Of Woman
4.  Child In Time
5.  Lagy
6.  Space Truckin'
7.  Gillan's last Speech

2015年11月15日 (日)

THE BEATLES / 1(2015年)

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Musician●The Beatles
Title●1[CD/2 Blu-ray Audio and Video][Limited Edition](2015年)
■Amazonで購入


11月6日、全世界同時発売された「The Beatles 1」の2015年リミックスヴァージョン。もとより2000年に発売された「初代1」は編集盤という商品にまったく興味がない私にとって完全スルー物件でした。2011年の「2代目1」も当然スルーでしたが、「3代目1」にあたる今回は何と映像作品付きだとか。となると、話は俄然違ってきます。そもそも2009年発売の「BOX」で十分すぎるほど満足していたので、いまさらリミックスと言われても正直食傷気味なのですが、観たこともない映像が多数初登場となると、心もざわつきます。というわけで、比較的廉価な輸入盤を緊急購入。

今回は音源よりも映像が目的なので、Blu-rayから鑑賞開始。おそらく非常に熱心なファンにとっては見たことのある映像も多いのだと思いますが、私にとってはほとんどが初見映像。観たことがあるのは「Yesterday」「Strawberry Fields Forever」「All You Need Is Love」「Hey Jude」「Get Back」「Revolution」くらいでしょうか。「Paperback Writer」や「Rain」などは初めて観ることもあって実に新鮮な気分を味わえました。

いやー、素晴らしいの一語ですね。YouTubeを小さなPCで観るよりも、ゆったり大画面で鑑賞するほうが当たり前ですが圧倒的に快適です。

一通り映像を見終わってからCDを聴いてみると、これがまた素晴らしいリミックス効果。原音に忠実に、ということなのでしょう。音の分離と定位もしっかりとしています。やや低音が強調されているように聴こえるのは、逆に言えばこれまで薄い音を聴いていたということなのでしょうか。ベースとドラムが粒立って迫ってきます。はじめの「Love Me Do」あたりではリミックス効果は感じられないのですが、「I Want To Hold Your Hand」あたりから俄然違いが感じられるように。とりわけラスト「The Long and Winding Road」では例のフィル・スペクターアレンジが焦点になりますが、これがまた素晴らしい。試しに2009年リミックス音源と聴き比べてみましたが、出来ばえは雲泥の差です。細部にわたる精緻な再現性には正直驚かされました。これは結果論かもしれませんが、スペクターアレンジは大正解だったのではないかと。ちなみにリミックス作業は“5人目のビートルズ”ジョージ・マーティンの息子、ジャイルズ・マーティンが担当しています。

ところで私が購入したのは5000円台の輸入盤ですが、国内盤は8000円以上もします。輸入盤と国内盤との違いはよくわかりませんが、単にライナーの違いだとしたらこの価格差はちょっと酷いですよね。しかもAmazonでは「Beatles1」の商品名で検索すると輸入盤がなかなかヒットしないように仕組まれているようです。同じような現象はLed Zeppelinのリマスター盤でも見られました。基本的な内容が同じなら廉価な輸入盤を、と考える消費者を何とか騙して高価な国内盤を売りつけようとするAmazonの策略でしょうか。だとしたら、微力ながら私は抵抗します。輸入盤を買うためには商品名ではなく、アーティスト名で検索してみてください。

 
●Numbers
[CD]
1.   Love Me Do
2.   From Me To You
3.   She Loves You
4.   I Want To Hold Your Hand
5.   Can't Buy Me Love
6.   A Hard Day s Night
7.   I Feel Fine
8.   Eight Days A Week
9.   Ticket To Ride
10.  Help!
11.  Yesterday
12.  Day Tripper
13.  We Can Work It Out
14.  Paperback Writer
15.  Yellow Submarine
16.  Eleanor Rigby
17.  Penny Lane
18.  All You Need Is Love
19.  Hello,Goodbye
20.  Lady Madonna
21.  Hey Jude
22.  Get Back
23.  The Ballad of John and Yoko
24.  Something
25.  Come Together
26.  Let It Be
27.  The Long and Winding Road

