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2015年7月

2015年7月29日 (水)

John Taylor亡くなる

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英国出身の鍵盤楽器奏者、John Taylorが7月17日、心不全のため亡くなりました。享年72歳。西フランスのセグレ村で開催されたサヴール・ジャズ・フェスティバルでの演奏中、グランドピアノにもたれかかるように倒れ、病院に搬送。死亡が確認されたそうです。

長いキャリアのわりにリーダー作が少ないので、日本での知名度はいまひとつの印象を受けますが、60年代後半から70年代初頭のジャズロック期、70年代中盤からのECM時代と息の長い活躍を続けてきました。現代ジャズ、コンテンポラリー系ジャズの主要作品に数多く参加し、後世に受け継がれる名演を残してきた功績は大いに讃えられてもいいと思います。

個人的にはジャズロック期でのJohn Surmanとの共演作、ECM時代でのKenny WheelerやJan Garbarekとの共演作が印象に残っています。以下に参加作品をあげます。意外なところではDavid Sylvianとの共演作も。あらためて合掌です。

音源はBill Frisell (g)、Arild Andersen (b)、Alphonse Mouzon (d)との共演ライブ「A Molde Concert」(1980年)より


でもって、北欧のコルトレーン、Jan Garbarekとの共演音源♪


John Taylor - Solo
  Solo  1992
  Insight  2003
  Songs & Variations  2005    
  Angel of the Presence  2006    
John Taylor Trio (Chris Laurence and Tony Levin)
  Decipher  1972
John Taylor Trio (Steve Arguelles and Mick Hutton)
  Blue Glass   1991
John Taylor Trio (Marc Johnson and Joey Baron)
  Rosslyn  2003
John Taylor Sextet(Kenny Wheeler / Stan Sulzmann / Chris Pyne / ChrisLaurence / Tony Levin)
  Pause and Think Again (unauthorised release)   1971
With Arild Anderson
  A Molde Concert  1980    
With Julian Arguelles
  Pheadrus  1991
With Azimuth
  Azimuth / The Touchstone / Depart  1977/79/80
  Azimuth '85  1985
  ow it was then...never again  1995
With Uli Beckerhoff
  Private Life   1992
With Harry Beckett
  Flare Up  1970    
  Warm Smiles   1971    
  Themes for Fega  1972    
With Henning Berg
  Tango and Company  1997
With Ian Carr
  Sounds and Sweet Airs  1993
With Bruno Castellucci
  Lost and Found       
With Graham Collier
  Songs for My Father            
With the Creative Jazz Orchestra
  Exits and Entrances  2002
With John Dankworth
  Full Circle  1972    
With Martin Drew
  The Martin Drew Band  1976    
With John Eardley
  Namely Me  1974    
With Peter Erskine
  You Never Know  1993
  Time Being   1994
  As it Is  1996
  Juni  1999
With Gil Evans
  The British Orchestra  1983    
With Jan Garbarek
  Places   1977    
  Photo with...   1978
With Mike Gibbs
  Tanglewood 73   1973    
  By the Way  1993
With Charlie Haden
  Nightfall   2005    
With Don Sugarcane Harris
  Keep on Driving         
With Karsten Houmark
  Dawn          
With Lee Konitz
  Songs of the Stars  1988    
With Volker Kriegel
  Spectrum  1971    
    Missing Link   1972    
With Cleo Laine
    An Evening with Cleo Laine  1972    
With Kirk MacDonald
    Pure and Simple  2001    
With Vince Mendoza
  Epiphany       
With Nick Purnell
  Onetwothree  1990
With Enrico Rava
  Secrets  1984    
With Ronnie Scott
  Serious Gold  1977    
With Alan Skidmore
  Once Upon a Time  1971    
  TCB  1973    
With Stan Sulzmann
  On Loan with Gratitude   1976    
  Everybody's Song but My Own  1987    
With John Surman
  How Many Clouds Can You See?  1970    
  Tales of the Algonquin   1971    
  Conflagration            
  Morning Glory   1973    
  Stranger Than Fiction  1994
  Ambleside Days  1993
  Proverbs and Songs  1997
With Steve Swallow
  Parlance
With David Sylvian
  Gone to Earth  1986
  Pop Song  1989    
With Colin Towns
  Mask Orchestra   1993
With Ray Warleigh
  Reverie  1974    
With Kenny Wheeler
  Song for Someone  1975    
  Double Double You  1984
  Flutter by Butterfly  1988
  Music for Large and Small Ensembles  1990
  The Widow in the Window   1990
  Kayak   1992
  All the More   1998    
  A Long Time Ago  1999    
  Moon   2001    
  Where do we go from Here?   2005    
With Kenny Wheeler/Riccardo del Fra
  Overnight   2002
With Norma Winstone
  Edge of Time   1972    
  Somewhere Called Home   1986
  Like Song Like Weather   1998    
  With Various Artists
  Ten Piano Players (Volume One)    1996
  Ten Piano Players (Volume Two)    1998    
With Miroslav Vitious
  Journey's End  1983    
With Maria Pia De Vito
  Phoné   
  Nel Respiro   2002    
With Maria Pia De Vito and Ralph Towner
  Verso   2000
With Eric Vloiemans
  Bitches and Fairy Tales 1999    
  Umai   2000    
With Attillo Zanchi
  Some Other Place   1992    

