ジミヘンの「Miami Pop Festival」がオフィシャルリリース
Musician●Jimi Hendrix(guitar,vocal)
Title●Miami Pop Festival(2013年)
■Amazonより購入
新年明けましておめでとうございます。
本年も当欄をよろしくお願いいたします♪
不世出の天才ギタリストJimi Hendrixの発掘ライブ音源がリリースされたので、早速入手しました。エディ・クレーマー氏が手がけるこの手の“発掘シリーズ”には正直言って辟易としている感は否めないのですが、レビューをチェックすると案外高評価だったので迷わず購入。1968年5月28日、マイアミ北部のガルフストリーム・パークで開催されたMiami Pop Festival出演時のもので、同フェスティバルには他にマザーズ・オブ・インヴェンション、ジョン・リー・フッカー、ブルー・チアーなどが出演したそうです。フェスティバルの仕掛け人はのちにウッドストックで成功を収めた人物だそうです。メンバーはお馴染みMitch Mitchell(drums)、Noer Redding(bass,backing vocal)の「Experienceフォーマット」です。時期的にはアルバム「Electric Ladyland」制作の最中でのライブ音源ということになるようです。
迂闊にもこの「Miami Pop Festival」の存在自体を知らなかったのですが、ほとんどが初めて聴く演奏ばかりで凄く新鮮な気分を味わうことができます。いや、正確に言うと何曲かはブートで聴いたことがありますが、優れたリマスター作業によってまるで別物のように耳に迫ってきます。実際には、当日は昼間と夕方の2ステージが行われ、夕方のセットリストはすべて収録され、ボートラとして昼間の2曲が追加されています。
これまで発掘されてきたライブ盤は良くも悪くも編集されたつまみ食い的なものが多くてそれが敬遠要因にもなったりするのですが、この盤の編集方針は“できるだけありのままに聴かせる”方針なのでしょうか。おそらく(おそらくとしか書けないのが残念)ほとんどノーカットでワンステージの模様を楽しむことができます。MC、チューニング、観客の歓声までもが鮮やかに再現されているのが大きなポイント。何度聴いても「Red House」は泣かせます。音質は海賊盤よりは少しはマシかなという程度ですが、何よりも良心的な編集に好感がもてます。エディ・クレーマー氏によると、これからも発掘ライブ音源をリリースする予定ということなので、続編登場を大いに期待しましょう。ライナーの写真も初めて見るものばかりで、レスポールを手にする貴重ショットもあります。
●Musicias
Jimi Hendrix / guitar,vocal
Mitch Mitchell / drums
Noer Redding / bass,backing vocal
●Numbers
1. Introduction
2. Hey Joe
3. Foxey Lady
4. Tax Free
5. Fire
6. Hear My Train a Comin'
7. I Don't Live Today
8. Red House
9. Purple Haze
10. Fire (bonus track / afternoon show)
11. Foxey Lady (bonus track / afternoon show)
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