[Blu-ray 1]
1.   Love Me Do
2.   From Me To You
3.   She Loves You
4.   I Want To Hold Your Hand
5.   Can't Buy Me Love
6.   A Hard Day s Night
7.   I Feel Fine
8.   Eight Days A Week
9.   Ticket To Ride
10.  Help!
11.  Yesterday
12.  Day Tripper
13.  We Can Work It Out
14.  Paperback Writer
15.  Yellow Submarine
16.  Eleanor Rigby
17.  Penny Lane
18.  All You Need Is Love
19.  Hello,Goodbye
20.  Lady Madonna
21.  Hey Jude
22.  Get Back
23.  The Ballad of John and Yoko
24.  Something
25.  Come Together
26.  Let It Be
27.  The Long and Winding Road

[Blu-ray 2]
1.   Twist & Shout
2.   Baby It's You
3.   Words Of Love
4.   Please Please Me
5.   I Feel Fine
6.   Day Tripper
7.   Day Tripper(alternate)
8.   We Can Work It Out
9.   Paperback Writer
10.  Rain
11.  Rain(alternate)
12.  Strawberry Fields Forever
13.  Within You Without You/Tomorrow Never Knows
14.  A Day In The Life
15.  Hello,Goodbye
16.  Hello,Goodbye(alternate)
17.  Hey Bulldog
18.  Hey Jude
19.  Revolution
20.  Get Back
21.  Don't Let Me Down
22.  Free As A Bird
23.  Real Love

2015年8月22日 (土)

RCサクセション / Rhapsody(1980年)

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Musician●RCサクセション
Title●Rhapsody(1980年)
■Amazonより購入


先日8月2日に58歳で亡くなった異能のギタリスト、小川銀次さんを偲ぶシリーズです。やはりこのバンドについて語らないといけないですよね。

小川さんが「RCサクセション」に加入したのは1979年頃。この時期からバンドはデビュー時のフォーク路線から、R&B路線へと大きく舵をとります。「ぼくの好きな先生」などはフォーク期の曲ですよね。小川さんが加入前に、仲井戸麗市さん(guitar)や新井田耕造さん(drums)によってR&B路線の基礎が固まり、仲井戸さんと小川さんとのツインギター体制が出来上がることで、一挙に完成型に至ったわけです。1980年に名曲「雨上がりの夜空に」の大ヒットで、広く世間に名が知られるようになりましたが、折しも時代はパンクブームの最盛期。忌野清志郎さんのファッションや派手なステージアクションも手伝って、パンクの一派と見なされていたように記憶しています。私は清志郎さんのステージ上の動きを見て、ミック・ジャガーの物まねをする人だと思っていました。

「雨上がりの夜空に」に関していえば、当時、小川さんが加入していたことは意識の中にはなかったのですが、同曲はエアチェックして聴いていた記憶があります。そんなわけでこのアルバムです。1980年4月、久保講堂でのライブを収録したものです(実際はスタジオワークがかなり加えられているようですが)。この盤での小川さんの存在感は意外にも希薄です。あくまでも仲井戸さんが第一ギタリストという意識があったのでしょうか。時折、聴こえる小川さんのギターはさすがと思わせるものがありますが、外様的扱いでサポートメンバー的な意識が強かったのかも。実際、ファンの間では、小川さんの早弾きギターはバンドにとって異質なものと受け取られることが多く、ライブで小川さんが弾きまくれば弾きまくるほど、相対的に仲井戸さんの存在感が薄まることを嫌う人が多かったようですね。

実際、当時の小川さんは自身のバンド「Cross Wind」との掛け持ち状態で、あまりの忙しさのためこの「Rhapsody」リリース前後にバンドを脱退してしまいます。そのままバンドに在籍していればと考えないわけではありませんが、そうなると「そして夢の国へ」や「Inner-Wind」などは生まれなかった可能性も大きいわけで、人生の岐路って後々でいろんなことに繋がっていくんだな~と思うわけです。

●Numbers
1.  よォーこそ
2.  エネルギー OH エネルギー
3.  ラプソディー
4.  ボスしけてるぜ
5.  エンジェル
6.  ブン・ブン・ブン
7.  雨上がりの夜空に
8.  上を向いて歩こう
9.  キモちE

2015年3月28日 (土)

DEEP PURPLE / LIVE IN LONG BEACH 1971

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Musician●Deep Purple
Title●Live In Long Beach 1971(2015年)
■Amazonより購入