2015年7月26日 (日)

Pat MartinoのLIVEに行ってきました♪

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ジャズギター界の巨匠Pat Martinoが来日ライブを行うということで、東京駅丸の内南口は「Cotton Club」へ参上してきました。不覚にも生Martinoの姿を拝むのは初体験になります。

Pat Martino / guitar
Pat Bianchi / Hammond B3
Carmen Intorre / drums

最近のライブではこのトリオで行うことがほとんどのようで、前回来日も同メンバーだったようです。当方が予約したのは公演最終の25日の1stステージ。早朝から雑用に振り回されつつも会場時間の30分前に「Cotton Club」へ到着。会場時間を待っている間に、いろいろと観察していると、お客の多くはいかにもジャズ好き、ギター好きであることがプンプンと臭ってくる、まぁ同じような嗜好の方々が中心で、そんな同好のよしみから何となくリラックスした雰囲気が漂っていました。すると、明らかに異質の雰囲気を放つ集団が登場しましました。お年の頃は確実に60歳以上の男女20数名ほどのグループで、どうやら団体旅行客であることは彼らの行動を見ていて判明しました。おそらく観光コースに「Cotton Club」が組み込まれていたのでしょう。「週末の都会の夜。最高のジャズメンの生演奏と最高級ディナーで満喫」的なコピーが旅行パンフレットに踊っていたはずです。さらに言えば勝手に断定して申しわけありませんが、Martino御大の存在自体を知らないまま来ているに違いありません。いやいや、申し訳ないけれども、状況がわかっていない人たちが場の雰囲気を乱したりしたら難儀なことだなと少し心配です。

入場して前列3列目ステージに向かってやや左側という理想的ポジションを確保。やがて先に感じた不安が現実のものになります。先の団体さんは、私が座った位置より後方席に集団で陣取っていたのですが、アルコール類を何杯も注文し、早くも出来上がって大声で話す人もちらほらと。そのくらいで目くじらを立てるのも大人げないのですが、料理などはそっちのけで何度も席を立っては、記念写真をお互いに撮りあっては大騒ぎ。そのさまがあまりにケタタマシいので、顔をしかめる人もちらほらと。せめて演奏中は静かにしてほしいな。お客なんだし楽しみ方は人それぞれといっても、やはり迷惑をかけるのだけは困ります。Martino御大を知らないのはかまいませんが、ミュージシャンに対する最低限のリスペクトは持ち合わせないと。

1stステージは17時スタート。ほぼ定刻通りにMartino御大がギターを持って登場です。向かって左からPat Bianchi、椅子に座ったMartino御大、Carmen Intorre。Pat Bianchiは初聴きですが、風体はジョーイ・デフランセスコ的な体型。Carmen Intorreは外見を見る限りまだ若い感じです。それにしても御大は痩せすぎでしょう。あんな貧弱な身体からどうやったあの弾丸フレーズが出てくるのか不思議でなりません。

