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2015年11月14日 (土)

MAHAVISHNU ORCHESTRA / DAWN(1973年)

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Musician●Mahavishnu Orchestra(1973年)
Title●Dawn(1973年)
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10月の来日公演が圧巻だったジャズギター界の現人神John McLaughlin。「Mahavishnu Orchestra時代」の発掘ライブ音源がまたぞろリリースされている模様。現時点で把握できているところでは、1971年NYCライブと今回ご紹介する1973年Buffaloライブが出回っています。1973年当時の「Mahavishnu Orchestra」はMcLaughlinとメンバー間の軋轢が抜き差しならないほど悪化していた時期で、とりわけJan Hammerとの不仲は最悪だったらしいですね。第1期Mahavishnu Orchestraの最後期という意味では貴重な音源と言えるかもしれません。1973年1月27日、Century Theatreでのライブ録音。「KBFH-FM」というラジオ局の放送音源のようです。

John McLaughlin / guitar
Rick Laird / bass
Billy Cobham / drums
Jerry Goodman / violin
Jan Hammer / keyboards

という黄金期のメンバーです。ちょうど「Birds Of Fire」リリース直後ということでほとんどの曲が同アルバムからチョイスされています。同年ライブは地下音源を含めても珍しく、私自身も初めて聴きました。

音質に関してはブートよりはましというレベルなので、あまり過大な期待をされても困るのですが、特筆すべきは演奏の素晴らしさ。スタジオ盤をさらにパワーアップして数段階テンションを上げたプレイの連続にただただ唖然とするばかりです。同郷の後輩、Jeff BeckがMcLaughlinへの嫉妬心と対抗意識から「Blow By Blow」を作り、意趣返し的にJan Hammerを引っ張ってきて「Wired」を世に送り出したこともさもありなんという感じです。特に[CD 2]での「Sanctuary」に始まり「One World」「Hope」「Celestial Terrestrial Commuters」に至る怒濤のパフォーマンスは一聴の価値あり。実はインド臭が濃すぎて抹香臭い「Sanctuary」はスタジオ盤では敬遠していたのですが、このライブを聴いて一転して大好きになってしまいました。鬼気迫るギターとはまさにこのことだと再認識しました。

●Musicians
John McLaughlin / guitar
Rick Laird / bass
Billy Cobham / drums
Jerry Goodman / violin
Jan Hammer / keyboards

●Numbers
[CD 1]
1.  Birds Of Fire
2.  Open Country Joy
3.  Dawn
4.  Dance Of Maya
[CD 2]
1.  Sanctuary
2.  One World
3.  Hope~Celestial Terrestrial Commuters

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