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2014年5月

2014年5月31日 (土)

フランスの奇人Emmanuel Boozの「Dans Quel Etat J'erre」

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Musician●Emmanuel Booz(vocal)
Title●Dans Quel Etat J'erre(1979年)
■Amazonより購入


フレンチロックが生んだ奇人Emmanuel Booz(エマニュエル・ブーズ)による“幻の作品”を入手しました。幻としたのはなぜかなかなかCD化されなかったからで、アナログ盤も稀少で入手困難だったようです。ネット上でやたらと絶賛されていたので、あまり深く考えないで発注してみました。どうも“稀少”というワードを見つけてしまうと素通りできない性格なので…(汗)

というわけでメンバー紹介を。
Emmanuel Booz / vocal
Jean-CLaude D'Agostini / guitar
Charlie Charriers / bass on #1#2
Maurice Mathias / drums on #1#2
Gillies Tinayre / keyboards,synthesizers.piano
Didier Lockwood / violin #1
Jean-Louis Mahjun / alto-violin on #1
Gerard Pisani / bass clarinet,soprano,bugle on #1
Phillipe Briche / piano on #1
Roger Doereux / electric iano on #2
Pierre Blanchard / violin on #2
Gerard Levavasseur / bass on #3

あれま。ほとんどが知らない御方ばかり。辛うじて元「MAGMA」のDidier Lockwoodを見つけて安堵する始末です。Didier LockwoodといえばBilly CobhamやAllan Holdsworthらと組んだスーパーユニットを思い出します。実はフランスのプログレ&ロック人脈はほとんどと言っていいほど空白地帯。バンドでしっかり聴き込んだのは唯一「GONG」くらいというアリサマですから(大汗)。ちなみにライナーは英語となぜかハングルの2カ国語で書かれています。もしや韓国で大人気を博しているのでしょうか。

さて、傾聴。「ロックテアトル」をはじめとしてロックと演劇を融合するのが大好きというお国柄もあって、この盤もそれを地で行く内容。常に演技がかった大袈裟な感じです。終始がなり立てるEmmanuel Boozをバックがスペクタルなプレイで盛り立てるという構造なのですが、演奏自体はさすが第一線級のミュージシャンばかりなので、それなりに楽しめます。特にJean-CLaude D'AgostiniのギターはどことなくPhil Millerに似ています。個人的に好きなタイプです。これがジャズっぽくなるとチェンバーロックになるのでしょうね。

随所にトイレの水を流す音やガラスが割れる音などの生活音がギミックとして使われているのですが、これも演劇的な手法なのでしょうか。正直言ってよくわかりません。そして何よりもフランス語がまるで分からないので、作品としての面白さの半分も味わえていないのではないかと…。ただEmmanuel Boozの奇天烈具合はよく分かりました(汗)。聞くところによるとEmmanuel Boozは1980年以降、ふつうのフレンチポップス歌手に転向してしまったそうです(笑)

●Musicians
Emmanuel Booz / vocal
Jean-CLaude D'Agostini / guitar
Charlie Charriers / bass on #1#2
Maurice Mathias / drums on #1#2
Gillies Tinayre / keyboards,synthesizers.piano
Didier Lockwood / violin #1
Jean-Louis Mahjun / alto-violin on #1
Gerard Pisani / bass clarinet,soprano,bugle on #1
Phillipe Briche / piano on #1
Roger Doereux / electric iano on #2
Pierre Blanchard / violin on #2
Gerard Levavasseur / bass on #3

●Numbers
1.  Ode aux rats
2.  La symphonie catastrophique
3.  Armoire et persil

2014年5月25日 (日)

上原ひろみの新譜「Alive」を聴いてみた♪

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Musician●上原ひろみ(piano)
Title●Alive(2014年)
■Amazonより購入