MCなしでいきなり高速ハードバップで御大のギターが唸りをあげます。ただやや音が歪みすぎかな。Pat Bianchiのハモンドもいい感じです。演目はジャズの定番であることはわかるのですが、悲しいかなそうしたスタンダード的な名曲を素通りしてきた自分が情けなく思います。分かったのはColtrane「Impressions」くらいで、あとは御大のMCでああこれがJ.J.Jacksonの曲なのかと知った程度。これは出直しですね、などと思いつつも視線はMartino御大のギター裁きばかりに集まります。いままでシングルノートの弾丸フレーズばかりに注目していたのですが、何を今さらですがカッティングも凄まじい。同じパートの繰り返しでも強弱をつけて時にはガツンとかましたり、ある時はわざとすかしてみたりと変幻自在。Pat Bianchiとの応酬には正直鳥肌が立ちました。あのか細い腕でどうしてこんな爆弾のようなカッティングができるのだろうと、ただただ驚きの連続でした。

夢のような時間はあっという間に過ぎてしまいます。アンコールはステージから引き上げずにそのままお馴染み「Sunny」。同曲は1972年の「Live!」で有名ですが、当時とまったく同じようにプレイするのではなく、その時々のインスピレーションでひと味違った「Sunny」を聴かせてくれました。ギターソロでの最高の聴かせどころであり、御大十八番の高速シーケンス・スケールの連続ワザには、感激のあまり不覚にも涙が出てきました。やはり、生で観ないといけませんね。

気がつけば例の団体さん。それでも演奏中は大人しくしていてくれました。それでもアルコールの飲み過ぎで頻繁にトイレに立ったり、演奏そっちのけでナイフ・フォーク類をガチャガチャ鳴らしながらフルコース料理を夢中にほおばったり、演奏の流れを無視していきなり拍手したりと、なんだかなと思わないでもなかったのですが。まぁ、楽しみ方は人それぞれですから。ただ、ああいうライブハウスでフルコースというのは、係の人が頻繁に出入りするので落ち着きませんし、ナイフ・フォーク問題もあるので、できればやめてほしいです。ね、Cotton Clubさん。


2015年7月25日 (土)

JEFF BECK / LIVE+(2015年)

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Musician●Jeff Beck(guitar)
Title●Live+(2015年)
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久しぶりのJeff Beckネタです。この間「Live In Tokyo 2014」の映像作品が出たと思ったら、またしてもライブ音源の登場です。クレジットには「All live tracks recorded on the USA tour,Augast 7-31,2014」と書かれているので、来日公演後の音源ということですね。それにしても若かりし頃はライブ音源リリースに消極的だった御大が、この数年間にリリースした作品のほとんどがライブ音源という事実は隔世の感がありますね。

Jeff Beck / guitar
Jimmy Hall / vocal
Rhonda Smith / bass
Jonathan Joseph / drums
Nicolas Meier / guitar
Veronica Belline  / drums on #15,#16
Ruth Lorenzo / vocal on #15

来日公演の面子にボーカル氏が加わった形になっていますね。全16曲中、14曲がライブ音源でラスト2曲がスタジオ録音の新曲という構造です。正直、「Live In Tokyo 2014」をきちんと観ていない段階で書くのも気がひけるのですが、ライブ音源として出来映えは「Ronnie Scott's」に匹敵するのではないでしょうか。ベストテイクを揃えたとはいえ演奏も完璧。
個人的にはJohn McLaughlin作「You Know You Know」やJimi Hendrix「Little Wing」、BBA「Superstition」などを取り上げているあたりが興味深かったりするわけですが。おっと忘れてはいけない古の名曲「Morning Dew」を2曲目にもってくるあたりも心憎い演出ですよね。

とまあ、会心のライブ盤に仕上がっているのですが、あえて苦言を呈するとボーカルのJimmy Hall氏のマッチョな歌唱がどうしても個人的に肌に合わない点とライブ音源の音質が今一つという2点ですね。おっと、忘れていました。ボートラ的に“新曲”2曲が入っていますが、これって正直必要だったのでしょうか。なんだかやっつけ仕事的に急いで作って入れてみました感がプンプンと漂っているのですが。曲としての完成度以前の問題で、ひょっとして御大、久しぶりにやらかしてしまったのかもしれません。ライブが素晴らしいだけにスタジオ録音とのあまりのギャップに、いささか混乱しております(笑)

