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2017年4月 8日 (土)

David Gilmore / Transitions(2017年)

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Musician●David Gilmore(guitar)
Title●Transitions(2017年)
■HMVより購入


David Gilmoreの新譜が到着しました。前作「Energies Of Change」(2016年)から間髪入れずの新譜なのですが、Criss Crossとしては初リーダー作でなんとメンバーは総取っ替えという荒技です。2017年リリース。何度も書きますがピンク・フロイドのあの人とは別人です。まずはスペルが違います。

David Gilmore / guitar
Mark Shim / tenor sax
Victor Gould / piano
Carlo DeRosa / bass
E.J. Strickland / drums
Gregoire Maret / harmonica on #4
Bill Ware / vibraphone on #8

私自身も勉強不足につき他のミュージシャンは存じ上げません。前作も手放しで褒めちぎったのですが、この盤の出来映えはさらにその上を行ってます。とにかく、熱い。そしてトリッキーかつスピーディー。元は「M-BASE派」という出自がここでも十二分に発揮されていて、手数のやたら変拍子の嵐。加えてGilmoreのエグいまでのゴリゴリギターがこれでもかと言わんばかりに聴く者の五臓六腑をえぐりまくります。まずはGilmoreオリジナルの#1「End Of Daze」から迸る「M-BASE臭」にあっけなくノックアウトされる始末。中には#4「Bluesette」のように一聴するとバラード風な楽曲も用意されているのですが、気を許して聴いていると曲途中からGilmoreが発散する毒気に知らず知らずのうちに身体が麻痺していきます。

同じ「M-BASE派」門下生のAdam Rogersが年齢とともに落ち着いてしまった感がある状況で、Gilmoreの奮闘ぶりは大いに賞賛されてしかるべきですね。というわけで2017年上半期のベスト盤候補の1枚です♪

●Musicians
David Gilmore / guitar
Mark Shim / tenor sax
Victor Gould / piano
Carlo DeRosa / bass
E.J. Strickland / drums
Gregoire Maret / harmonica on #4
Bill Ware / vibraphone on #8

●Numbers
1.  End Of Daze
2.  Beyond All Limits
3.  Blues Mind Matter
4.  Bluesette
5.  Both
6.  Spontanuity
7.  Kid Logic
8.  Farralone
9.  Nem Un Talvez

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ジャズギター」カテゴリの記事

コメント

この人のギター、トンガっているところも多く、けっこう好きです。M-BASE出身ということを隠さないような弾き方も良いですね。Criss Crossでは参加作は今まで出ていたものの、リーダー作ははじめてですが、サイドでもリーダーでも、同じように弾きまくっているところもいいです。

TBさせていただきます。

910さん

TBありがとうございます。これがCriss Cross初めてのリーダー作だとは少し意外に感じましたが、どんな立ち位置でもいい意味での唯我独尊的に弾きまくってくれるので、ギター好きとしては嬉しい限りです。
ここにきて量産体制に入っているだけに、次作が楽しみですね。

のちほどTBお送りいたします。

マエストロ(Allan Holdsworth)が・・・4/16に亡くなったようです・・・。
70歳・・・まだまだこれからなのに・・・。
彼の新たな作品に出会えることが叶わなくなると思うと、非常に残念で
残念で・・・本当に悔しいです!!!(涙)

>DAIさま

さすがに昨日は何をしていても上の空状態でした。40数年来の憧れだっただけに、かなり堪えています。
もうすぐ届くであろうベスト盤を聴きながら故人を偲びたいと思います。
合掌。

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仕事の繁忙期とライヴの準備が重なり、2月末ごろ届いていたCDもやっと聴くことがで [続きを読む]

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