第2期Deep Purple関連のライブ発掘音源ですね。

このアルバム、Amazonなどでかなり前からアナウンスされていたのでお気づきの方も多いのではないでしょうか。1971年7月30日、カリフォルニアはロングビーチでのライブを収録したものです。ロングビーチというと第3期DPのカリフォルニアジャムのほうが有名かもしれませんね。実際、私も1971年当時のアメリカライブ音源が存在することすら知りませんでした。ところが地下音源としては結構有名な音源だったようで、ラジオ音源にリマスタリング作業を施したうえで今回オフィシャルリリースされました。時期としてはアルバム「Fireball」(1971年)のリリース直後にあたります。「In Rock」はすでにリリースされているのも関わらず、第1期時代の曲が取り上げられているあたりが興味深いですね。

Ritchie Blackmore / guitar
Jon Lord / keyboards
Ian Gillan / vocal
Ian Paice / drums
Roger Glover / bass

という不動のメンバーでお届けしています。

何よりも驚かされるのがIan Paiceがジャケット写真に使用されている点ですよね。長らくDPファンを続けてきた私にとっては仰天驚愕の出来事です。まぁ、Ian Paiceファンにとっては嬉しい限りの出来事だと想像されます。

音質はというと元音源がラジオ放送なので、いくらリマスタリングしたところで、まぁそれなりという感じです。表現が難しいのですが良質な海賊盤という程度ですね。演奏の出来映えのほうは1972年の日本公演と比較してしまうと実も蓋もないのですが、同じ第2期DPでのBBCライブとストックホルムライブとの間くらい、という感じでしょうか。完全に完成された曲として演奏していた1972年以降のライブと比べると、70年~71年頃はちょっとジャムセッション的というか、インプロの応酬的の要素も多く、これはこれで楽しめるのですが…。

というわけで、私なりの結論ですが、手放しで誉めるほどではないけれど、ファンならば一度は聴いたほうがいいかなというレベルです。

ところで海賊盤は2枚組のようでして、今回「Wring That Neck」が残念ながらカットされてしまっています。「Wring That Neck」も長尺の曲だし、これは仕方がないですね。商魂逞しい版元のことですから“完全版”と称して同曲を入れた2CDヴァージョンが発売される可能性もなきにしもあらず…ですが、いかがでしょう。

●Musicians
Ritchie Blackmore / guitar
Jon Lord / keyboards
Ian Gillan / vocal
Ian Paice / drums
Roger Glover / bass

●Numbers
1.  Speed King
2.  Strange Kind Of Woman
3.  Child In Time
4.  Mandrake Root

2014年7月13日 (日)

ZEPの2014年リマスター盤「Led Zeppelin I」を聴く

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Musician●Led Zeppelin
Title●Led Zeppelin I(1968年)
■Amazonより購入


中高年をターゲットにした「リマスター盤商法」が、Jimmy Pageの手によってついにLed Zeppelinの諸作品でもスタートしてしまいました。してしまいました、と書いたもの、私が所有するZEP関連のCDは20年以上前に入手した古い規格ばかりなので、良い音質で聴き直せるという意味ではこれはこれで大歓迎なわけです。しかも、某プログレバンドのように豪華ボックス仕様をどーんと目の前に差し出して「おらおら、おまえら欲しくてたまらんだろ!買えよ!」的な高飛車的な売り方ではなく、インターバルをおきながら年代順に1枚1枚リリースしていく販売方法は、あれこれ吟味する精神的余裕と財布の中身と相談する時間的余裕を与えてくれるので、まだ良心的ではないかと思います。こうした商法の是非はさておいても、実際は歓迎している中高年も多いのではないでしょうか。

といいつつ、やはりどう考えても3000円以上もする国内盤はさすがに高価に感じられるので、例によって某巨大通販サイトに輸入盤を予約オーダー。たしか5月には手元に届く予定だったと記憶していますが、遅れに遅れて6月下旬にやっと到着しました。

