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Musician●King Crimson
Title●Radical Action (to Unseat The Hold of Monkey Mind)(2016年)
■Amazonより購入
「Live In Toronto」が望外の出来映えで私のKC愛を復活させてくれたKing Crimson。そんな中高年の心理状態を見透かしたかのようにリリースされたのが、このRadical Action (to Unseat The Hold of Monkey Mind)です。2016年リリース。2015年ワールドツアーから日本、アメリカ、欧州で収録されたライブ音源を編集したもの。
Robert Fripp / guitar,keyboards
Jakko Jakszyk / guitar,voice,flute
Tony Levin / bass,stick
Mel Collins / saxes,flute
Gavin Harrison / drums
Bill Rieflin / drums,keyboards
Pat Mastelotte / drums
という相変わらずのトリプルドラム体制。「Live In Toronto」と同時期の音源だけに演奏内容は申し分なしの最上級の仕上がりに。ただ「Live In Toronto」で受けた衝撃と比べてしまうと、3枚組になってその分感動も分散され、体感的評価は全体としてTorontoの9掛けという感じでしょうか。意図的に観客の声をカットしている点も、感動をやや薄める要因になっていると思われます。物量の多さで満足度を補完している感は否めません。3CD構成で「Mainly Metal」「Easy Money Shots」「Crimson Classics」というテーマ別に分かれているのも興味深いところ。比較的新しい楽曲が多い「Mainly Metal」「Easy Money Shots」よりも、初老にとっては定番曲が収録された「Crimson Classics」にどうしてもソソられますね。
私が購入したのは3CD+Blu-Ray+2DVDの輸入盤ですが、実は映像部分はまだ見ていません。さまざまな事情でじっくり鑑賞する時間的余裕がないためですが、そうでなくても私の場合、映像作品って1回見たらそれで満足してしまって何回も繰り返して見ることはあまりありません。昔はあれだけ「動くミュージシャン」に渇望していたのに、いつでも見られる状況に置かれると逆にかえって見ないものですね。贅沢な時代になりました。
●Musicians
Robert Fripp / guitar,keyboards
Jakko Jakszyk / guitar,voice,flute
Tony Levin / bass,stick
Mel Collins / saxes,flute
Gavin Harrison / drums
Bill Rieflin / drums,keyboards
Pat Mastelotte / drums
●Numbers
[Disc 1]
Mainly Metal
1. Larks' Tongues in Aspic Part One
2. Radical Action (to Unseat The Hold of Monkey Mind) I
3. Meltdown
4. Radical Action II
5. Level Five
6. The Light of Day
7. The Hell Hounds of Krim
8. The ConstruKction of Light
9. The Talking Drum
10. Larks' Tongues in Aspic Part Two
[Disc 2]
Easy Money Shots
1. Peace
2. Pictures of a City
3. Banshee Legs Bell Hassle
4. Easy Money
5. VROOOM
6. Suitable Grounds for the Blues
7. Interlude
8. The Letters
9. Sailor's Tale
10. Scarcity of Miracles
[Disc 3]
Crimson Classics
1. Red
2. One More Red Nightmare
3. Epitaph
4. Starless
5. Devil Dogs of Tessellation Row
6. In the Court of the Crimson King
7. 21st Century Schizoid Man
[Disc 4]
Blu-ray
1. Threshold Soundscape
2. Larks' Tongues in Aspic Part One
3. Pictures of a City
4. Peace
