Alex Sipiaginの「Generations Dedicated to Woody Shaw」
Musician●Alex Sipiagin(trumpet,Fluegelhorn)
Title●Generations Dedicated to Woody Shaw(2010年)
■Amazonより購入
トランペット奏者Alex Sipiagin(アレックス・シピアジン)の近作「Generations Dedicated to Woody Shaw」を入手したのでレポートしてみます。彼は秋吉敏子さんの義理の息子でもあります。例によってCriss Crossシリーズ作品で、2010年リリース。アルバムサブタイトルに「Dedicated to Woody Shaw」とありますが、肝心のWoody Shawを聴いた記憶があまりないのですよね(汗)。話は逸れますが“サブタイトル”のことを“サブタイ”などと通ぶって省略する人間が多いのですが、そういう人間に限ってサブタイトルを真剣に考えたことがない…。失礼しました。
参加メンバーをあげてみましょう。
Alex Sipiagin / trumpet,fluegelhorn
Adam Rogers / guitar
Boris Koslov / bass
Antonio Sanchez / drums
というわけで例によってギターのAdam Rogers狙いではありますが、Antonio Sanchezの名前を見つけて二度ニンマリという案配です。ベース奏者のBoris Koslovは名前からしてロシア出身のミュージシャンでしょうか。おそらくAlex SipiaginとAdam Rogersの共演はこれで4作目だと思われますが、この組み合わせはすっかりCriss Crossの大看板になりましたね。
というわけで傾聴。全体として“王道を歩む現代ジャズ”という印象です。奇をてらうことなく、4人の匠たちがしっかりとしたプレイを聴かせてくれます。正直に言いましてAlex Sipiaginのプレイは、何となく隔靴掻痒的な雰囲気が感じられて個人的にはあまり好みではなかったのですが、これは大当たりです。私が聴いてきた限りではこれまでになく吹きまくっているだけで「◎」を進呈いたします。つられてRogersのギターも歌うこと歌うこと!いったい全体、誰のリーダー作なのかと思ってしまうほど、Roogersの露出度がハンパなく多いです。Sipiaginファンはもちろん、Rogers目当てで購入したファンにとっても大満足間違いなしです。
●Musicians
Alex Sipiagin / trumpet,fluegelhorn
Adam Rogers / guitar
Boris Koslov / bass
Antonio Sanchez / drums
●Numbers
1 Greenwood Ⅰ
2 Obsequious
3 Cassandranite
4 Beyond All Limits
5 Windy Bahn
6 Katarina Ballerina
7 Chance
8 Blues For Wood
9 Greenwood Ⅱ
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