●Musicians
Jeff Beck / guitar
Jimmy Hall / vocal
Rhonda Smith / bass
Jonathan Joseph / drums
Nicolas Meier / guitar
Veronica Belline  / drums on #15,#16
Ruth Lorenzo / vocal on #15

●Numbers
1. Loaded
2. Morning Dew
3. You Know You Know
4. Why Give It Away
5. A Change Is Gonna Come
6. A Day In The Life
7. Superstition
8. Hammerhead
9. Little Wing
10.Big Block
11.Where Were You
12.Danny Boy
13.Rollin' And Tumblin'
14.Going Down
15.Tribal (New Studio Recording)
16.My Tiled White Floor (New Studio Recording)

2015年7月20日 (月)

ADAM ROGERS DAVID BINNEY / R&B(2015年)

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Musicians●Adam Rogers(guitar),David Binney(alto sax)
Title●R&B(2015年)
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Criss Crossからの新譜です。Adam Rogers(guitar)とDavid Binney(alto sax)といえば古くからの盟友ですが、2人の共同名義というのは珍しいように思います。アルバムタイトル「R&B」はもちろんリズム&ブルースではなくて2人のイニシャルをとったもの。2014年2月18日録音。

Adam Rogers / guitar
David Binney / alto sax
Reuben Rogers / bass
Gerald Cleaver / drums

この2人のイメージだとわかりやすくコンテンポラリー系で攻めてくるのかなと思いきや、現代ジャズでもなくもちろんR&Bでもなく、スタンダードナンバーという内容で二度吃驚。取り上げられた先人たちはC.Parker、Th.Monk、W.Shorter、M.Davis、F.Hubbardなどで、特に大きなアレンジを加えることなく4ビートプレイに徹しています。スタンダードと書きましたが、コテコテではなく二捻りほど加えた選曲も彼ららしいですね。

しかし、それだけで終わるのかといえば大きな間違いで、Adam RogersにしてもDavid Binneyにしても、フレーズ・ブロウの端々にそれぞれの持ち味がばっちりと出ているのでご安心あれ。時に早いパッセージも織り込まれているので、コンテンポラリー系的な聴き方から入っても十分楽しめます。相変わらず端正なフレーズを弾くAdam Rogersですが、実に色気満載のソロワークにはついついうっとりとしてしまいます。

実は聴く前はあまり期待していなかっただけに、いい意味で裏切られた好盤です♪

●Muscians
Adam Rogers / guitar
David Binney / alto sax
Reuben Rogers / bass
Gerald Cleaver / drums

●Numbers
1.  Ah-Leu-Cha
2.  Introspection
3.  In Love In Vain
4.  Africaine
5.  Don't Misunderstand
6.  Sippin' At Bell's
7.  Sky Drive
8.  My Ship
9.  I Feel A Song Comming On

2015年7月19日 (日)

THE ARISTOCRATS / TRES CABALLEROS(2015年)

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Musician●The Aristocrats
Title●Tres Caballeros(2015年)
■Amazonより購入


Guthrie Govan(guitar)、Bryan Beller(bass)、Marco Minnemann(drums)によるユニット「The Aristocrats」。わずかな活動期間にも関わらず早くも3枚目のスタジオ盤がリリースされました。その間、3枚のライブアルバムも出ているわけで、このジャンルのミュージシャンとしては異例とも言える量産態勢と言えるでしょう。

このユニットの持ち味はZappa的なアプローチをもとにしたハードフュージョンで、類人猿の限界を越えた超絶技巧によるハイスピードなプレイが売り物です。もちろん、このアルバムでもそんな彼らの魅力を十分に「味わうことができるのですが、ひたすらスピード感に拘った前2作との比較では、いささか迷いがあるのでしょうか。それとも新機軸を打ち出したかったのでしょうか。楽曲にしてもスピード一辺倒から脱出したいのか、そうでないのかが今一つ判然としない中途半端さが目立ってしまっています。表現が難しいのですが、今までとは違う工夫をしてみたら逆にスベってしまったというか。無論、演奏テクニックは相変わらず素晴らしいのですが、それを生かす楽曲の完成度にやや難あり。なのです。もちろん#3「Texas Crazypants」のように“さすが!”と思わせる楽曲もあるだけに、なんとかならなかったのかというのが正直な感想です。