5. Radical Action (to Unseat The Hold of Monkey Mind) I
6. Meltdown
7. Radical Action Ⅱ
8. Level Five
9. Epitaph
10. The Hell Hounds of Krim
11. The ConstruKction of Light
12. Scarcity of Miracles
13. Red
14. Backstage Adventures Of The Crimson Kind
15. VROOOM
16. Banshee Legs Bell Hassle
17. Easy Money
18. Interlude
19. The Letters
20. Sailor's Tale
21. The Light of Day
22. The Talking Drum
23. Larks' Tongues in Aspic Part Two
24. Starless
25. Devil Dogs of Tessellation Row
26. The Court of the Crimson King
27. 21st Century Schizoid Man
28. Suitable Grounds for the Blues
29. One More Red Nightmare
Musician●Pageant
Title●奈落の舞踏会(1994年)
■ディスクユニオンで購入
ひさびさに和物プログレネタです。関西を代表するプログレバンド「Pageant」の幻の2ndです。1994年リリース。拙ブログ「人気記事ランキング」でたびたびトップ10入りするバンドなんですが情報量自体が少ないため、この拙ブログですら検索にかかってしまうのでしょうね。オリジナル音源に加えて12インチ盤「仮面の笑顔」収録3曲が追加されています。
永井博子(大木理紗) / vocal,keyboards
中嶋一晃 / guitar
引頭英明 / drums
山田和彦 / bas
長嶋伸行 / bass
塩谷博之 / sax
宮武和広 / flute
リリースは宮武さんがらみで「Made In Japan Records」から。
曲調はというとダークでかつ大正ロマンを思わせるような心地良い退廃的な雰囲気が漂っています。ここらへんは好き嫌いが分かれるところだと思われますが、何といってもボーカル担当の永井博子(大木理沙)さんの卓越した歌唱力が最大の魅力です。和風プログレ界では男子ボーカル不在が昔から言われていますが、女子はというと永井博子さんをはじめとして、カルメンマキさん、五人一首の松岡あの字さんなど多士済々です。なかでも永井博子さんは変幻自在の歌声を使い分ける懐の広さというか奥深さは群を抜いているように思えます。
●Musician
永井博子 / vocal,keyboards
中嶋一晃 / guitar
引頭英明 / drums
山田和彦 / bas
長嶋伸行 / bass
塩谷博之 / sax
宮武和広 / flute
●Numbers
1. 人形地獄
2. 真夏の夜の夢
3. ヴェクサシオン
4. 奈落の舞踏会
5. 仮面の笑顔
6. 木霊
7. 奈落の舞踏会
8. 仮面の笑顔
9. 蜘蛛の館
Musician●Coda
Title●Sounds of Passion(1986年)
■Amazonより購入
オランダのシンフォニック系プログレバンド「Coda」(コーダ)の1stアルバム「Sounds of Passion」です。ライナー情報によればこの作品と「What A Symphony」(1993年)というアルバムの2枚しかリリースしていないようです。当欄が入手したのはデモ音源を加えた2CDバージョンです。
というわけで参加メンバーのご紹介。
Erik De Vroomen / piano,synthesizers,backing vocal
Jack Witjes / guitar,backing vocal
Jacky Van Tongeren / bass,backing vocal
Mark Eshuis / drums,percussions
<guest musicians>
Pip Van Steen / flute
Auke De Haan / alto sax
Peter Van Der Laan / voice
こんなメンバー構成ですが、すみません、誰一人存じ上げません。聴く限りは鍵盤楽器担当のErik De Vroomenがバンマスのようです。
というわけで傾聴。80年代シンフォ系プログレの隠れた名作と絶賛されるだけあって、噂に違わぬ楽曲としての完成度の高さと質の高いサウンドにまずは吃驚とします。シンフォ系といいながらもギター、ベース、ドラム、そしてゲストミュージシャンによる管楽器とが、高度なテクニックのもとに有機的にかみ合い、音による一大絵物語が繰り広げられます。欧州プログレの共通した特徴である「大作主義」をいい意味でも悪い意味でも正しく継承していて、楽曲のつまみ食いは一切お断り!という頑固おやじ的な臭いがプンプンと立ちこめます。
