Spark 7 / Spark 7(2014年)
Musician●Spark 7
Title●Spark 7(2014年)
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プログメタルユニット「Cube-Ray」で活躍する7弦、8弦ギタリスト「ISAO」が中心のプロジェクトユニット「Spark 7」の1stです。2014年リリース。
ISAO / guitar
大高清美 / organ
Philip Bynoe / bass
Thomas Lang / drums
guest
Tony MacAlpine / guitar on #1
e-ZUKA / guitar on #6
ISAO氏(1977年生まれ。大阪出身)はまったくの初聴きです。吉祥寺「シルバーエレファント」のライブ情報を調べていて、そう言えば手数王・菅沼孝三氏と共演していた多弦ギタリストがいたことを思い出してこの音源に行き着いた次第。オールインスト、変拍子多用のプログレッシブメタルという触れ込みならやはり一度は聴かないといけませんね。Tony MacAlpineがスポット参加ということならば、自ずと内容も想像できるわけです。大高清美(カシオペア)やDTのオーディションにも参加していたThomas Langというゲスト陣もなかなか強力です。
というわけで拝聴。聴く前は何となくMeshuggah的なサウンドを想像していたのですが、割とストレートなプログメタルサウンドです。と言っても変拍子の多用、8弦から畳みかけるような繰り出される強烈なリフ、強力極まりないリズム隊と聴かせどころは満載です。Thomas Langが叩き出すブラストビートはかなりの破壊力ですね。ISAO氏のギタープレイは変態っぽい感じも多少は見せるものの、やはりTony MacAlpineからの影響が強く感じられます。もちろんテクニック的には完璧です。
ところで、よく「世界で勝負できるミュージシャンがやっと登場!」的なレビューを見かけますが、テクニック面だけを言えば、世界レベルの日本人ミュージシャンなどたくさんいるはずです。問題はプログメタルというジャンルを育て上げる市場を確保できるのか、そしてプロモーション体制がどれだけ整っているかだと思います。そんなわけで、「世界で勝負できる」的な島国根性丸だしな表現はいい加減にやめにしませんか?少なくともISAO氏はプレイ的にも楽曲的にも世界レベルに達しています。
●Musicins
ISAO / guitar
大高清美 / organ
Philip Bynoe / bass
Thomas Lang / drums
guest
Tony MacAlpine / guitar on #1
e-ZUKA / guitar on #6
●Numbers
1. Tri-Star
2. Cricket Chorus
3. Gain the Day
4. Cold Feet
5. Pudding Busters
6. Acon Spin
7. Zombies in a Dream
8. The Dancing Witch
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