彼らのことですからこのアルバムを中心としたライブアルバムが近々にリリースされると思います。その出来次第で、このアルバムの評価も決まると思います。日本盤にはなぜか3人のサイン入りのギターピックがオマケとして付いてきます。

●Musicians
Guthrie Govan / guitar
Bryan Beller / bass
Marco Minnemann / drums

●Numbers
1.  Stupid 7
2.  Jack's Back
3.  Texas Crazypants
4.  ZZ Top
5.  Pig's Day Off
6.  Smuggler's Crridor
7.  Pressure Relief
8.  The Kentucky Meat Shower
9.  Through The Flower

2015年7月18日 (土)

PAT MARTINO / NEXAS(2015年)

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Musician●Pat Martino(guitar)
Title●Nexas(2015年)
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今月に来日が予定されている巨匠・Pat Martinoの発掘音源です。鍵盤楽器奏者のJim Ridlとのデュオで、1990年代中盤、フィラデルフィア「Tin Angel」でのライブ音源になります。Martino師匠と鍵盤楽器といえばなんと言ってもギル・ゴールドスタインとのデュオ音源が有名すぎますが、Jim Ridl氏との共演作は初めて聴きます。というか、恥ずかしながらJim Ridl氏自体が初聴きだと思われます。元々、師匠が持っていた私蔵音源を商品化したのですが、これがかなりの出来映えで、発掘してきた「High Note」には感謝の一語です。
(後で調べたら「Night Wings」で共演していました)

内容はまさにオーソドックスなデュオアルバムで、Jim Ridlの曲が2曲でほかはカバー曲。Jim Ridlの鍵盤は決して出しゃばることなく、師匠のギターを際立たせる実にいい仕事をしています。特に#5「Coutry Road」での甘露のような師匠のギターとの絡みはあまりに美しすぎます。この曲のためだけにこのアルバムを買っても十分にお釣りが返ってきます。でもってラストの「Naima」は涙なしでは聴けません。私が聴いた「Naima」のカバーの中では間違いなく最上位の出来映えです。

こんな素晴らしい音源が埋まっていたこと自体が驚きですが、師匠のことですからまだまだ隠し持っているはずです。

●Musicians
Pat Martino / guitar
Jim Ridl / piano

●Numbers
1.  Recollection
2.  Tenetree
3.  Sun on My Hands
4.  The Phineas Trane
5.  Coutry Road
6.  Interchange
7   Oleo
8.  Naima


2015年7月12日 (日)

ROMAN OTT / SEEING PEOPLE(2008年)

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Musician●Roman Ott(alto sax)
Title●Seeing People(2008年)
■Amazonで購入


ドイツ出身のアルトサックス奏者Roman Ott(ロマン・オット)の2008年作。新進気鋭のミュージシャンの作品を意欲的に送り出す「Fresh Sound New Talent」(FSNT)からのリリースです。FSNTはBen Monder関連でずいぶんお世話になっております。なぜRoman Ottかというと、Kurt Rosenwinkelが参加しているという非常にわかりやすい理由からで、Rosenwinkelが参加していなければおそらく一生知ることがなかったでしょうね。2008年6月7日、8日、ミュンヘン「Realistic Sound Studio」にてレコーディング。

Roman Ott / alto sax
Florian Hofner / piano
Lars Guhlcke / bass
Peter Gall / drums
Kurt Rosenwinkel / guitar on #2,#3,#5,#7,#9
   
Roman OttとKurt Rosenwinkelとの邂逅の経緯はよくわかりませんが、Ottの近作「If You Lived Here You'd Be Home By Now」(2012年)にも参加していることから、それなりの親密度があるということなのでしょう。