ここで思い出したのですが、“中高年HRファンあるある”で必ずと言っていいほど話題になるのが例の終わりなき「ZEP派 vs PURPLE派抗争」。中高生の頃の私は「PURPLE原理主義者」を自認する徹底したPURPLE派だったためなのか、正直言っていまでもZep音源を聴いても若干のアウェイ感は否めません。では、聴かなければいいではないかということになってしまうのですが、先日WOWOWで視聴した「Celebration Day」でどえらく感動してしまい、ここは心を入れ替えてもう一度ちゃんと聴き直そうかという気持ちになったわけです。これってJimmy PageとWOWOWがペアになって仕組んだ巧妙な戦略かしら。

というわけでいまさらですがメンバー紹介。
Jimmy Page / guitar,backing vocal
Robert Plant / vocal,harmonica
John Bonham / drums,backing vocal
John Paul Jones / bass,organ,backing vocal

まずはリマスター効果。手持ちの旧規格盤があまりにしょぼ過ぎるので、比較の対象になりませんが、聴く限りは「原音に忠実な上品なリマスター」という印象です。一時期流行った音圧高め、高音も低音もバキバキとしたドンシャリタイプではなく、中高年の耳にも優しい音作りです。消費者の肉体的老化現象に合わせてくれているとしたら、何と優しい心遣いなのでしょうか。とにかく聴いていて疲れないのがありがたい限りです。聞くところによれば、こうしたリマスターの潮流は、ビートルズのリマスターボックスが契機になっているようです。オリジナルマスターを尊重しつつ、できる限り自然な形で音源をブラッシュアップするという方法です。

今回のリマスター化のもう一つの目玉が、ボーナス音源です。1969年10月10日、パリはオリンピア劇場のライブ音源がついてきます。おそらく熱心なファンの間ではブート盤で有名なのだと思いますが、前述のように徹底的なPURPLE派だった私にとっては当然初めて聴く音源なので実に新鮮でした。

●Musicians
Jimmy Page / guitar,backing vocal
Robert Plant / vocal,harmonica
John Bonham / drums,backing vocal
John Paul Jones / bass,organ,backing vocal

●Numbers
[CD 1]
1.  Good Times Bad Times
2.  Babe I'm Gonna Leave You
3.  You Shook Me
4.  Dazed And Confused
5.  Your Time Is Gonna Come
6.  Black Mountain Side
7.  Communication Breakdown
8.  I Can't Quit You Baby
9.  How Many More Times

[CD 2]
1.  Good Times Bad Times/Communication Breakdown
2.  I Can't Quit You Baby
3.  Heartbreaker
4.  Dazed And Confused
5.  White Summer/Black Mountain Side
6.  You Shook Me
7.  Moby Dick
8.  How Many More Times

2014年6月 8日 (日)

Deep Purple「Live in Japan」の完全版を聴いてみた

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Musician●Deep Purple
Title●Live in Japan 2014 remaster(2014年)
■Amazonより購入


今年はじめにアナウンスされたDeep Purpleの「Live in Japan」完全版。確か3月発売とされていましたが、遅れに遅れて5月28日に発売されました。実はやや安い海外盤を予約注文していたところ、発売直前になってAmazonから「いやいや、君が予約している海外盤のDVDはPAL方式なので君のDVDプレイヤーでは再生できないよ」的なメールが入り、結局は2万円近くする日本盤を買うはめに。まぁ、事前に教えてくれただけでよしとするべきでしょう。何も知らされないで、PAL方式を買わされた時の怒りというかショックはかなりのものだと想像されます。

「Live In Japan」がアンコール曲を追加してリマスター化されたのは確か2002年頃だったと思われます。また、「Live In Japan 完全版」と称して大阪公演と東京公演を分けて収録した「3CDバージョン」も出回っていますが、今回のリマスターは「3CDバージョン」から漏れた6曲を追加したうえでのリマスター化とするのが正確でしょうね。いずれにしろ、初来日から42年経った今、これでやっと3日間のライブ音源がすべて出揃ったわけです。

というわけでいまさらの感もありますが、メンバーのおさらい。
Ritchie Blackmore / guitar
Ian Gillan / vocal
Roger Glover / bass
Jon Lord / organ
Ian Paice / drums

