Gary Willis / Bent(1998年)
Musician●Gary Willis(bass)
Title●Bent(1998年)
■Amazonより購入
Scott Hendersonとの双頭バンド「Tribal Tech」などで活躍していた超絶ベース奏者Gary Willisの2ndリーダー作です。1998年リリース。Gary Willisのリーダー作は「Actual Fiction」(2007年)は聴いたことがあるのですが、ちょっと(というかかなり)期待外れだったので恐る恐るという感じで購入しました。このアルバム、けっこう入手困難みたいですが、運良く中古が廉価で出品されていてラッキーでしたね。
Gary Willis / bass
Scott Kinsey / keyboards
Dennis Chambers / drums on #1-#3,#5-#7,#9,#11
Kirk Covington / drums
Steve Tavaglione / soprano sax
Bob Berg / tenor sax
おお、ハードフュージョン界のビッグネームが綺羅星のごとく並んでいます。「Tribal Tech」時代の盟友Kirk CovingtonとScott Kinseyの参加はとどのつまりScott Henderson抜きの「Tribal Tech」ではないかと期待してしまいます。
聴いてみるとまさに期待通りのハードフュージョン。「Tribal Tech」ほどの異常なまでの緊張感はないものの、変拍子を交えたハードボイルドでテクニカルなプレイが楽しめます。完全に「Tribal Tech」を意識した楽曲からダンサブルなものまで多彩です。スコヘンと一緒だったらおそらくOKが出なかったであろう楽曲も。
Bob BergとScott Kinseyとのスピード感あふれるユニゾンが心地良い#2、後期「Tribal Tech」を彷彿とさせる#5、地鳴りのようなWillisのプレイが強烈な#9あたりが個人的な好みです。
●Musicians
Gary Willis / bass
Scott Kinsey / keyboards
Dennis Chambers / drums on #1-#3,#5-#7,#9,#11
Kirk Covington / drums
Steve Tavaglione / soprano sax
Bob Berg / tenor sax
●Numbers
1. Hipmotize
2. Armageddon Blues
3. Bent
4. It's Only Music
5. Do The Math
6. Bowlegged
7. Cadillac
8. Everything's Cool
9. Big Time
10. Before Your Eyes
11. Emancipation
« Alex Argento / EGO(2007年) | トップページ | 是巨人 / Arabesque(2004年) »
「ジャズ・フュージョン」カテゴリの記事
- Tree / Love & Logic(1999年)(2016.09.18)
- Billy Childs / I've Known Rivers(1995年)(2016.09.04)
- Gust William Tsilis / Heritage(1992年)(2016.08.11)
- Huong Thanh / Fragile Beauty(2007年)(2016.07.17)
- Gary Willis / Bent(1998年)(2016.05.21)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Gary Willis / Bent(1998年):
» Bent/Gary Willis [ジャズCDの個人ページBlog]
ゲイリー・ウィリスのリーダー作2枚目で、リーダー作過去盤聴きは一段落。実はトライ [続きを読む]
« Alex Argento / EGO(2007年) | トップページ | 是巨人 / Arabesque(2004年) »
このアルバム、意外に最近聴き直していました。’80年代終わりから’90年代前半にかけてあたりでトライバル・テックの追っかけになったので、このアルバムも割とリアルタイムで聴いていたと思います。やはりメンバーがいいし、内容もいいということを改めて認識させてくれました。でも、入手困難だろうことが、ちょっと壁になっていますね。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2016年5月21日 (土) 08時49分
910さん、コメント&TBありがとうございます。
時代をさかのぼった形でしたが、久々に正統派ハードフュージョンを聴きました。Dennis Chambersの参加で重量感が増して、一層聴きごたえがありますね。
こちらからもTBお送りいたします。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2016年5月22日 (日) 12時30分