2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« 矢堀孝一 / Elevation(2001年) | トップページ | Allan Holdsworth / A.H.Studio Track 1980(1980年) »

2016年8月21日 (日)

Christof Lauer / Fragile Network(1999年)

Index
Musician●Christof Lauer(tenor & soprano sax)
Title●Fragile Network(1999年)
■Amazonより購入


ドイツ出身のサックス奏者Christof Lauerが1999年にリリースした作品です。恥ずかしながらお初のミュージシャンなのですが、どちらかというとフリー系のお方のようです。このアルバムにも参加しているチューバ奏者Michel Godardと行動をともにすることが多いようで、コンビによる作品がACTレーベルから数枚リリースされています。参加ミュージシャンはMarc Ducret(guitar)、Michel Godard(tuba,serpent)、Anthony Cox(bass)、Gene Jackson(drums)という面子になっています。当欄の購入動機はギターのMarc Ducretであることは言うまでもありません。Christof Lauerファンの方々、申し訳ありません。

お目当てのMarc Ducretは4曲のみに参加しています。#1がカリプソ音楽の陽気な感じの楽曲だったのに、Ducretが登場する#2では雰囲気が一変。いきなりフリーモードへと突入します。曲の冒頭からDucretは相変わらずの暴れっぷり。アームの乱用でこれでもかとグイグイ迫ってきます。Christof Lauerもなにやらスピリッチャルで妖しげなブロウで応戦します。いや、かなりいい感じですね。#5ではLauerとDucretの高速ユニゾンから始まりいきなり面食らいますが、ベースソロに移行してからは完全フリー状態。やがてDucretのギターが噴火し始めると、あとはいつも世界へと突入。とてつもない早引きで全体を牽引するだけしておいて、あとはよろしくという塩梅でフェードアウトしていきます。となると場をまとめるのはリーダーのLauerということになるのですが、Ducretに触発された彼も鬼神のごとく吹きまくります。気がつけば、Ducretが復帰してきて絶妙なバッキングでフォローするという流れ。#8ではLauerのスピリッチャルなブロウでスタートするのですが、今度はリズム隊が大暴れ。Lauerのサックスも次第に熱を帯び始めたころにDucretが登場します。これまたエグいギターソロを速射砲のごとく連発し、曲は凄まじいカオス状態に。いやいや、何とも凄い音源に巡り会うことができました。

●Musicians
Christof Lauer / tenor & soprano sax
Marc Ducret / guitar on #2,#5,#8,#9
Michel Godard / tuba,serpent
Anthony Cox / bass
Gene Jackson / drums

●Numbers
1.  Flying Carpets
2.  Human Voice
3.  Vernasio
4.  Ferma L'Ali
5.  Facing Interviews
6.  Fais Attention P'Tit Garcon
7.  Ursus Maior
8.  Open Noisy
9.  Werther

« 矢堀孝一 / Elevation(2001年) | トップページ | Allan Holdsworth / A.H.Studio Track 1980(1980年) »

ジャズサックス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Christof Lauer / Fragile Network(1999年):

« 矢堀孝一 / Elevation(2001年) | トップページ | Allan Holdsworth / A.H.Studio Track 1980(1980年) »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
無料ブログはココログ