もはや日本を代表する鍵盤楽器奏者となった「上原ひろみ」の最新作です。2014年リリース。

上原ひろみ / piano
Anthony Jackson / bass
Simon Phillips / drums

初めて気がついたのですが、「The Trio Project」と冠せられるようになっていたのですね。同一メンバーで3作連続というのはキャリア初だと思われます。あえて「The Trio Project」としているのは、時期的にソロや別フォーマットでの活動と棲み分ける必要性が出てきているのかもしれませんね。DVD付きやらいろいろなフォーマットで発売されていますが、ここは気張って「プラチナSHM規格」を選択。まぁ実際は通勤の行き帰りにiPodで聴くレベルですから、気張ってもあまり意味がないのですが(汗)。

さて、傾聴。
前前作「Voice」、前作「Move」と聴き比べていますが、作風としては前2作の延長線上にあります。というか、このトリオで演奏する限りはある程度の着地点に落ち着くというか、予定調和とまではいかないまでも、あらかたの完成図は想像できてしまうのですね。いい意味での「信頼と実績」に裏づけられた…というヤツです。そんな視点でこのアルバムを聴くと「Voice」で受けた衝撃や「Move」での驚きがここでも味わえるかというと、正直言いましてそこまでの感慨はありません。だからと言って駄作ということではなく、いい意味でも逆の意味でも“高値安定”という印象です。フォローのつもりではありませんが、相変わらず“プログレおやじ”を引き寄せる不思議な魔力を放っております。

つらつら考えるに、彼女やトリオに対してリスナーが求めるハードルやレベルが高くなりすぎているのかもしれませんね。だからというわけではありませんが、いったんこのフォーマットも“ご破算”にしてしまうよいタイミングかもしれませんし、また違った形で新鮮さを提供することもよりJazzっぽい生き方なのではないかと。というわけで次作に期待です♪

●Musicians
上原ひろみ / piano
Anthony Jackson / bass
Simon Phillips / drums

●Numbers
1.  Alive
2.  Wanderer
3.  Dreamer
4.  Seeker
5.  Player
6.  Warrior
7.  Firefly
8.  Spirit
9.  Life Goes On

2014年5月18日 (日)

英国のエクストリームメタルバンド「Sacred Mother Tongue」の2nd「Out of the Darkness」

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Musician●Sacred Mother Tongue
Title●Out of the Darkness(2013年)
■ディスクユニオンで購入


このところあまり取り上げていなかったメタルネタを久しぶりに。

英国のエクストリームメタルバンド「Sacred Mother Tongue」による2枚目のフルレンスアルバム「Out of the Darkness」です。このバンド、若きテクニシャンAndy Jamesが在籍していることでも知られています。2004年からプロ活動を始めているようです。恥ずかしながらお初にお耳にかかります。

というわけでメンバー紹介を。
Andy James / guitar
Darrin South / vocal
Craig Daws / bass
Lee Newell / drums
という4人構成。打楽器のLee NewellはAndy Jamesのソロ作品でサポートしていますね。

さて、傾聴。エクストリーム系という事前情報からもっとオドロオドロシいものを想像していましたが、意外に楽曲・サウンドともにキャッチーで初めての人でもすっと入っていくことができます。ボーカルもクリーンヴォイスです。相変わらずAndy Jamesは呆れるほどの超絶技巧の連発なのですが、決してそれが嫌みにならないほどに実に軽やかに弾き倒しています。ドヤ!というものがまるで感じられない奥ゆかしさに好感を覚えます。久々に当たりを引き当てました。

●Musicians
Andy James / guitar
Darrin South / vocal
Craig Daws / bass
Lee Newell / drums

●Numbers
1.  Demons
2.  Bird In Hand
3.  Seven
4.  Pawn
5.  Bleeding Out
6.  A Light Will Shine
7.  The City Is Crying
8.  Just A Ride
9.  Evolve / Become
10. Believe

2014年5月11日 (日)

Andy Jamesの3rd「Andy James」

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Musician●Andy James(guitar)
Title●Andy James(2011年)
■Amazonより購入


英国出身のネオクラ寄りテクニカル系ギタリスト、Andy James(アンディ・ジェームズ)による3枚目のリーダー作です。タイトルはそのままズバリの「Andy James」。2011年リリース。おそらくは宅録で自身によるギターとベースの多重録音に、Lee Newellという打楽器奏者がサポートに加わるという低予算型で今風の制作過程を踏んでいます。

