サックス奏者Dayna Stephensの「Today Is Tomorrow」
Musician●Dayna Stephens(tenor sax)
Title●Today Is Tomorrow(2012年)
■Amazonより購入
定期的にお届けしている「Criss Cross」関連音源です。NYCを活動拠点に置く新進気鋭のサックス奏者Dayna Stephens(ダイナ・ステファンス)による2枚目のリーダー作「Today Is Tomorrow」を入手したので早速傾聴。順番が逆になってしまいましたが、「I'll Take My Chances」(2013年)の出来があまりに素晴らしかったので追尾物件ということになります。
というわけで参加ミュージシャンのご紹介を。
Dayna Stephens / tenor sax
Michael Rodriguez / trumpet
Raffi Garabedian / tenor sax
Julian Lage / guitar
Aaron Parks / piano
Kiyoshi Kitagawa / bass
Donald Edwards / drums
ベースの北川潔は初聴き。いまをときめくJulian LageとAaron Parksの名前が見えますね。こいつは期待大です。
というわけで購入してから何回も聴き直しているのですが、聴くたびに受ける印象が変わってしまい、なかなかレビュー作成が難しい作品で少々困惑しています。確かに面子も凄いし聴きどころが満載なのですが、どこか熱くなれないのですよね。十分に聴き込めば、だんだん味わいがにじみ出てくるような“スルメ烏賊物件”なのかといえばそうでもありませんし。若いのだからもっと尖ってもいいのに…というのが正直な感想です。ひたすらクールにまとめる、これが現代ジャスの一つの姿なのかもしれません。
個人的な興味の焦点はギターのJulian Lageなのですが、ほとんど生音に近いのですが、しっかりとフレーズが歌っているしキチンと自己主張できるタイプのギタリストですね。いまやあちこちから声がかかる超売れっ子ミュージシャンですが、確かにその理由がよくわかります。
●Musicians
Dayna Stephens / tenor sax
Michael Rodriguez / trumpet
Raffi Garabedian / tenor sax
Julian Lage / guitar
Aaron Parks / piano
Kiyoshi Kitagawa / bass
Donald Edwards / drums
●Numbers
1. Skylark
2. Kwooked Stweet
3. Radio-Active Earwarm
4. De Pois Do Amor,O Vazio
5. Loosy Goosy
6. Black Narcissus
7. Haden's Largo
8. Hard-Boiled Wonderland
9. The Title
10. Cartoon Element
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