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2014年2月21日 (金)

豪華ゲストを従えたJohn Patitucci「Line By Line」

R0013363
Musician●John Patitucci(bass)
Title●Line By Line(2006年)
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Chick CoreaのElectrik Bandで一躍スターダムにのし上がったJohn Patitucci(ジョン・パティトゥッチ)による12枚目のリーダー作です。あれま、もうそんなにリーダー作を出していたのですね。Electrik Bandではかなりがっつりと聴いていましたが、恥ずかしながらリーダー作は初めて聴きます。
参加メンバーがとにかく豪華です。
Adam Rogers(guitar)
Brian Blade(bass)
Chris Potter(tenor sax)
Richard Rood(violin)
Elizabeth Lim-Dutton(violin)
Lawrence Dutton(viola)
Sachi Patitucci(cello)
Jeremy McCoy(double-bass)
という現代ジャズ界を代表する強者ばかり。まぁ、一番の目当てはギターのAdam Rogerなのですが、クリポタにブライアン・ブレイドもおまけについてくれば言うことありません。2006年リリース。

さて、John Patitucci自身の最近の芸風は正直言って知らなかったのですが、アコースティック路線へと落ち着いていたのですね。というわけで、往年の激しさをこのアルバムに求めてはいけないようです。職人たちが実に懇切丁寧に音と音を繋ぎながら静かに訴えかけてきます。何と言ってもAdam RogersとChris Potter、Brian Bladeが相まみえる#4「Folklore」が秀逸で、切なく歌い上げるクリポタは一聴の価値ありです。この作品、ジャズ一辺倒というわけではなく、随所にクラシック音楽の要素を取り入れているのですが、特にAdam Rogersのクラシカルなアコギが泣かせる#5「Dry September」や奥さんでもあるSachi Patitucciのチェロがもの悲しく響きわたる#6「Nana」、#7「Theme And Variations For 6-Strings Bass And Strings」ストリングスとの共演作#などはその最たるものでしょう。一方、Adam Rogersが大活躍するエレクトリックな#9「Evidene」など、コンテンポラリー系ジャズの香りを十二分に感じさせる曲も配されていて、聴く者を飽きさせません。

●Musicians
Adam Rogers / guitar
Brian Blade / bass
Chris Potter / tenor sax
Richard Rood / violin
Elizabeth Lim-Dutton / violin
Lawrence Dutton / viola
Sachi Patitucci / cello
Jeremy McCoy / double-bass

●Numbers
1.   The Root
2.   Agitato
3.   Circular
4.   Folklore
5.   Dry September
6.   Nana
7.   Theme And Variations For 6-Strings Bass And Strings
8.   Line By Line
9.   Evidene
10.  Jesus Is On The Mainline
11.  Incarnatio
12.  Soaring
13.  Tone Poem
14.  Up With The Lark

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