Larry Coryell / The Funky Waltz(1973年)
Musician●Larry Coryell(guitar)
Title●The Funky Waltz(1973年)
■Amazonより購入
相変わらずLarry Coryellの発掘音源が続いているのですが、肝心の出来映えは録音状態が悪いものばかりで「ブート盤だってこんな酷い音質のものはなかなかないだろう」と思わせるほどで何回も煮え湯を飲まされているわけです。だったら手を伸ばさなければいいものを、という感じなのですが、これがそう簡単には割り切れないのですね。ここまで病膏肓に入るとはっきり言ってCoryellとは腐れ縁状態です(笑)。今回、入手したのは1973年12月4日、ボストンで開催のジャズワークシップでのライブ音源です。FMラジオ音源がソーズです。しかもステレオ録音です!
Larry Coryell / guitar
Randy Brecker / trumpet
Mike Mandel / keyboards
Danny Trifan / bass
Alphonse Mouzon / drums
ご存じ「The Eleventh House時代」の不動の面子です。当時はThe Eleventh Houseの全盛期で、演奏も迫真のド迫力プレイの連続。Coryellのライブ音源はブートも含めてかなりの数を聴いていますが、おそらく最上級の出来映えです。負けじとエフェクトが効いたRandy Breckerのトランペットが狂おしく左右を飛び交い、Mike Mandelの鍵盤が加勢すると、完全にカオスの世界へと突入します。このクソ暑い時期になんでまた暑苦しいジャズロックなのかとお思いでしょうが、まさに毒をもって毒を征す(?)。これぞ、70年代ジャズロックの醍醐味ですね。Coryellも最高ですがRandy Breckerの存在感もハンパなく凄いです。
心配な音質のほうですが、けっこう聴ける部類に入ります。途中で音が途切れたり耐え難いほどの音割れもほとんどないので、安心して聴けます(笑)。演奏内容としては手放しで誉められるレベルだけに、数ある発掘音源としては最上級です♪
●Musicians
Larry Coryell / guitar
Randy Brecker / trumpet
Mike Mandel / keyboards
Danny Trifan / bass
Alphonse Mouzon / drums
●Numbers
1. Introduction
2. Yin
3. Low-Lee-Tah
4. The Funky Waltz
5. Ism-Ejercicio
6. Gratitude "A So Low"
7. Band Introductions
8. Joy Ride
9. Drum Solo / Birdfingers
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コメント
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こんにちは、お邪魔いたします。
コリエルは大好きなアーチストです。
毒を以て毒を制したいですね。(笑)
ただ、コリエルの毒と、ランディーのどくはすこしちがいますが。
投稿: jamken | 2016年8月28日 (日) 11時21分
jamkenさま
コメントありがとうございます。確かにコリエルとランディーとでは違った毒が感じられますね。
最近のコリエルの動向はあまり興味がなく、もっぱら70年代の音源ばかり聞いています。
勝手ですが、リンクを貼らさせていただきました♪
投稿: 奇天烈音楽士 | 2016年8月28日 (日) 23時49分