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2015年9月22日 (火)

TRIBAL TECH / REALLITY CHECK(1995年)

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Musician●Tribal Tech
Title●Reality Check(1995年)
■ディスクユニオンで購入


Scott Henderson(guitar)とGary Willis(bass)による双頭バンド「Tribal Tech」の7枚目のアルバムです。1994年11月録音、1995年リリース。正式に「Tribal Tech」を名乗りはじめてからは4枚目に当たります。

Scott Henderson / guitar
Gary Willis / bass
Scott Kinsey / keyboards
Kirk Covington / drums

という最強&鉄板の布陣。クレジットを見るとSpecial ThanksとしてAllan Holdsworthの名前が見られますが、巨匠から何らかのアドバイスがあったということなのでしょうね。このメンバーに固定されてから3作目になるのですが、ある意味ここで彼らのスタイルが確立された感があります。同年2月にスコヘンは「Dog Party」という自身初のソロアルバムを出しているのですが、この時期から自身名義ではブルース、Tribal Techではハードフュージョンと棲み分けを始めています。言ってみれば二足の草鞋なんですが、このアルバムではそれが見事に成功していると思います。

前作「Face First」(1993年)では、「Dog Party」の予行演習的にコテコテのブルースやボーカル曲が出てきて若干戸惑ったのですが、ここでは上手に使い分けていますね。ブルースを一掃しているということではなく、たとえばブルースにしても#5「Worlds Waiting」のようなアレンジを施すことで、アルバム全体の中で違和感なく溶け込ませています。ほかにもカリプソ調あり、ファンク調あり、4ビートありと曲調は多彩に富みますが、個人的には#1「Stella By Starlight」から#2「Stella by Infra-red High Particle Neutron Beam」で聴かれる静から動へのダイナミックな展開が実に心地よく、トップ曲からいきなりの決定打を食らった気分です。そういえば「Tribal Tech」はトップ曲に究極のキラーチューンを配してくるケースが多いですね。圧倒的な突進力で、聴く者の心を鷲掴みしたうえで、畳みかけるように攻め立てる攻撃力にはいつも圧倒されます。

●Musicians
Scott Henderson / guitar
Gary Willis / bass
Scott Kinsey / keyboards
Kirk Covington / drums

●Numbers
1.   Stella By Starlight
2.   Stella by Infra-red High Particle Neutron Beam
3.   Nite Club
4.   Speak
5.   Worlds Waiting
6.   Susie's Dingsbums
7.   Jakarta
8.   Hole In The Head
9.   Foreign Affairs
10.  Premonition
11.  Reality Check

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フュージョンギター」カテゴリの記事

コメント

’90年代にアルバムの短いコメントを書いた時に、このアルバムが一番好きだと書いてあったのですが、たぶん、「星影のステラ」があったことと、2曲ほど4ビート度の高い曲が入っていたことと関係あるんじゃないかと思います。それにいろいろなハードコア・フュージョンの曲も入っていて、聴き直してもけっこう楽しかったです。

TBさせていただきます。

910さん

コメント&TBありがとうございます。
いわゆるTribal Techらしいサウンドとなると、この盤が最後ではないかと思います。続く「Thick」が難解過ぎて、ちょっとついていけないな~という感じでしたから。

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