Richard Hallebeek Projectの1stがリマスター&再発売
Musician●Richard Hallebeek(guitar)
Title●Richard Hallebeek Project(2014年)
■メーカーサイトより購入
オランダのギターモンスター、Richard Hallebeek(リチャード・ハレビーク)によるリーダーユニット「Richard Hallebeek Project」の1stがリマスター化のうえ再発売されました。オリジナルは2003年1月に録音され、2004年リリース。当時の版元は「Liquid Note Records」でしたが、倒産によって長らく廃盤状態で入手困難だっただけに探していた人にとっては朗報ではないでしょうか。Hallebeekの盟友、Fans Vollinkがリマスター担当。再発売にあたってオリジナルではCD-Rでおまけとしてついていた#10「External Mess」がボーナストラックとして追加されています。そういえば、オリジナル盤では直筆サインと本人によるスコアもおまけとしてついてきましたが、今回は特にありませんでした。
さて、メンバー紹介です。
Richard Hallebeek / guitar
Shawn Lane / guitar on #1,#2,#3,#7
Brett Garsed / guitar on #1,#4,#5,#7
Lalle Larsson / keyboards
Udo Pannekeet / bass
Sebastiaan Cornelissen / drums
という構成です。Shawn LaneとBrett Garsedのゲスト参加は例の「MVPシリーズ」のご縁からでしょうか。ご存じの通り、Shawn Lane生涯最後の音源となっています。Lalle LarssonとSebastiaan CornelissenはHallebeeek周辺人物としてはおなじみの存在ですね。
というわけで、あらためて拝聴です。2013年リリースの「RHP2」はゲストギタリストの豪華さもあって結構派手な仕上がりでしたが、聴き直すと意外と地味なんですよね。全体を通して。Shawn LaneとBrett Garsedが参加しているとはいえ、2人ともどちらかというと引き立て役に回っている感が強いです。楽曲もどちらかというと内省的な色合いが強いので、「おおっ!」とくる瞬間が少ないのも事実です。亡くなってしまったから言うわけではありませんが、Shawn Laneのプレイも黄泉の国を彷徨うかのように、悟りきった感触を受けます。特に#7「Enigma」で聴かれる幽玄なギターソロは確かに凄いのですが、何だか自身の最期を覚悟しているように思われて仕方がありません。
●Musicians
Richard Hallebeek / guitar
Shawn Lane / guitar on #1,#2,#3,#7
Brett Garsed / guitar on #1,#4,#5,#7
Lalle Larsson / keyboards
Udo Pannekeet / bass
Sebastiaan Cornelissen / drums
●Numbers
1. Prescription Strength
2. Good Food
3. Enigma
4. Lined Out
5. Canoga Park
6. Free
7. Axe
8. Imagine
9. Orange Faces Everywhere
10. External Mess
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