内容はというといかにもFSNTらしい現代ジャズで、Rosenwinkelは9曲中5曲に参加。欲を言えば彼のギターをもっと聴きたいのは確かです。とはいえわずか5曲とはいえ、Rosenwinkelの存在感は圧倒的で彼のギターが入るだけで楽曲の雰囲気も一変します。独特の浮遊感あふれるギターは健在で、ヌエ的なフレーズが自由奔放に暴れまくります。ちょっと聴いただけで「あっ!Rosenwinkelだよね」と思わせるプレイヤーってあまりいないですよね。また自身のリーダー作ではあまり見せることのないロックタッチのプレイも披露。特に#2「The Gap」での瑞々しいフレーズの嵐は一聴の価値ありです。


●Musicians
Roman Ott / alto sax
Florian Hofner / piano
Lars Guhlcke / bass
Peter Gall / drums
Kurt Rosenwinkel / guitar on #2,#3,#5,#7,#9

●Numbers
1     Seeing People    
2     The Gap    
3     J_And_K    
4     Uncertain Times    
5     Ivory    
6     Serenity   
7     Control    
8     Good Bye
9     Orbisons Delight

2015年7月11日 (土)

LARRY CORYELL / LIVE AT THE JAZZ WORKSHOP(1975年)

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Musician●Larry Coryell(guitar)
Title●Live At The Jazz Workshop(1975年)
■HMVより購入


ここにきて「The Eleventh House時代」の発掘ライブ音源がリリースされているLarry Coryell。以前、ラジオ・ブレーメンの放送音源をCD化した「January 1975」を紹介しましたが、今回は1975年7月31日、ボストン「The Jazz Workshop」での放送音源になります。

Larry Coryell / guitar
Mike Mandel / keyboards
Mike Lawrence / trumpet,flugelhorn
John Lee / bass
Alphonse Mouzon / drums

参加メンバーはお馴染みの面子で、今回のライブはアルバム「Level One」のプロモーションを兼ねているようですね。

演奏内容はいつも通り期待を裏切らないハイテンションぶりで、熱い70年代ジャズロックの魅力を存分に伝えてくれています。ガンガン弾きまくるCoryellもさることながら、鍵盤のMike Mandelも負けじとインプロの応酬をかましてくれています。特に#3「Level One」と#6「Some Greasy Stuff」での二人のせめぎ合いは一聴の価値ありです。支えるJohn Leeと
Alphonse Mouzonのど迫力ぶりにも注目しましょう。いやー、熱すぎます。

ところで、そんな手放しで褒めたたえたくなるほど素晴らしいライブなのですが、いかんせん音質が悪すぎます。途中でノイズが入るたびに興ざめしてしまいます。一応、FM放送用の音源だとクレジットされているのですが、こんな劣悪な音質で本当に放送してしまったのでしょうか。もしかしたらエアチェックのカセット音源ではないかと疑っています。内容は文句のつけようがないだけに、残念です。


●Musicians
Larry Coryell / guitar
Mike Mandel / keyboards
Mike Lawrence / trumpet,flugelhorn
John Lee / bass
Alphonse Mouzon / drums

●Numbers
1.  The Eyes On Love
2.  MC
3.  Level One
4.  The Other Side
5.  Diedra
6.  Some Greasy Stuff
7.  That's The Joint
8.  Nictophobia
9.  The Cover Girl

2015年7月 6日 (月)

「Lu7夏ライブ2015」に行ってきました♪

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梅垣ルナさん(key)栗原務さん(guitar)によるユニット「Lu7」が夏ライブを行うということで行ってまいりました。Lu7のライブ参加はこれで3回目で、前回ライブが4月でしたからこのグループとしてはかなり短いインターバルです。会場はちょうど七夕祭りでにぎわう平塚「KANAFU」。あのコーラスグループ「サーカス」の叶高さんがオーナーを務めるライブハウスです。

