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2014年3月22日 (土)

新感覚派ギタリスト、Bryan Bakerの「Aphotic」

R0013552
Musician●Bryan Baker(guitar)
Title●Aphotic(2005年)
■Amazon USAより購入


先日、サイトを回遊していたときに釣り上げた物件です。スタジオミュージシャンの方によるブログなのですが、タイトルが「変態ギタリスト列伝」的な内容ということで、当然のことながらチェックしていたところ、おおっ!と思ったのがこのBryan Baker(ブライアン・ベイカー)というギタリスト。当然のことながら人となりについては情報が皆無なのですが、どうやらバークリー音楽大学出身のエリートのようです。そんな彼のデビュー作がこの「Aphotic」です。

参加メンバーをあげますと、
Bryan Baker / guitar
Aaron Henry / saxophone
Bryan Ladd / bass
Nick Falk / drums

というカルテット構成。む、む。どなたも存じ上げません。ちなみにBryan Bakerという同名のロックミュージシャンも存在するので要注意です。

というわけで恐る恐る聴いてみたのですが、これが個人的にはドが何個もつくストライクな変態ギタリストでした。ベースはフリー系で同類のギタリストとなるとなかなか難しいのですが、第一印象としてはハードなBen Monderという感じでしょうか。NYCアンダーグラウンド特有の陰鬱さが作品全体を支配しています。たとえば#2「Lesser Evils」はスタートこそBen Monder的な静寂さでスタートしますが、やがてスイッチが入ると狂おしいまでのハードなアヴァンギャルドソロを展開。節々にはちょっとばかりMarc Ducret的な要素も感じられます。やがてソロが落ち着くとBen Monder的な静寂に戻ると思わせて、サックスとの凄まじいユニゾンを披露。ギターも凄ければサックス奏者もとんでもない腕利きです。

印象的なテーマが#3「Third Zebra」では時にリリカルなギターソロを聴かせて聴く者を油断させておきながら、ソロパートになると再び狂おしいソロを展開します。この緩急のつけ具合がにくいというか、ツボにはまってしまう魔力を秘めています。

というわけで、新人ギタリストながら得体の知れない懐の深さを感じさせる一品です。Web版のジャズレビューサイト「Jazztimes Magazine」に投稿されたBill Milkowski氏の原稿によれば、この恐ろしい作品をたった1日でレコーディングされたとか。いやー、末恐ろしいとはこのことです。プレスCDはなかなか入手困難ですが、彼のサイトでダウンロード購入できますので、興味ある方はぜひ♪



●Musicians
Bryan Baker / guitar
Aaron Henry / saxophone
Bryan Ladd / bass
Nick Falk / drums

●Numbers
1.  Intro
2.  Lesser Evils   
3.  Third Zebra
4.  The Arno
5.  The Elusive One
6.  State Lines (ft. David Tronzo)
7.  Grids
8.  Aphotic
9.  Diverse Ion
10. Outro

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ジャズギター」カテゴリの記事

コメント

この作品は素晴らしいと思います。
どう素晴らしいかは音楽士様の記事以上に私には書き様もありませんが…

2000年以降の最も重要なジャギ作品の一つといって、間違いないのではないでしょうか。

http://kjc-guitar-betta-taro.at.webry.info/201312/article_6.html

オリジナルプレスをかれこれ7年程探して来ましたが成果なく、とうとう再プレスを迎えましたが…
オリジナルプレスと再発盤とでは曲順が異なる点は興味深いです。

残念なのは、アマゾンさんもDisk Unionさんも、再プレス盤を扱っていない事です。
ジャズリスナーの減少・保守化に起因するのでしょうか?

リスナー不在ながら、2ndにて真価を発揮しはじめた井上銘さん、近くパスコアールプロジェクトのCDをリリース予定のホールズワージーである平井庸一さん、新譜を出したばかりの市野元彦さん等、ジャズギタリストが牽引する邦人ジャズシーンが今熱いです。
益々の、邦人ジャギプレイヤーの活躍を願ってやみません。

ではでは

物欲に負けて、とうとうUSA AmazonのAphoticをポチッとしてしまいました。
もっぱら私はデータ購入ですが、コレはCDで持っていたい一枚ですね。

ではでは

betta taroさま

コメントありがとうございます。
この盤は確かに素晴らしいの一語ですね。
ただ、それ以降の盤を聴いてみると、どんどんとカオスの世界に
入り込んでしまったようで、いまひとつピンときません。
日本では入手困難ということですが、最近の彼の状況を見るにつけ、
いたし方ないのかな~と感じています。

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