しかしながら、このアルバムがリリースされた86年当時の音楽シーンは、まさに「プログレ厳冬期」で、こうした重厚長大な音楽を受け入れるニーズは皆無と言っても過言ではなかったと思われます。King CrimsonやYESなどの大御所ですら時代に合わせ大幅なモデルチェンジを行い、ある意味もがいていた時代だったのです。そこにこんな重量級のサウンドを引っ提げて登場しても、その結果は火を見るよりも明らかですよね。
●Musicians
Erik De Vroomen / piano,synthesizers,backing vocal
Jack Witjes / guitar,backing vocal
Jacky Van Tongeren / bass,backing vocal
Mark Eshuis / drums,percussions
<guest musicians>
Pip Van Steen / flute
Auke De Haan / alto sax
Peter Van Der Laan / voice
●Numbers
[CD 1]
1. Sounds Of Passion
2. Crazy Fool And Dreamer
3. Defended
4. Sounds Of Passion 4th
5. Sounds Of Passion 3rd
6. Crazy Fool And Dreamer
7. Central Station
8. Reverberating Sounds
[CD 2]
1. Nevermore
2. Dance In The MIrror
3. True Melody
4. Crazy Fool And Dreamer
5. What A Symphony
6. What A Symphony Part2
7. Reverberating Sounds
Musician●King Crimson
Title●Live In Toronto(2016年)
■Amazonより購入
久しぶりにKCネタです。昨年暮れに来日したKing Crimsonのライブ音源が「Collectors' Club」からリリースされたので早速入手しました。2015年11月20日、カナダ・トロントは「Queen Elizabeth Theatre」での音源をノーカット収録とのこと。
Robert Fripp / guitar,keyboards
Jakko Jakszyk / guitar,vocal
Tony Levin / bass,stick
Mel Collins / sax,flute
Gavin Harrison / drums
Bill Rieflin / drums,keyboards
Pat Mastelotto / drums
正直に言いますと、私にとってCrimsonは80年代前半から停止状態でして、その後にリリースされた「新譜」も聴いていません。これはよくある「やっぱりKCは70年代がピークだった」という旧守的な立場からではなく、ただ単純に飽きてしまったからです。Adrian Belewがいることでバンドとしての振れ幅がある程度制限されるようになったこともあり、「Beat」(1982年)あたりで個人的にはもう打ち止めという感じでした。
したがっていまのフォーマットがどういう構成なのかも知りませんでしたし、当然来日ライブを見にいこうという考えもありませんでした。ところが、どうでしょう。先行してダウンロード販売されたこの「Live In Toronto」が非常に高評価を集めているわけです。2014年のライブ音源「Live at the Orpheum」は「失望した」「往年の輝きがなくなった」などと酷評されていただけに、ほんまかいなと半信半疑のまま購入したわけです。
聴いてみて吃驚。な、なんといまはトリプル・ドラム体制なのですね。それをさておいても演奏のクオリティ、パワーとも70年代KCに匹敵するほどの出来映えであると言っても過言ではありません。もちろん録音状態も最高。私にとっての空白期間である「Beat」以降の楽曲も、すんなりと受け止めることができたのも意外です。やはり個人的ベストは[Disc 2]の「Starless」以降になってしまうわけですが、ギター兼ボーカルのJakko Jakszykはなかなか頑張っていると思います。そりゃ、John Wettonと比べたらまだまだですが、彼は彼なりの味を出していると思います。少なくともAdrian Belew在籍当時はこれらの曲は再現不能だったわけですし。
