Electric Guitar Quartetを再聴
Musician●Electric Guitar Quartet
Title●Electric Guitar Quartet(1998年)
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日本を代表する実力派ギタリスト、西畑勝さん、栗原務さん、法田勇虫さん、堀沢俊樹さんの4人による「Electric Guitar Quartet」(E.G.Q.)インストコンピアルバムです。このアルバム、かなり昔に入手してはいましたが、すっかり存在を忘れていました。最近になって梅垣ルナさんと栗原務さんによるユニット「Lu7」を聴いているうちに「そういえば、栗原さんってE.G.Q.に参加していたな~」と思い出し、慌てて聴き直している次第です。どうやら西畑勝さん発信の企画だったようで、ほかの3人に声をかけて実現したようです。
参加メンバーは4人のほかに
上間勝吉 / bass on #3,#8,#13
秋谷えりこ / keyboards on #4
鳴瀬喜博 / bass on #4
山木秀夫 / drums on #4
後藤眞和 / bass on #5,#12
土屋敏寛 / drums on #5,#12
梅垣ルナ / keyboards on #5,#12
菅沼孝三 / drums on #9,#13
大御所、鳴瀬喜博さんや手数王・菅沼孝三さんの名前が見られますね。
ここでは、栗原さん&梅垣さん中心にレポートします。
#5 Palace In A Mirage
栗原さんの曲。クレジットをみるとアレンジに「Lu7」の盟友、梅垣ルナさんの名前が。どうやらこの曲が二人にとって“初めての共同作業”だったようです。梅垣さんは鍵盤でも参加しています。ほかに後藤眞和さん(bass)、土屋敏寛さん(drums)が参加。すでに栗原さん節というか「Lu7」っぽく感じられるのは梅垣さんがアレンジ段階から関与しているからでしょうか。近未来派フュージョンサウンドという趣で、栗原さんのAH愛あふれるウネウネギターが聴きどころです。梅垣さんの鍵盤は若干ハモンドっぽい音色で中年親父の琴線を刺激しまくりです。曲終盤のギター弾きまくり状態はギター好きにとっては辛抱たまらんです。
#11 乾いた砂
栗原さんの曲。ここでは梅垣さんは参加していません。4人のギタリストはアコギに持ち替えています。リズム隊は打ち込みっぽいですね。
#12 Magic Lamp
作曲は後藤眞和さんですが栗原さんのギターが前面にプッシュされています。この曲にも梅垣さんが鍵盤とアレンジで参加しています。入り方がプログレっぽいですね。梅垣さんの鍵盤もどことなくエディ・ジョブソンっぽい感じです。雰囲気としてはU.K.やBrufordに近いものを感じさせますね。
曲ごとに使用ギター、機材、接続などのリスト付きなのが興味深いところです。ちなみに栗原さんはSteinbergerにMesa Boogieを繋いでいます。
●Musicians
西畑勝 / guitar
栗原務 / guitar
法田勇虫 / guitar
堀沢俊樹 / guitar
上間勝吉 / bass on #3,#8,#13
秋谷えりこ / keyboards on #4
鳴瀬喜博 / bass on #4
山木秀夫 / drums on #4
後藤眞和 / bass on #5,#12
土屋敏寛 / drums on #5,#12
梅垣ルナ / keyboards on #5,#12
菅沼孝三 / drums on #9,#13
●Numbers
1. 睡眠障害
2. Prelude P5↓
3. Slaughtor Ministry
4. La Pomme
5. Palace In A Mirage
6. Purple Haze
7. Sublimation
8. Aircastle#4
9. Safebreaker's Boogie
10. Re Fa Sol(Please Don't Change Your Mind)
11. 乾いた砂
12. Magic Lamp
13. Jellyfish Jam
14. Theme From Enter The Dragon
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