で、中身を紹介しますと、
12インチボックス(LPサイズ)の中には、CD4枚+DVD1枚+7インチシングル復刻盤(A面「Black Night」B面「Woman From Tokyo」)が入っていて、
ほかにも
・60ページ豪華ブックレット
・20ページ・ツアー・プログラムのレプリカ
・ポスター/Deep Purpleファミリー・ツリー
・当時のプレスリリース
・ポスト・カード5枚(日本武道館でのライヴ写真)
・LPバージョンのMP3音源ダウンロードカード(1972年・2013年バージョン)

と、まぁ2万円近くもふんだくるんだから、これだけ入れれば文句も出ないでしょうと言わんばかりのてんこ盛り状態です。いや、文句は言いませんが豪華ブックレットや7インチシングルなんて要らないから少しでも値段を下げて欲しいというのが本音なんですが。ブックレットなんて一回パラパラとめくったらそれでお仕舞いなんですよね。ましてやポストカードなどをもらって喜ぶ御仁などこの世に存在するのでしょうか。ちなみにファミリー・ツリーとはサラブレッドの血統表みたいなもので、メンバーの変遷や派生グループが一覧となって見られるものです。

肝心のリマスター効果ですが、「3CDバージョン」の音質はお世辞にも良好とは言えなかっただけに、よくぞここまで良くしてくれたと手放しで褒めちぎりたいと思います。大音量で聴くほど、その素晴らしさが実感できるはずです。「Child In Time」でIan Gillanが叩くコンガがしっかりと確認できたのは軽く感動してしまいました。従来盤「Live In Japan」と違い、音の定位は左右が逆、つまり客席で聴いている状態に。また、曲順も従来盤と違い演奏順に変わっています。また、巷間ささやかれている従来盤と「3CDバージョン」のピッチの違い(3CDバージョンのほうがやや遅いという噂)は判別不能でした。

高価すぎるのが難点なのですが、従来盤「Live In Japan」をすり切れるほど聴きまくった世代にとっては、やはり入手する価値は十分すぎるほどありますね。これだけは断言できます。間もなくZEPのリマスター盤がリリースされますが、ホント中高年にとって受難の時が続きます。ZEPに関しては内容的に大差なしと判断して、高価な国内盤はやめて輸入盤にシフトしました。

ところで、海外の配信サイトから無料ダウンロード権(同梱のカードにサイトのアドレスとパスワードが印刷されています)を与えられているのですが、これが時間がかかりすぎて一向にダウンロードできません。2.4GBもある音源データってどんなもんなのでしょうね。そのサイト、アナログ音源専門の配信サイトなのですが、いったいどんな人が利用しているのでしょう。まぁ、こちらは気長にチャレンジしてみます。

<後日談>件の無料ダウンロードですが、何度かチャレンジして何とかダウンロードが完了しました。何度も失敗した原因は拙宅の貧弱なネットワーク環境にあったのだと思われます。ただし音源ファイルは「WAV」なので、iPhoneなどで聴く場合は「MP3」などに変換する必要があるようです。また、ピットレート値がかなり高いので、これも調整する必要があります。この機会をもちまして、こうした音源データについても勉強することができました。

●Musicians
Ritchie Blackmore / guitar
Ian Gillan / vocal
Roger Glover / bass
Jon Lord / organ
Ian Paice /.drums

●Numbers
[Disc 1] 大阪フェスティバル・ホール(1972年8月15日)
1.  Highway Star
2.  Smoke on The Water
3.  Child In Time
4.  The Mule (Drum Solo)
5.  Strange Kind Of Woman
6.  Lazy
7.  Space Truckin’

[Disc 2] 大阪フェスティバル・ホール(1972年8月16日)
1.  Highway Star
2.  Smoke on The Water
3.  Child In Time
4.  The Mule (Drum Solo)
5.  Strange Kind Of Woman
6.  Lazy
7.  Space Truckin’

[Disc 3] 日本武道館(1972年8月17日)
1.  Highway Star
2.  Smoke on The Water
3.  Child In Time
4.  The Mule (Drum Solo)
5.  Strange Kind Of Woman
6.  Lazy
7.  Space Truckin’

[Disc 4] Encores from all three nights
1.  Black Night - Osaka,August 15
2.  Speed King - Osaka,August 15
3.  Black Night - Osaka,August 16
4.  Lucille - Osaka,August 16
5.  Black Night - Tokyo,August 17
6.  Speed King - Tokyo,August 17

