Marc Ducret / Le Sens De La Marche(2007年)
Musician●Marc Ducret(guitar)
Title●Le Sens de la Marche(2007年)
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久々にMarc Ducret物件です。2007年11月アヴィニョンと2003年4月26日「Auditorium du Thor」のライブ(#4)を集めた代物です。このアルバムも結構早くに入手して聴いていたのですがいざレヴューにあたってはかなりの難敵でして、いままで放置しておりました。
Marc Ducret / guitar
Bruno Chevillon / bass,electric bass
Eric Echampard / drums
Antonin Rayon / piano,electric piano,clavinet
Paul Brousseau / keyboards,samplers
Tom Gareil / vibraphone,marimba
Matthieu Metzger / alto,soprano sax
Hugues Mayot / tenor,baritone sax
Yann Lecollaire / clarinets,flute,ophone
Pascal Gachet / trumpet,fluegelhorn,bass trumpet
Jean Lucas / trombone
ベースのBruno ChevillonとドラムのEric EchampardはDucretと旧知の仲の強力リズム隊ですね。いまのDucretにとっては10名以上の大コンボというか管楽器を多数擁した編成は珍しくありませんが、おそらくこのライブが初めてのケースではないでしょうか。いろんな意味で実験的ですし、チャレンジフルなライブであることには違いありません。そんなことのあって、これは迂闊に下手なことを書けないな、という思いがあったりしたわけです。その間、例の「Tower」シリーズで管楽器入りの大編成ライブに対して免疫力もついてきたところで、再聴。
そもそもすべてのメンバーの演奏力が完璧すぎるので曲間の拍手で初めてライブ音源だと気がつくほどなのですが、それにしても凄まじいを通り越しているライブです。曲はあくまでもシリアスでダーク。大編成だからといって途中でダレることがなく、すべてのパートが一糸乱れずに完璧にコントロールされています。Ducretの統率力なのか、メンバーの技量がDucretと同等なのか。私などは#1で展開される圧倒的なポリリズムだけで卒倒しかけました。聴く者をかなり選ぶ音源であることは確かですが、いったん魅力にハマってしまうと二度と抜け出すことができない恐ろしいライブです。
●Musicians
Marc Ducret / guitar
Bruno Chevillon / bass,electric bass
Eric Echampard / drums
Antonin Rayon / piano,electric piano,clavinet
Paul Brousseau / keyboards,samplers
Tom Gareil / vibraphone,marimba
Matthieu Metzger / alto,soprano sax
Hugues Mayot / tenor,baritone sax
Yann Lecollaire / clarinets,flute,ophone
Pascal Gachet / trumpet,fluegelhorn,bass trumpet
Jean Lucas / trombone
●Numbers
1. Total Machine
2. Tapage
3. Le Menteur Dans L'Annexe
4. Aquatique
5. Nouvelles Nouvelles Du Front
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