この人はデビュー作「Machine」から継続的に聴いてきているのですが、久しぶりに聴いてみて長足の進歩を遂げていて吃驚。いかにも家内制手工業的だったデビュー作とは比較にならないほど、楽曲・演奏とも幅と厚みが加わっています。おそらくは併行して在籍しているバンド「Sacred Mother Tongue」を通して得られた経験がサウンド面に大きな影響を与えているのではないかと思われます。

いまや絶滅危惧種扱いに近いネオクラ風のメタルギタリストですが、メロディセンスも良く、確かなテクニックがあるので聴いていても抜群の安定感があります。どこかで聴いたようなフレーズをここぞとばかりに炸裂させるあたりは、ジジ殺しの感を受けますね。ギター好きの人にお勧めです♪

●Musicians
Andy James / guitar,bass
Lee Newell / bass

●Numbers
1.  Legion (Intro Interlude)
2.  Angel of Darkness
3.  The Storm
4.  What Lies Beneath
5.  Burn It Down
6.  Into the Void
7.  Dust in the Wind (Interlude)
8.  Separation
9.  Gateways
10. Bullet in the Head
11. War March

2014年5月 4日 (日)

インド系鍵盤楽器奏者Vijay Iyerの「Accelerando」

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Musician●Vijay Iyer(piano)
Title●Accelerando(2012年)
■Amazonより購入


アメリカ生まれでインド系住民を両親にもつ鍵盤楽器奏者、Vijay Iyer(ヴィジャイ・アイヤー)のメジャーレーベル第2騨です。ACTレーベルから2012年リリース。

参加メンバーは
Vijay Iyer / piano
Stephan Crump / bass
Marcus Gilmore / drums
と前作同様のピアノトリオです。

衝撃的とも言えた前作「Historicity」から3年ぶりの新作となるのですが、前作があまりに出来が良すぎたのでかなりハードルが高くなってしまっているのも事実です。ところが、この天才は軽々とそれをクリアしてしまっています。何と末恐ろしい恐ろしい存在なのでしょう。

一聴するといくぶんおとなしめの楽曲が中心ですが、それはあくまでも表面的なもので、躍動するポリリズムは健在です。というか、ますます進化を遂げています。盟友であるStephan Crumpと Marcus Gilmoreのリズム隊も強力なビート感を醸し出しています。ピアノトリオに対するVijay Iyerの考え方の根底には「リズム」と「ダンス」があるとか。メロディー重視の欧州型のピアノトリオとは完全に真逆の立ち位置にあるのですが、単なる目新しさだけではなく、本来ジャズが持っている自由性と創造性を再認識させてくれます。これからの追いかけていきたいピアノトリオです。

●Musicians
Vijay Iyer / piano
Stephan Crump / bass
Marcus Gilmore / drums

●Numbers
1.  Bode
2.  Optimism
3.  The Star Of A Story
4.  Human Nature (Trio Extension)
5.  Wildflower
6.  Mmmhmm
7.  Litle Pocket Size Demons
8.  Lude
9.  Accelerando
10. Actions Speak
11. The Village Of The Virgins

2014年5月 3日 (土)

Jeff Beck御大「Wired」の2004年リマスター盤を聴く

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Musician●Jeff Beck(guitar)
Title●Wired(1976年)
■Amazonより購入


Jeff Beck御大の来日に刺激されて買い直した物件です。いや、手持ちのCDがかなり初期の規格だったので、どうせならもっと良好な音質で名盤を聴き直そうではないかということです。「Blow By Blow」の最新リマスター盤にも心動かされましたが、いかんせん5000円近くと高価ですし、個人的な好みは「Wired」でしょうという案配でこちらをチョイス。2004年に紙ジャケット仕様でリマスターされています。ついでに自分にとって空白に近い「Truth」と「Beck-Ola」も入手してしまいました。あれま、これでは敵の思うツボだわ…

というわけでメンバーをおさらい。
Jeff Beck / guitar
Wilbur Bascomb / bass
Max Middleton / clavinetts,fender-rhodes
Jan Hammer / synthesizers
Richard Balley / drums
Narada Michael Walden / drums