[Disc 5](DVD) ※Wikiより転載
Made in Japan - The Rise of Deep Purple MK II documentary
Smoke On the Water (Official clip)
The Revolution Germany 1972 (Small documentary piece from Boblingen Sporthalle Stuttgart 10th February 1972)
Smoke On the Water (Live clip from Hoftsra University 29th May 1973)

●7″Record Store Day single
Side one:Black Night - Tokyo,August 17
Side two:Woman From Tokyo

2014年2月15日 (土)

ブッチャーカヴァーの「Yesterday And Today」(The Beatles)を入手

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Musician●The Beatles
Title●Yesterday And Today(2014年)
■Amazonより購入


昨年末から今年にかけて吹き荒れる「The Beatles旋風」によって中高年の財布が寒風にさらされています。今回、ご紹介するのは「The Beatles」の「Yesterday And Today」です。ご存じの通り米キャピタルレコードが「アメリカ編集盤」としてリリースしていたもので、今年になって“全編集作品”がCD化されました。好事家の方たちはボックスセットで一挙に全点揃えるところですが、なかなかそうもいかないのが現実。懐具合が気になっていたところ、バラ売りもしていたので早速入手してみました。オリジナルリリースは1966年6月20日。時期的にはアルバム「リボルバー」の頃ということになります。

内容はというと曲目をご覧になっておわかりのように「ヘルプ」「ラバーソウル」「リボルバー」から音源を寄せ集めてきてランダムにまとめたもの。曲順に何か意図的なものがあるのかどうかは今となっては分かりません。問題はアルバムジャケットで、ご覧の通り醜悪でグロテスクなものに仕上がっています。このアルバムが各レコード店に搬入されたところ「こんなジャケットのレコードを売ることはできない」というクレームjが相次ぎ、急遽、発売日前に回収されたという「いわく付き」の編集盤です。しかし、回収が間に合わずにごく少量が初回出荷分として市場に出回ってしまい、“幻のレコード”としてプレミア付きでマニア館でトレードされてきたそうです。これが世に言う「ブッチャー・カヴァー」です。アルバム自体は新しいジャケットデザインに差し替えられたものが、正規盤として発売されています。

いまでは信じられないことですが、当時イギリス本国とアメリカではそれぞれがタイトル、ジャケット、曲目、曲順が違う「作品」が出回っていたことになるわけです。これは権利関係が曖昧だったことが大きな要因ですが、ミュージシャンとしての「作家性」、アルバムとしての「作品性」「同一性」が当時は軽視されていたことも要素として見逃せません。この「ブッチャー・カヴァー」の一件がきっかけになったのかは定かではありませんが、続く「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」(1967年)から全世界共通の作品としてリリースされるようになりました。このように書くと、アメリカのキャピタルレコードはとんでもない会社だということになりますが、日本の東芝EMIはシングル4曲を適当にカップリングしたうえで、45回転から33回転へと回転数を落とした(つまり音質が悪くなります)編集盤を“勝手に”発売していた前科があります。

今回のCD化にあたって「mono mix」「stereo mix」の2種が収録されていますが、問題は別ミックス音源の存在でしょう。「I'm Only Sleeping」のmonoは明らかにオリジナルと違います。想像に過ぎませんが、多重録音の音源をミックスしたときに人為的な「ミス」が生じたのでしょう。そういえば、「Yesterday」のミックスも何となく怪しいなぁと思うのですが、いかがでしょうか。

冒頭で触れたように、今回キャピタルの編集盤がボックスセットになって売り出されていますが、個人的にはこの「Yesterday And Today」で十分です。

●Musicians
Paul McCartney / bass,vocal
John Lennon / guitar,vocal
George Harrison / guitar,vocal
Ringo Starr / drums,vocal

●Numbers
1.  Drive My Car (mono mix)
2.  I'm Only Sleeping (mono mix)
3.  Nowhere Man (mono mix)
4.  Doctor Robert (mono mix)
5.  Yesterday (mono mix)
6.  Act Naturally (mono mix)
7.  And Your Bird Can Sing (mono mix)
8.  If I Needed Someone (mono mix)
9.  We Can Work It Out (mono mix)
10. What Goes On (mono mix)
11. Day Tripper (mono mix)
12. Drive My Car (stereo mix)
13. I’m Only Sleeping (stereo mix)
14. Nowhere Man (stereo mix)
15. Doctor Robert (stereo mix)
16. Yesterday (stereo mix)
17. Act Naturally (stereo mix)
18. And Your Bird Can Sing (stereo mix)
19. If I Needed Someone (stereo mix)
20. We Can Work It Out (stereo mix)
21. What Goes On (stereo mix)
22. Day Tripper (stereo mix)

