Arild Andersenのピアノトリオ再び「The Triangle」
Musician●Arild Andersen(double-bass)
Title●The Triangle(2004年)
■ディスクユニオンお茶の水Jazz館で購入
ノルウェー出身のベース奏者Arild Andersen(アリルド・アンデルセン)
が中心となっているピアノトリオによる「The Triangle」(2003年)です。
参加メンバーは
ギリシャ出身の鍵盤楽器奏者Vassilis Tsabropoulos(ヴァシリス・ツァブロプス)
Soft Machineなどで活躍したイギリス出身のJohn Marshall(drums)
という構成です。
同一メンバーによる「Achirana」(1999年)の続編的な作品なのでしょう。全9曲中、Andersenが3曲、Tsabropoulosが4曲を担当しています。プロデューサーはご存じマンフレード・アイヒャー氏が担当しています。
メンバー2作目ということも関係していると思われますが、鬼気迫るリリスズムに溢れていた前作「Achirana」よりはややリラックスムードが漂う本作。相変わらずECMらしい透徹感が実に清々しい作品に仕上がっています。#2「Pavane」はラヴェルの曲が原曲だそうです。個人的な一押しは#7「Lines」で珍しく4ビートのアップテンポな曲。3分にも満たない小品ですが、なかなか聴かせます。ラスト#9「Cinderella Song」はTsabropoulosの作品ですが、Bill Evans2を彷彿とさせる甘いメロディーでうっとり。アルバム最後を飾るにはもっとも相応しい佳作です♪
●Musicians
Arild Andersen / double-bass
Vassilis Tsabropoulos / piano
John Marshall / drums
●Musicinas
1. Straight
2. Pavane
3. Saturday
4. Choral
5. Simple Thoughts
6. Prism
7. Lines
8. European Triangle
9. Cinderella Song
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