あと、話題のトリプル・ドラム体制ですが、とんでもない破壊力が効く曲とかえって仇になる曲があるように思います。特にBill Brufordの誰にも真似ができないタイム感(Brufordは決してリズム感がよかったとは思えません)が絶妙なスパイスとなって効いていた曲に対しては、トリプル・ドラムは重厚過ぎて厳しいですね。「Red」や「Starless」ではところどころで気になりました。あと、Tony Levinのベースもあまり効いていないかな。まぁ、そんな些細なことは偏屈中年の戯言だと無視していただいて、進行型2000年代KCのライブをお楽しみください♪
●Musicians
Robert Fripp / guitar,keyboards
Jakko Jakszyk / guitar,vocal
Tony Levin / bass,stick
Mel Collins / sax,flute
Gavin Harrison / drums
Bill Rieflin / drums,keyboards
Pat Mastelotto / drums
●Numbers
[Disc 1]
1. Threshold Soundscape
2. Larks Tongues In Aspic Part I
3. Pictures Of A City
4. VROOOM
5. Radical Action To Unseat The Hold Of Monkey Mind
6. Meltdown
7. Hell Hounds Of Krim
8. The ConstruKction Of Light
9. Red
10. Epitaph
[Disc 2]
1. Banshee Legs Bell Hassle
2. Easy Money
3. Level Five
4. The Letters
5. Sailors Tale
6. Starless
7. The Court Of The Crimson King
8. 21st Century Schizoid Man
Musician●Asturias
Title●In Search Of The Soul Trees(2006年)
■Amazonより購入
“日本のマイク・オールドフィールド”と呼ばれる大山曜さん率いる「Asturias」の最高傑作「In Search Of The Soul Trees」です。2006年リリース。邦題は「樹霊」。2014年にボーナストラックを追加して再発売されました。恥ずかしながら「Asturias」を聴くのは初めてという状態で、作品間の比較ができず何をもってして最高傑作とするのかよくわからないのです。実はマイク・オールドフィールドも「チューブラー・ベルズ」くらいしか聴いたことがないという体たらく(汗)。あっ!こういう場合こそApple Musicのお世話になればいいのだ。
「Asturias」の主宰、大山曜さんの手法は一人でできる限り多くの楽器を演奏し多重録音し、スタジオワークでじっくりと作り込んでいくタイプだとか。いわばマルチミュージシャンですね。そこにゲストミュージシャンによる音源をオーバータブして作られたのがこのアルバムです。今回は12人のミュージシャンを迎えています。
当欄の注目はギター奏者なのですが、「日本のHoldsworthian」栗原務さん(「Lu7」)、津田治彦さん(「新月」)、平田聡さん(「FLAT122」)の3人のギタリストが参加しています。なかでも栗原さんは「Lu7」で一方的にずいぶんお世話になっているわけで、これは聴かないといけません。
全体が大きく2部構成に分かれ組曲形式になっているこの大作は、一貫して「森をさまよっているようなイメージ」で描かれています。1部はやや静寂な感じで進行し、2部は一転して動的な楽曲が中心になり、実に変化に富んでいます。大山さんが3人のギタリストを起用しているのも、それぞれの持ち味を有効に生かして楽曲に彩りを加えたいという狙いからでしょう。とにかくあらゆる楽器が渾然一体となって、聴く者を幻想世界へと誘ってくれます。なるほど“日本のマイク・オールドフィールド”の異名に合点がいきました。大山さん自身が書いた詳細なライナーをご一読いただければ、その精緻さを極める楽曲作りに驚かされるはずです。
栗原務さんは#5「woods 迷いの森」に参加しています。例によってウネウネと歌い上げるテクニカルかつメロディアスな栗原節に魅了されます。
●Musicians
大山曜 / acoustic guitar,spanish guitar,electric guitar,bass,mandolin, keyboards,glockenspiel,harp,cello,percussions,synthesizer programming
津田治彦 / guitar:新月
栗原務 / guitar:Lu7
平田聡 / guitar:FLAT122
花本彰 / mellotron:新月
川越好博 / acoustic Asturias
筒井香織 / clarinet,recoder:acoustic Asturias
伊藤恭子 / violin:acoustic Asturias
北辻みさ / violin
佐々木しげそ / drums
那須野綾 / peecussions
