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2015年4月26日 (日)

SIMON PHILLIPS / PROTOCOL II(2014年)

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Musician●Simon Phillips(drums)
Title●Protocol II(2014年)
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いまでは上原ひろみとのセッションで知られるスーパードラマー、Simon Phillipsによる久々のリーダー作です。作品としては2013年にiTunesなどで配信されていましたが、来日公演に合わせる形で2014年にCD化されています。

というわけでメンバー紹介。
Simon Phillips / drums
Andy Timmons / guitar
Steve Weingart / keyboards
Ernest Tibbs / bass

Andy TimmonsとはTony Williamsの追悼盤「Another Lifetime」以来の共演になるのでしょうか。鍵盤のSteve Weingartとベース奏者Ernest Tibbsのお二人はお初です。

アルバムタイトルから推測されるように、Simon Phillisにとっての初リーダー作「Protocol」(1988年)の続編的な位置づけにあるようです。「Protocol」ではPhillipsがすべての楽器を自分でこなしてスタジオで作り上げたのに対して、本作はライブを意識したメンバー構成になっています。実際、2014年には日本公演を敢行しています。

というわけで拝聴です。正直言いまして、ドラム奏者としてSimon Phillipsにはさして興味があるわけではなく、当欄としての注目はあくまでもギターのAndy Tommonsだったりするわけですが、初回作「Protocol」との比較で聴くと「無難にまとめてきたな」というのが第一印象です。この人が本当にプレイしたい音楽となると、あまりに音楽的キャリアが幅広く多彩なためか、正体がつかめなかったりするのですが、このアルバムを聴いてある意味で納得しました。ハード系フュージョンだったのですね。

ただ「無難にまとめてきたな」と感じるのは、強烈なフックというかキラーチューンというか、これぞ!と思わせる何かが足りないように感じられるからです。確かに手堅いし、ツボも押さえている。Andy Tommonsも手堅くプレイしていますが、Phillipsが彼の魅力を最大限に引き出しているかというと、物足りない感がしてしまうのです。ベテランが手管を使って上手い具合にまとめてみました、というのが正直なところです。そういえば「Protocol」も「Another Lifetime」もあまり印象がなかったな~。

えらく酷評してしまいましたが、決して嫌いではないのです、この手の音楽は。ただメンツから考えると期待値は当然高くなりますし、だからこそもっと何とかならなかったのかな、というわけなのです。


●Musicians
Simon Phillips / drums
Andy Timmons / guitar
Steve Weingart / keyboards
Ernest Tibbs / bass

●Numbers
1.  Wildfire
2.  Soothsayer
3.  Gemini
4.  Moments of Fortune
5.  Upside in Downside Up
6.  First Orbit
7.  Octopia
8.  Enigma

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