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さて、当日はあいにくの雨模様。七夕祭りで人出が多いだろうということで早めに現地に到着しました。17時開場ならば30分前に着けばいいでしょうという塩梅で向かいましたが、何と私が一番乗り。入り口周辺でうろうろしていたら、お店スタッフの若い男性がどうぞどうぞと招き入れてくれます。「ちょうどリハーサルが終わったところなんですよ~」「どちらからいらっしゃったんですか~?」などとフレンドリーに話しかけてくれます。ファーストインプレッション◎ そうこうしているうちに何と梅垣さんご本人が外に出て来られて、少しの時間ですが直接お話をするという僥倖にも恵まれました。やっぱり早く着くというのはとても大切です。やがて“Lu7マニア”同志が集結しはじめました。会場に入るとライブハウスというよりも小粋なレストラン&カフェという雰囲気。席数は30席ほど、木をベースにした内装がアットホームな雰囲気を醸し出しています。席は受付順にすでに割り振られていて、同じテーブルで同席になった方々は常連さまお二人と梅垣さんのご友人。しばし、音楽談義に話がはずみます。

ふと気がつくと店内を切り盛りしている初老男性の姿が。も、も、も、もしかしたらあの「サーカス」の叶高さんではないですか!あとで判明したのですが、最初に声をかけていただいた若い男性は叶さんのご子息で、チョロQの大ファンだった彼が梅垣さんに直接出演オファーを出して今回のライブが実現したとのこと。それにしても私風情が紅白出演歌手の叶さんに生ビールなどをオーダーしていいものだろうかと、しばし葛藤していました(笑)。だって、紅白出場歌手って、我々世代にとっては神に等しい存在なんですから。神に向かって飲食の注文などをしてはいけません。

やがて開演時間を少し回ったころに「Lu7」のメンバーが登場。前回、前々回ライブと同様、

梅垣ルナさん / keyboards,melodion
栗原務さん / guitar
岡田次郎さん / bass,fretless-bass
嶋村一徳さん / drums,percussions

という最強メンバー。セトリは以下の通り(梅垣さんブログより引用)。

<1stSet>
01:Azurite Dance (4th)
02:Air Flow (1st)
03:Tanzanite Ring (3rd)
04:Kesaran Patharan (2nd)
05:12th Tree (2nd)

<2ndSet>
06:Interlude#1(Polaris) (4th)
07:雨の庭 (4th)
08:Berceuse (4th)
09:浮遊都市 (4th)
10:Chocolate Sundae (3rd)
11:ミドル・ロングサーキット

<アンコール>
おかえり (4th)

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お店の雰囲気を考慮されたのでしょう、どちらかというとアコースティックな感じの楽曲が中心になっているように思いました。私が座ったのはステージに向かって右側。何と最前列という至近距離なのでそれだけでドキドキです。向かって左から岡田さん、嶋村さん、梅垣さん、そしてMarshallを背に栗原さん。栗原さんはCarvinのアラン・ホールズワースモデルを使用。岡田次郎さんの“新兵器”フレットレスベースも控えています。次郎さんの新兵器は「Air Flow」と「Berceuse」で活躍していました。演奏内容はもう素晴らしいの一語なのですが、鬼気迫る緊張感が感じられた六本木やニコタマライブと比べると、平塚という土地柄とお店の雰囲気も手伝っていくぶんリラックスしているように感じられました。

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↑これが岡田次郎さんの“新兵器”

至福の時間はあっという間に過ぎてしまいます。アンコールは「おかえり」。皆が無事に帰宅できるようにという思いを込めた選曲です。そして再度のアンコールコールがわき起こる中、梅垣さんと栗原さんが三度登場。なんと2曲目のアンコールは用意していないということで、そのままグッズの即売会に。オリジナルTシャツ、マイクロファイバークロス、そして在庫希少の1stアルバム。私はマイクロファイバークロスを購入しました。

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↑グッズ即売会はすべて完売!

MCによれば次回ライブは秋頃を予定しているそうで、できれば新曲をその場で披露したいとのこと。そして、新譜制作を本格的にスタートすることなどが発表されました。相変わらず飄々とした感じの栗原さんに、梅垣さんが鋭く突っ込むという役割分担は完璧です。

実は今回が東京以外での初めてのライブというLu7。一方、住まい的に準地元的な感じの私にとっては、大変ありがたかったですね。次回ライブと新譜が楽しみです♪

梅垣さんのブログはこちらnote
http://yaplog.jp/lunarythm/

「KANAFU」さんのサイトはこちらnotes
http://www.kanafu.jp/ 

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