いとうかなこ / chorus
Hassy / chorus
●Numbers
Part1
1. spirits 精霊の踊り
2. revelation 啓示
3. reincarnation 輪廻転生
4. fountain 源流
5. woods 迷いの森
Part2
6. pilgrimage 巡礼
7. paradise 雲上の楽園
8. woods storm 嵐
9. soul trees 木霊
10. dawn 夜明け
11. dance das borboletas(bonus track)
大山さんによるアルバム解説はこちら♪
Musician●YES
Title●Progeny Seven Shows From Seventy-Two Box(2015年)
■Amazonより購入
いやー、こんな素晴らしいライブ音源が埋まっていたとは!ご存じ「YES」が1972年秋に行った北米ツアー7公演のライブ音源が“発掘”されました。名盤「Yes Songs」と同時期ということらしいです。一応、ノーカットのフルライブという触れ込みで14枚組という圧倒的な物量です。アルバムアートデザインはもちろんロジャー・ディーンによるもの。原盤はオープンリールだそうです。
録音日と場所は以下の通り。
[Disc 1/2]1972年10月31日 カナダ、トロント
[Disc 3/4]1972年11月1日 カナダ、オタワ
[Disc 5/6]1972年11月11日 ノース・カロライナ州、ダーラム
[Disc 7/8]1972年11月12日 ノース・カロライナ州、グリーンズボロ
[Disc 9/10]1972年11月14日 ジョージア州、アセンズ
[Disc 11/12]1972年11月15日 テネシー州、ノックスヴィル
[Disc 13/14]1972年11月20日 ニューヨーク州、ユニオンデール
おっと忘れてはいけないメンバー紹介。
Jon Anderson / vocal
Steve Howe / guitar
Chris Squire / bass
Rick Wakeman / keyboards
Alan White / drums
このツアー直前、Robert FrippによってBill Brufordを“強奪”されてしまい、代替メンバーとして急遽Alan Whiteが加入していますが、ツアー初日までわずか3日のリハーサル期間しかなかったとのことです。そいつは、大変だ。
トロント公演とオタワ公演で一部曲順が入れ替わっているだけで、曲目はすべて同じ。しかも、インプロはほとんどないのが彼らの持ち味なので、いったい自分がどの公演を聴いているかを見失ってしまうほどの見事な“金太郎飴状態”です。意外にもライブでは結構自由性があったKing Crimsonとは実に対照的ですよね。Bill Brufordの才能がCrimsonで一挙に開花したのも、このライブを聴いて納得できました。対するAlan Whiteのプレイは教科書的で確かに面白味に欠けるというか、大過なくこなしているというか。ここらへんはそれぞれの持ち味だから仕方がないのですが。驚くことにMCまでもが各公演ともほとんど同じ。おそらく台本があるのだと思いますが、これほどまでに自己イメージにこだわるバンドも当時は珍しかったのではないでしょうか。
完成品「Yes Songs」と比較してしまうと、音質は今一つですし、ミスタッチや録音トラブルもそのまま再現されているので、ライブ作品としてはマニア向けの域を出ませんが、そうした“アラ”を十二分にカバーして余りある熱量が凄まじいの一語です。最も脂が乗っていた時期のライブ音源に出会えただけで感謝しないといけません。「Roundabout」からのアンコール「Yours Is No Disgrace」への流れはいま聴いてもゾクゾクします。
ところで輸入盤は1万円前後、対して日本盤は1万9千円強。日本盤はSHM-CD仕様ということですが、この値段差の違いはあまりといえばあまりですよね。こんな阿漕な商売をしていたら、本当にいつか罰が当たりますよ。
●Musicians
Jon Anderson / vocal
Steve Howe / guitar
Chris Squire / bass
Rick Wakeman / keyboards
Alan White / drums
●Numbers
[Disc 1] .
1. Opening(Excerpt from Firebird Suite) / Siberian Khatru
2. I've Seen All Good People
a. Your Move
b. All Good People
3. Clap /Mood For A Day
4. Heart Of The Sunrise
5. And You and I
I. Cord Of Life
II. Eclipse
III. The Preacher The Teacher
IV. Apocalypse
[Disc 2].