よく「Blow By Blow」と比較の対象とされる本作ですが、個人的にはむしろ同郷の先輩であるJohn McLaughlinに対する憧れと妬み嫉みとがない交ぜとなった複雑な心情を感じさせます。McLaughlin率いるMahavishnu Orchestraの登場に衝撃を受けたJeff Beckは彼に追いつくべく血の滲むような練習を積むと同時に、McLaughlin人脈への接近を試みます。それを裏づける象徴的な出来事が第1期Mahavishnuの鍵盤奏者Jan Hammerの起用であり、第2期Mahavishnuでプロデュースを務めたGeorge Martinを三顧の礼で招聘した点でしょう。Narada Michael WaldenもMahavishnu出身ですね。

結果としてギターアルバムとしては異例の大セールスをあげた本作はJeff Brckの代表作になります。McLaughlinが次第にインド志向を強めてハード系フュージョンからフェードアウトしていったことも、結果としてJeff Beckにとって状況的にラッキーだったのかもしれません。それでも、ジャズ出身でMiles Davisに見出されたMcLaughlinに対して、ロック出身のJeff Beckがぬぐい去ることのできないコンプレックスは相当深いものがあったのではないかと推測します。

●Musicians
Jeff Beck / guitar
Wilbur Bascomb / bass
Max Middleton / clavinetts,fender-rhodes
Jan Hammer / synthesizers
Richard Balley / drums
Narada Michael Walden / drums

●Numbers
1.  Led Boots
2.  Come Dancing
3.  Goodbye Pork Pie Hat
4.  Head For Backstage Pass
5.  Blue Wind
6.  Sofhie
7.  Play With Me
8.  Love Is Green

2014年5月 2日 (金)

ブルース色濃厚なMichael Landau Groupeの「Live」

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Musician●Michael Landau(guitar)
Title●Live(2006年)
■Amazonより購入


アメリカ東海岸を拠点に活動しているベテランギタリスト、Michael Landau(マイケル・ランドウ)がジャスフュージョンの殿堂「Baked Potato」で行ったライブ音源を収録した「Live」です。2006年リリース。2004年から2006年の間に同地で行ったライブ音源が収録されています。

というわけでメンバー紹介を。
Michael Landau / guitar,vocal
Ronald Bruner Jr. / drums
Jimmy Johnson / bass
Scott Kinsey / keyboards
Toss Panos / drums
Chuck Kavooras / side guitar
Gary Novak / drums
Chris Roy / bass

Jimmy Johnson、Scott Kinsey、Gary Novakなどそれなりのビッグネームが参加している点に注目ですね。2年間の音源が元になっているのでメンバー的にはバラバラですが、鍵盤楽器のScott Kinseyは[CD 1]では2曲のみですが、[CD 2]ではほとんどの曲に参加しています。

というわけで傾聴。CD2枚という“大作”ですが、大ざっぱに分けると[CD 1]では泥臭いブルース、[CD 2]ではジャズフュージョン系ブルースという感じで結構雰囲気が違います。個人的な好みは[CD 2]のほうですが、それにしてもあまりの長尺で途中で飽きてくるのも確かです。なんというのか、実際は楽曲というよりも長々としたセッションという感じなのが原因なのではないかと。[CD 1]も[CD 2]も根底に流れるブルース魂はもちろん、腕達者なミュージシャンが作り出す空気感は結構好きなんですが、なんだか勿体ないですね。同じライブ音源なら縦横無尽に暴れまくっていた「2000 Live」のほうが面白いと思います。ともあれ、ジャケットデザインは秀逸すぎます。

●Musicians
Michael Landau / guitar,vocal
Ronald Bruner Jr. / drums
Jimmy Johnson / bass
Scott Kinsey / keyboards
Toss Panos / drums
Chuck Kavooras / side guitar
Gary Novak / drums
Chris Roy / bass

●Numbers
[CD 1]
1.  Worried Life Blues
2.  The Sun
3.  A Peaceful Ride
4.  Underwear
5.  6/8 Blues
6.  Born In The Rain

[CD 2]
1.  The Mighty SB
2.  Ghouls And The Goblins
3.  Widow
4.  Johnny Swing
5.  Good Friend
6.  Untitled

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