2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

« 【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / WARDENCLYFFE TOWER(1992年) | トップページ | 【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / NONE TO SOON(1996年) »

2015年3月 7日 (土)

【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / HARD HAT AREA(1993年)

R0013799_1024x768
Musician●Allan Holdsworth(guitar,synthaxe)
Title●Hard Hat Area(1993年)
■Amazonより購


まだまだ懲りずに続くAllan Holdsworth御大のリーダー作再聴シリーズです。

前作「Wardenclyffee Tower」(1992年)から間髪入れずにリリースされたのがこの作品です。寡作の御大にとっては異例とも入れる量産態勢ですが、ライブ活動が安定して自ら立ち上げたプロダクション経営も順調だったようです。しかし、実際にはセールス的に好調だったのは日本のみだったようで、次第にプロダクションの経営も悪化していったようです。そんなこともあって、金銭的な問題からついには離婚に追い込まれてしまったりするわけですが…。

それはともかくやや捻りすぎの感があった前作から、実にストレートな作風に転じたこの作品は、個人的にも“御大復活か?”と思わせたものです。

Allan Holdswrth / guitar,synthaxe
Steve Hunt / keyboards
Skuli Sverrisson / bass
Gary Husband / drums

なんとシンプルな4人構成。恒例になりつつあった女性ボーカルも不在です。Steve HuntとGary Husbandの二人は旧知の仲ですが、ベース奏者をJimmy Johnsonからアイスランド出身のセッションマンSkuli Sverrissonに代えています。このアルバムの素晴らしいと思える点は多々ありますが、何よりも原点であるギターを楽曲の中心に据え、個人的はまったく食指が伸びないsynthaxeをアクセント的な味付けにとどめていることに尽きます。synthaxeも使いこなせてきたのでしょう。やっとこさ違和感を感じないようになってきました。

#1  Prelude
synthaxeをバックに今にも泣き出しそうなフレーズ。ちょっとSF映画のサントラ的だったりしますが、果たしてこの曲は本当に必要なのかといえば、ちょっと微妙ですね。

#2  Ruhkukah

#1で厳かにスタートし、スピード感あふれるこの曲で変化をつけるという展開でしょうか。ただSteve Huntの鍵盤が少し残念な感じでミソをつけている感がしないでもありません。曲終盤のスリリングなソロがあまりに素晴らしいだけに、よけいにそう思います。

#3  Low Levels,High Stakes
Steve Huntの美しい生ピアノが大変印象的な曲。この人、電子鍵盤だとがっかりするケースが目立つのですが、ピアノはすごくいい感じです。やがて始まるSkuli Sverrissonのベースソロ。正直言いまして、前任のJimmy Johnsonとの違いはよくわからないのですが、まぁ無難にこなしています。にしてもちょっとばかり尺が長いかな~。バックのストリングっぽいSEはsynthaxeでしょうか。そして満を持して御大のソロ。これがあまりにも素晴らしい出来映えで、アルバム中最高の熱演ではないでしょうか。白飯を何杯でもおかわりできます。

#4  Hard Hat Area
synthaxe中心の曲。正直言ってコメントが難しい曲。特に前半はこれだけの時間を割く必要があるのかと思ってしまいます。残念ながら御大の作曲能力の欠如ぶりがあからさまに。このことは散々ぱっら指摘されていることですけれどね。終盤のギターソロが圧巻だけに、もしかしたらソロだけで楽曲として成立するのではないかと。

#5  Tullio
のっけから弾きまくる御大。リズムチェンジと転調の繰り返しなのですが、何だか心地よく聴こえるのは何よりも御大自身が気持ちよさそうに弾いているからでしょう。曲終盤のSteve Huntの鍵盤は冗漫に感じられ今一つですね。

#6  House Of Mirrors
synthaxeによるイントロがなぜか「I.O.U.」時代を想起させます。というかコード展開の根幹はあまり変わっていないのですが…。中盤のSteve Huntの鍵盤には少しイライラするのですが、転調ともに響きわたる御大の美しいソロに溜飲を下げる次第です。気合い十分の渾身の一発です。特にギアチェンジしてからの鬼神のごとく弾きまくるフレーズは一聴の価値ありです。

#7  Postlude
プレリュードに対するアンサーソング的な一曲。synthaxeを使った静かな感じで始まりますが、やがてフリーフォームに一変するあたりが意外といえば意外。ただ御大が提唱するフリーはあくまでもジャムセッションの延長なのかなと思います。これがフリーなのかと受け取ってしまうのは、ちょっと違うのではないかと。

●Musicians
Allan Holdsworth / guitar,synthaxe
Steve Hunt / keyboards
Skuli Sverrisson / bass
Gary Husband / drums

●Numbers
1.  Prelude
2.  Ruhkukah
3.  Low Levels,High Stakes
4.  Hard Hat Area
5.  Tullio
6.  House Of Mirrors
7.  Postlude

« 【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / WARDENCLYFFE TOWER(1992年) | トップページ | 【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / NONE TO SOON(1996年) »

アラン・ホールズワース関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1303686/59160255

この記事へのトラックバック一覧です: 【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / HARD HAT AREA(1993年):

« 【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / WARDENCLYFFE TOWER(1992年) | トップページ | 【再聴】ALLAN HOLDSWORTH / NONE TO SOON(1996年) »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
  • Amazon検索
無料ブログはココログ