1. Close To The Edge
I. The Solid Time Of Change
II. Total Mass Retain
III. I Get Up I Get Down
IV. Seasons Of Man
2. Excepts From“The Six Wives Of Henry VIII”
3. Roundabout
4. Yours Is No Disgrace
[Disc 3]
1. Opening(Excerpt from Firebird Suite) / Siberian Khatru
2. I've Seen All Good People
a. Your Move
b. All Good People
3. Heart Of The Sunrise
4. Clap /Mood For A Day
5. And You and I
I. Cord Of Life
II. Eclipse
III. The Preacher The Teacher
IV. Apocalypse
[Disc 4]
1. Close To The Edge
I. The Solid Time Of Change
II. Total Mass Retain
III. I Get Up I Get Down
IV. Seasons Of Man
2. Excepts From“The Six Wives Of Henry VIII”
3. Roundabout
4. Yours Is No Disgrace
[Disc 5]
1. Opening(Excerpt from Firebird Suite) / Siberian Khatru
2. I've Seen All Good People
a. Your Move
b. All Good People
3. Heart Of The Sunrise
4. Clap /Mood For A Day
5. And You and I
I. Cord Of Life
II. Eclipse
III. The Preacher The Teacher
IV. Apocalypse
[Disc 6]
1. Close To The Edge
I. The Solid Time Of Change
II. Total Mass Retain
III. I Get Up I Get Down
IV. Seasons Of Man
2. Excepts From“The Six Wives Of Henry VIII”
3. Roundabout
4. Yours Is No Disgrace
[Disc 7]
1. Opening(Excerpt from Firebird Suite) / Siberian Khatru
2. I've Seen All Good People
a. Your Move
b. All Good People
3. Heart Of The Sunrise
4. Clap /Mood For A Day
5. And You and I
I. Cord Of Life
II. Eclipse
III. The Preacher The Teacher
IV. Apocalypse
[Disc 8]
1. Close To The Edge
I. The Solid Time Of Change
II. Total Mass Retain
III. I Get Up I Get Down
IV. Seasons Of Man
2. Excepts From“The Six Wives Of Henry VIII”
3. Roundabout
4. Yours Is No Disgrace
[Disc 9]
1. Opening(Excerpt from Firebird Suite) / Siberian Khatru
2. I've Seen All Good People
a. Your Move
b. All Good People
3. Heart Of The Sunrise
4. Clap /Mood For A Day
5. And You and I
I. Cord Of Life
II. Eclipse
III. The Preacher The Teacher
IV. Apocalypse
[Disc 10]
1. Close To The Edge
I. The Solid Time Of Change
II. Total Mass Retain
III. I Get Up I Get Down
IV. Seasons Of Man
2. Excepts From“The Six Wives Of Henry VIII”
3. Roundabout
4. Yours Is No Disgrace
[Disc 11]
1. Opening(Excerpt from Firebird Suite) / Siberian Khatru
2. I've Seen All Good People
a. Your Move
b. All Good People
3. Heart Of The Sunrise
4. Clap /Mood For A Day
5. And You and I
I. Cord Of Life
II. Eclipse
III. The Preacher The Teacher
IV. Apocalypse
[Disc 12]
1. Close To The Edge