2014年1月18日 (土)

著作権保護延長狙い?The Beatlesの「On Air Live At The BBC Volume2」

R0013205
Musician●The Beatles
Title●On Air Live At The BBC Volume2(2013年)
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昨年末は“ビートルズ祭り”という感じでしたね。「BBCライブ」を収めた「On Air Live At The BBC Volume2」が2013年11月に発売されたのも録音後50年間という著作権保護期間の延長という商売上の意図があったのだと思われます。とは言え「Vol.1」もそこそこの話題になりましたし、「Vol.2」もポール・マッカートニー来日が追い風になってそこそこのセールスを上げたのではないでしょうか。実際、リアルCD屋の店頭ではちょっとしたフェアを開催したりして盛り上げていました。「Vol.1」とのセット販売もしていましたね。

さて、このアルバム、日本盤帯では「初の公式リリース曲」として「I'm Talking About You」と「Beautiful Dreamer」の2曲をあげていますが、そもそも「I'm Talking About You」はチャック・ベリー、「Beautiful Dreamer」はスティーヴン・フォスターのカバー曲ですし、「I'm Talking About You」は「Cavan Club」のライブアルバムでかなり昔に公式リリースされています。また63曲収録と謳いながら、楽曲は実質40曲で、残り23曲はラジオ音源から抜粋したトークという内容。これで3000円という強気の価格設定は“さすがアップル”としか言いようがありません。ラジオ音源の宿命から途中でフェードアウトしてしまう曲もあり、それを念頭に置いて聴きましょう。

●Musicians
Paul McCartney / bass,vocal
John Lennon / guitar,vocal
George Harrison / guitar,vocal
Ringo Starr / drums,vocal

●Numbers
[Disc 1]
1.  And Here We Are Again (speech)
2.  Words Of Love
3.  How About It, Gorgeous? (speech)
4.  Do You Want To Know A Secet
5.  Lucille
6.  Hey, Paul… (speech)
7.  Aana (Go To Him)
8.  Hello! (speech)
9.  Please Please Me
10. Misery
11. I'm Talking About You
12. A Real Treat (speech)
13. Boys
14. Absolutely Fab (speech)
15. Chains
16. Ask Me Why
17. Till There Was You
18. Lend Me Your Comb
19. Lower 5E (speech)
20. The Hippy Hippy Shake
21. Roll Over Beethoven
22. There's A Place
23. Bumper Bundle (speech)
24. P.S.I Love You
25. Please Mister Postman
26. Beautiful Dreamer
27. Devil In Her Heart
28. The 49 Weeks (speech)
29. Sure To Fall (In Love With You)
30. Never Mind, Eh? (speech)
31. Twist And Shout
32. Bye,Bye (speech)
33. John - Pop Profile (speech)
34. George - Pop Profile (speech)

[Disc 2]
1.  I Saw Her Standing There
2.  Glad All Over
3.  Lift Lid Again (speech)
4.  I'll Get You
5.  She Loves You
6.  Memphis,Tennessee
7.  Happy Birthday Dear Saturday Club
8.  Now Hush,Hush (speech)
9.  From Me To You
10. Money (THHat's What I Want)
11. I Want To Hold Your Hand
12. Brian Bathtubes (speech)
13. This Boy
14. If I Wasn't In America (speech)
15. I Got A Woman
16. Long Tall Sally
17. If I Fell
18. A Hard Job Writing Them (speech)
19. And I Love Her
20. Oh, Can't We? Yes We Can (speech)
21. You Can't Do That
22. Honey Don't
23. I'll Follow The Sun
24. Green With Black Shutters (speech)
25. Kansas City /Hey-Hey-Hey-Hey!
26. That's What We're Here For (speech)
27. I Feel Fine (studio outtake)
28. Paul - Pop Profile (speech)
29. Ringo - Pop Profile (speech)

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