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2014年6月29日 (日)

オージージャズの重要人物Mark Costaの「Textures」

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Musician●Mark Costa(bass)
Title●Textures(2012年)
■Amazonより購入


オーストラリアを拠点に活動するベース奏者Mark Costaのリーダー作です。レーベルが明記されていないのでおそらくは自主制作盤で初リーダー作になるかと思われます。2012年リリース。ネットで調べたところ、この人に関する日本語記事が見あたらなかったので、おそらくかなりマイナーな存在なのだと思われます。

というわけで参加メンバーをご紹介。
Mark Costa / bass
James Muller / guitar
Bill Risby / piano,synthesizers
Gordon Rytmeister / drums
Tony Azzopardi / percussions

完全にギターのJames Muller目当てで購入しましたが、Mark Costaとは同郷ということで“オージージャズ人脈”であることは明らかです。James Mullerといえば同じ豪州出身の鍵盤楽器奏者、Sean Waylandとの共演作が比較的知られているのではないかと思われます。

というわけで傾聴。James Muller自身名義の作品にも共通する雰囲気を感じさせるのですが、オージージャズ特有の力感あふれるカラッとしたサウンドが特徴です。その意味では現代ジャズシーンの裏街道を歩むブルックリン派とは対極にありますが、かといって王道とも言えず流行のクールネスジャズともまた違うんですよね。うまく当てはまる表現が思いつかないのですが、どこか70年代フュージョンサウンドを彷彿とさせる懐かしさが音の端々に満ちています。その意味で中高年好みの仕上がりになっているのではないでしょうか。

お目当てのJames Mullerは水を得た魚のごとく、結構自由奔放に弾き倒しています。ギタリストとしてのMullerの魅力はジャズとロックとの間を自由自在に行き来する速弾きにあると思っていますが、この盤でのMullerはまさにそうです。バックを支えるミュージシャンもなかなかの腕前です。知られざるオージージャズを知るうえでお勧めの盤です♪



●Musicians
Mark Costa / bass
James Muller / guitar
Bill Risby / piano,synthesizers
Gordon Rytmeister / drums
Tony Azzopardi / percussions

●Numbers
1.  Dedication
2.  Textures
3.  End Games
4.  Hidden Germ
5.  StandAnd Deliver
6.  White Sands
7.  Pendulum
8.  A Father's Love

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ジャズ・フュージョン」カテゴリの記事

コメント

またまたお邪魔します。
これカッコいいですね!
買おうかな。

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