I. The Solid Time Of Change
II. Total Mass Retain
III. I Get Up I Get Down
IV. Seasons Of Man
2. Excepts From“The Six Wives Of Henry VIII”
3. Roundabout
4. Yours Is No Disgrace
[Disc 13]
1. Opening(Excerpt from Firebird Suite) / Siberian Khatru
2. I've Seen All Good People
a. Your Move
b. All Good People
3. Heart Of The Sunrise
4. Clap /Mood For A Day
5. And You and I
I. Cord Of Life
II. Eclipse
III. The Preacher The Teacher
IV. Apocalypse
[Disc 14]
1. Close To The Edge
I. The Solid Time Of Change
II. Total Mass Retain
III. I Get Up I Get Down
IV. Seasons Of Man
2. Excepts From“The Six Wives Of Henry VIII”
3. Roundabout
4. Yours Is No Disgrace
Musician●Arrakeen
Title●Patchwork(1990年)
■Discogsより購入
個人的に長期捜索物件であったフランスのシンフォ系プログレバンド「Arrakeen」(アラケーン)の1st「Patchwork」をようやく入手しました。このアルバム、自主制作盤だったようでなかなか入手困難なのですが、ショップや個人間のトレードを仲介するサイト「Discogs」で偶然発見し、比較的安価で入手できました。DiscogsはPayPalはもちろん、クレジットカードにも対応しているのでなかなか重宝しています。ただ仲介料が高いのが珠にキズですね。
というわけで、参加メンバーをご紹介。
Maiko / vocal
Eric Bonnardel / keyboards
Gauther Mejanell / drums
Yves Darteyron / bass
Sylvain Couvervaire / guitar
バンドの2枚看板はボーカルのMaikoと鍵盤楽器のEric Bonnardelのようでほとんどこの2人で楽曲を担当しています。作風としてはイギリスの「Marillion」や「Pendragon」の強く影響を受けているということで「Pump系」と呼ばれているらしいのですが、個人的にはあまり食指が動かない領域なので、“そうらしい”としか書けません(汗)。ライブ音源の#4に「Marillion」のギタリスト、Steve Rotheryがゲスト参加しています。
ただ事前情報を抜きにして素の耳で聴いてみると、限りなくフィメール系ゴシックメタルに近いものを感じさせます。これにデス声を追加すれば完璧ですね。何といってもMaikoさんの可憐で危うげなボーカルが魅力で、個人的にはかなりツボにハマっているのですが、これってフィメール系ゴシックメタルを聴く上での作法ですね(笑)。ジャンル分けなど細かいことは抜きにしても、楽しみ方は人それぞれではないかと。
さらに興味深いのがギターのSylvain CouvervaireがさりげなくHoldsworthyである点。あくまでもさりげなくですが、本人はかなり意識しています。アームの使い方なんてモロですしね。
このアルバムのリリース後、Sylvain Couvervaireは脱退し、代わりに加入したのがテクニカル系ギタリストCyril Achardで、「Mosaique」(1992年)というアルバムをリリースしています。その後は解散してしまったようです。
●Musicians
Maiko / vocal
Eric Bonnardel / keyboards
Gauther Mejanell / drums
Yves Darteyron / bass
Sylvain Couvervaire / guitar
guest musician
Steve Rothery guitar on #4
●Numbers
1. Le Monde Du Ququ
2. Differences
3. L'entaluve
4. Folle Maris
Musician●まどろみ(美狂乱)
Title●ライブvol.4(1977年)
■Amazonより購入
日本を代表するプログレバンド「美狂乱」が「まどろみ」と名乗っていた頃のライブ音源です。美狂乱のバンドデビューは1974年とかなり古く当初はレッド・ツェッペリンのコピーなどを演っていたとか。1976年にKing Crimsonのコピーバンドへと方向転換し、バンド名も「まどろみ」に変えます。まどろみ時代はわずか2年間と短期間でしたが、何と彼らはCrimsonナンバーを完璧にコピーしてしまうという荒技をやってのけています。1977年に行われた彼らの地元静岡でのライブ音源を収めたのがこのアルバムです。どうやらギターの須磨氏の私蔵音源をCD化したようですね。
というわけでメンバー紹介。
須磨邦雄 / guitar,vocal
吉永伸二 / bass
長沢正昭 / drums
この不動のトリオにオルガンとヴァイオリン奏者がゲスト参加しています。
