【追悼】Larry Coryell亡くなる
昨日2月21日(火)の早朝、Facebookを徘徊していたところ、Gary HusbandのポストでLarry Coryellが亡くなったことを知りました。享年73歳。
私にとってマハヴィシュヌやWeather Reportではなく、Coryellがジャズロックの原体験でした。それだけにショックは大きいです。
Coryellの音楽的キャリアといえば70年代中盤のEleventh House時代が一つの頂点だと思いますが、個人的にはそれよりも少し前の音源が好きだったりします。80年代以降の作品は自分の趣向とはちょっと違うなと感じてしまい、実はほとんど聴いていないのですが、いにしえの発掘音源が発売されると、やはりチェックしたりと常に気になるギタリストでした。
死因は公表されていないようですが、前日、前々日とライブをこなしており、夏にはEleventh Houseのライブツアーも予定されていたとのこと。ホテルで就寝中に亡くなったということですから本当に突然の死だったようですね。昨年鬼籍に入ったAlphonse Mouzonと今ごろ天国でセッションを繰り広げていてくれたら嬉しいですね。
合掌
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Larry Coryellが2/19に亡くなった。前日までIridiumでライブをやってから,ホテルに戻っての自然死だったらしいが,それにしても突然のことである。YouTubeには死の前日のライブの映 [続きを読む]
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こんばんは☆
年齢的に訃報を耳にする機会が増えました。
私もジャズ・ロックという観点ではラリー・コリエルは重要な存在です。
特に1作目から3作目は未だに愛聴盤です。
投稿: junya | 2017年2月27日 (月) 22時03分
junyaさん
こんばんは。私も初期の頃が好きですね。どちらかと言えば癖が強いプレイヤーで好き嫌いが分かれると思いますが、ハマるとなかなか抜け出せないタイプでしたね。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2017年2月27日 (月) 22時56分
実は今、第1作である『レディー・コリエル』を久しぶりに聴いているところです。仰る通りに癖が強い。そして録音に関してはチョット雑な印象を与えます。只、特記すべきはエルヴィン・ジョーンズやジミー・ギャリソンの参加でしょうね。
投稿: junya | 2017年2月27日 (月) 23時24分
junyaさん
当時の音源はCoryell音源に限らず粗製乱造の感は確かにありましたよね。若手がコルトレーンゆかりのミュージシャンとの共演で腕を磨いていた時期でもありました。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2017年2月28日 (火) 00時27分
奇天烈音楽士さん,こんにちは。TBありがとうございました。
去年も訃報が多かった年でしたが,今年も悲しいニュースが続きます。Larry Coryellについては,私は真っ当なリスナーだった訳ではないですが,それでも60年代から新しいスタイルを築き上げていたことを後追いで知ったのも懐かしいです。
亡くなる前日まで演奏していて,それがYouTubeにもアップされているというのが,今の時代を感じさせますが,映像を見る限り,とてもすぐに亡くなるとは思えない姿だったと思います。改めてご冥福を祈りたいと思います。
ということで,遅くなりましたが,こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年3月 5日 (日) 15時46分
中年音楽狂さま
TBありがとうございます。若いころに憧れた存在が天に召される…自分もいよいよそんな年代になったことを痛感します。
コリエルは決してテクニシャンではありませんし、プレイスタイルも癖が強いので聴く人間を選ぶギタリストだったと思います。
凄い熱量を発散していた70年代の作品が個人的には好みで、だんだん枯れていった80年代以降はほとんど聴いていなかったのですが、それでもやはり辛いです。
合掌
投稿: 奇天烈音楽士 | 2017年3月 5日 (日) 22時10分
こんにちは。
レコードコレクターズ誌で、Coryellの、訃報に触れました。関連してAlphonse Mouzzonも昨年末に亡くなったことを知り、これまたショックです。
小生、Jazzを聴き始めたのは、高校生だった1968年ころですが、そのころ知ったGary Bartz、Larry Coryellは、MilesやTraneとともに、いまだにアイドルです。
Coryellについては、アメリカで自叙伝が出ており、一読をお勧めします。小生も御多分に漏れず、Gary Burton時代から、Steve Marcusとの諸作、Vanguard時代が好きですが、CD化されてない、Arnie Lawrence(as)、Richard Davis(b)、Roy Haynes(ds)というメンツによるLook toward for a Dreamも、愛聴盤です。
日野皓正、渡辺香津美、辛島文雄、小宅珠美、大野俊三といった日本のミュージシャンとも録音を残してくれたことも特筆すべきでしょう。
冥福を祈ります。
投稿: Michael Davis | 2017年3月18日 (土) 07時06分
Michael Davisさま
コメントありがとうございます。
自伝があったのですね。機会があれば読んでみたいと思います。
いま思えば日本のミュージシャンとの交流に熱心でしたね。Coryellがリー・リトナーやラリー・カールトンあたりの先導役になったとも言えますね。
亡くなったことを契機にしてというと不謹慎ですが、CD化されていない作品が復刻しないかな、と思っています。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2017年3月23日 (木) 22時13分
奇天烈音楽士さま、こんにちは。ご丁寧にコメントを賜り、有難うございます。
コリエルにつきましては、ずっとスリムな体型だったのに、晩年に至り肥満化したのが気にはなってました。共演した、Emily RemlerやAlbert Stinsonが、ドラッグで命を落としてますので、そのほうには、気を付けていたと思いますが、アルコールは大変、好きだったようです。
自伝の件ですが、Improvising:My Life in Musicという2007年に刊行されたもので、写真も数多く、母親が美人だったこと、結婚前に別の女性との間に子供をもうけていること、マネージメントにもたけた、有能なJulie夫人と別れ、現在はTracyという娘のような年齢の女性と結婚していること、少年時代は棒高跳びの選手であったことなど、下世話な話題で恐縮ですが、その自由奔放さにはうらやむばかりです。何故か憎めないところがありますしね。
小生が、Amazonで購入した際は3000円までしなかったと思いますが、絶販になっており、Kindle版で3700円ほど、在庫の新品で、10000円近い価格になっておりますので、お勧めしずらいのですが、再販はされないでしょうし、購入されても良いかと思います。
日本にずいぶん長く、滞在していたこともあり、井上陽水の伴奏をしたDVDもあるそうですが小生は目にしてません。小宅珠美とは、二作品で共演し、辛島文雄、日野元彦、大野修三との作品も、ビーバップ的な作品で本質的にはジャズギタリストだったと思います。渡辺香津美も弟のようにかわいがったし、長生きしてほしかったな。残念!
投稿: Michael Davis | 2017年3月24日 (金) 14時02分