David Gilmore / Numerology - Live at Jazz Standard
Musician●David Gilmore(guitar)
Title●Numerology - Live at Jazz Standard(2012年)
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ここにきて様々なアルバムにゲスト参加していて急に「モテ期」に確変突入した感があるDavid Gilmore。何度も書きますがあの“有名なギタリスト”ではありませんし、第一スペルも違います。そんなDavid Gilmoreのライブ音源です。2010年1月13日、14日NYCでの音源。
David Gilmore / guitar
Miguel Zenon / alto sax
Claudia Acuna / voice
Christian McBride / bass
Jeff "Tain" Watts / drums
Luis Perdomo / piano
Mino Cinelu / percussions
Christian McBrideやJeff "Tain" Wattsなどの名うてのミュージシャンを起用しての「M-BASE系」サウンド全開という塩梅ですね。前半4曲が「First Movement」、後半3曲が「Second Movement」と2部構成になっているのですが、さらに面白いのが曲順にしたがって3拍子、4拍子、5拍子、6拍子、7拍子、8拍子、9拍子と変化していくという試みです。正直に白状しますと私はかなりのリズム音痴なので、曲ごとのリズムチェンジがもたらす効果がどれだけのものなのかは深く理解できないのが残念と言えば残念です。ファンク的な変拍子がもたらすある意味で麻薬的な効果と、David Gilmoreの変幻自在なバッキング、そして曲によって“主役”がチェンジしていく曲構成がいかにも「M-BASE系」。この手の音楽が好きな人にとっては、聴かせどころ満載ですね。
ただ、惜しむらくは音質がいまひとつピリッとしていない点です。全体的に靄がかかったような感じで、特にリズム隊の素晴らしさが伝わってきません。何とかならなかったものでしょうか。
●Musicians
David Gilmore / guitar
Miguel Zenon / alto sax
Claudia Acuna / voice
Christian McBride / bass
Jeff "Tain" Watts / drums
Luis Perdomo / piano
Mino Cinelu / percussions
●Numbers
1. Zero to Three:Expansion
2. Four:Formation
3. Five:Change
4. Six:Balance
5. Seven:Rest
6. Eight:Manifestation
7. Nine:Dispersion
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昨年(’12年)11月の発売で、これも後になって発見したものです。デヴィッド・ギ [続きを読む]
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デヴィッド・ギルモアは過去盤で中古を探すのに苦労したのですが、このアルバムもやや後追いでしたが通販には当時在庫がありました。今聴き返してはいないのですが、前半と後半の間がノンストップだったと書いてあり、けっこう複雑なことをやってのけるバックミュージシャンはやはり人選がスゴいなあ、と思った次第です。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2016年5月 4日 (水) 12時50分
910さん、コメントが遅くなり申し訳ありません。TBありがとうございました。
私も完全に後追いなのですが、ここにきてデヴィッド・ギルモアは急激に「モテ期」に入ったようで、現在ゲスト参加音源を蒐集しています。このアルバムはリズム音痴にとってハードルが高いのですが、聴き直すたびに新しい発見があるので、無理して入手して良かったです。
TBお送りしました。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2016年5月 5日 (木) 23時15分