あくまでも私蔵音源ということを前提にしても、またオリジナリティーを要求されないコピーバンド時代の音源であることを考慮に入れても、このライブは凄すぎます。「完全コピー」の触れ込みに全く嘘偽りがないと同時に、須磨氏はギターと同時にボーカルもとっているわけです。さすがにボーカル力に過大な期待を寄せてはいけないと思いますが、ギターは完璧というかミストーンは一切なし。これを驚かずにいられましょうか。資料的な希少性はもちろんかなりのものがあると思います。
●Musicians
須磨邦雄 / guitar,vocal
吉永伸二 / bass
長沢正昭 / drums
●Numbers
1. The Great Deceiver
2. Book Of Suturday
3. Fracture
4. The Night Watch
5. Exiles
6. Starless
Musician●Emmanuel Booz(vocal)
Title●Dans Quel Etat J'erre(1979年)
■Amazonより購入
フレンチロックが生んだ奇人Emmanuel Booz(エマニュエル・ブーズ)による“幻の作品”を入手しました。幻としたのはなぜかなかなかCD化されなかったからで、アナログ盤も稀少で入手困難だったようです。ネット上でやたらと絶賛されていたので、あまり深く考えないで発注してみました。どうも“稀少”というワードを見つけてしまうと素通りできない性格なので…(汗)
というわけでメンバー紹介を。
Emmanuel Booz / vocal
Jean-CLaude D'Agostini / guitar
Charlie Charriers / bass on #1#2
Maurice Mathias / drums on #1#2
Gillies Tinayre / keyboards,synthesizers.piano
Didier Lockwood / violin #1
Jean-Louis Mahjun / alto-violin on #1
Gerard Pisani / bass clarinet,soprano,bugle on #1
Phillipe Briche / piano on #1
Roger Doereux / electric iano on #2
Pierre Blanchard / violin on #2
Gerard Levavasseur / bass on #3
あれま。ほとんどが知らない御方ばかり。辛うじて元「MAGMA」のDidier Lockwoodを見つけて安堵する始末です。Didier LockwoodといえばBilly CobhamやAllan Holdsworthらと組んだスーパーユニットを思い出します。実はフランスのプログレ&ロック人脈はほとんどと言っていいほど空白地帯。バンドでしっかり聴き込んだのは唯一「GONG」くらいというアリサマですから(大汗)。ちなみにライナーは英語となぜかハングルの2カ国語で書かれています。もしや韓国で大人気を博しているのでしょうか。
さて、傾聴。「ロックテアトル」をはじめとしてロックと演劇を融合するのが大好きというお国柄もあって、この盤もそれを地で行く内容。常に演技がかった大袈裟な感じです。終始がなり立てるEmmanuel Boozをバックがスペクタルなプレイで盛り立てるという構造なのですが、演奏自体はさすが第一線級のミュージシャンばかりなので、それなりに楽しめます。特にJean-CLaude D'AgostiniのギターはどことなくPhil Millerに似ています。個人的に好きなタイプです。これがジャズっぽくなるとチェンバーロックになるのでしょうね。
随所にトイレの水を流す音やガラスが割れる音などの生活音がギミックとして使われているのですが、これも演劇的な手法なのでしょうか。正直言ってよくわかりません。そして何よりもフランス語がまるで分からないので、作品としての面白さの半分も味わえていないのではないかと…。ただEmmanuel Boozの奇天烈具合はよく分かりました(汗)。聞くところによるとEmmanuel Boozは1980年以降、ふつうのフレンチポップス歌手に転向してしまったそうです(笑)
●Musicians
Emmanuel Booz / vocal
Jean-CLaude D'Agostini / guitar
Charlie Charriers / bass on #1#2
Maurice Mathias / drums on #1#2
Gillies Tinayre / keyboards,synthesizers.piano
Didier Lockwood / violin #1
Jean-Louis Mahjun / alto-violin on #1
Gerard Pisani / bass clarinet,soprano,bugle on #1
Phillipe Briche / piano on #1
Roger Doereux / electric iano on #2
Pierre Blanchard / violin on #2
Gerard Levavasseur / bass on #3
●Numbers
1. Ode aux rats
2. La symphonie catastrophique
3. Armoire et persil
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