MICHAEL SAGMEISTER & PAT MARTINO / CONVERSATION(2000年)
Musician●Michael Sagmeister,Pat Martino(guitar)
Title●Conversation(2000年)
■Amazonより購入
巨匠Pat Martinoとドイツ出身の気鋭、Michael Sagmeisterによるギターデュオアルバムです。2000年9月14日~17日、ドイツにて録音。
Pat Martino / guitar
Michael Sagmeister / guitar
Thomas Heidepriem / bass
Michael Kuttner / drums
Martino関連の音源はかなり聴いてきたつもりでしたが、このアルバムは完全にノーマークでした。Michael Sagmeisterは初聴きです。どうやらMichael SagmeisterがMartinoをギターアイドルとして強烈に尊敬していたようで、Sagmeister側の熱いラブコールによってこのアルバムの制作が実現したようです。リズム隊もドイツ人ミュージシャン。
実はあまり期待しないで購入したのですが、これが思いがけない掘り出し物件。8曲すべてがオリジナルでMartinoとSagmeisterが4曲ずつ担当しています。多くは右チャンネルのMartinoが先行してソロをとり、左チャンネルのSagmeisterが師匠の後を受けてソロをとるというパターンです。#1でこそゆったりとした感じでスタートしますが、火がつきはじめるのは#2「Catch」から。2人のギタリストによる一糸乱れぬユニゾンに驚いていると、やがて始まる師匠の火の出るような強烈なソロで圧倒されます。対するSagmeisterも師匠を立てつつもしっかりと存在感を示しています。SagmeisterはMartinoの影響を強く受けたといいつつも、しっかりと自分のカラーを打ち出しているあたりに好感をもてますね。プレイヤーのタイプとしては“豪”の師匠に対して“柔”の弟子という感じでしょうか。2人の個性が絶妙なバランスで絡み合い、腕達者なリズム隊が生み出す心地良いグルーヴ感とあいまって、実に心地良い音空間を作り出しています。ギター好きの人は必聴。
●Musicians
Pat Martino / guitar
Michael Sagmeister / guitar
Thomas Heidepriem / bass
Michael Kuttner / drums
●Numbers
1. Conversation
2. Catch
3. Rejoin
4. On The Stairs
5. New Directions
6. Sortice
7. Turnpike
8. Hanging Out
« RCサクセション / Rhapsody(1980年) | トップページ | PAT MARTINO / STARBRIGHT(1976年) »
「ジャズギター」カテゴリの記事
- David Gilmore / Transitions(2017年)(2017.04.08)
- Kurt Rosenwinkel / Caipi(2017年)(2017.04.02)
- Wolfgang Muthspiel,Mick Goodrick / Live At The Jazz Standard(2010年)(2016.08.06)
- John Abercrombie / Within A Song(2012年)(2016.07.03)
- Albert Vila / The Unquiet Sky(2014年)(2016.06.25)
« RCサクセション / Rhapsody(1980年) | トップページ | PAT MARTINO / STARBRIGHT(1976年) »
コメント