2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

2014年1月

2014年1月31日 (金)

インドネシアの怪物「Discus」の「1st」を入手

R0013398
Musician●Discus
Title●1st(1999年)
■カケハシレコードより購入


2011年放送のNHK-FM「プログレ三昧」で一躍有名になった(?)インドネシアのプログレバンド「Discus」の「1st」を入手しました。1999年リリース。どうやら9人編成のバンドだったようで、男女ボーカル2人と管楽器、鍵盤、ギター、ヴァイオリンが主力構成です。

彼らにとって2枚目の「...tot licht !」(2003年)もあまりに素晴らしかったのですが、このアルバムでも凄まじいまでの演奏を聴かせてくれています。「...tot licht !」では民族音楽の要素をふんだんに取り入れワールドミュージック的な色彩が強かったのですが、このアルバムではプリミティヴな要素はあまりなく、ガチンコのジャズロック&プログレサウンドに徹しています。かといって西洋風のプログレとはまた違って、妙にアジア的な猥雑さと艶めかしいものを随所に感じさせます。あえて言うと、男女ボーカルが民族色としてスパイス的な要素として作用しているのかも。しかし、ボーカルもけっして前面に出過ぎることなく、絶妙なアレンジと構成力で聴く者を飽きさせることがありません。西洋のプログレに慣れ親しんできたリスナーにとっても、さほど違和感を感じさせることなく、むしろ新鮮なスタンスで臨めるのではないでしょうか。エネルギッシュに疾走する楽曲に南国特有のルーズさを求めると、いい意味で裏切られます。

圧巻は#3「Doc's Tune」で、滅茶苦茶格好いいハードロック風リフと暴れまくるギターがたまりません。ギターのIwan Hasanは若干、Holdsworthyなプレイヤーですね。このアルバム、なかなか入手困難なようですが、「欲しいものリスト」に入れておいたら我らがカケハシレコードさんはメールで入荷情報を教えてくれました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。

●Musicians
Iwan Hasan / guitar
Balinese Rindik / percussion,vocal
Anto Praboe / flute,soprano,alto,tenor sax,clarinet,bass clarinet
Eko Partitur / violin,electronics
Fadhil Indra / keyboard,background vocal
Hayunaji / premier drums,electronic percussions
Kiko Caloh / bass
Krisna Prameswara / keyboards,
Noonie / lead vocal

●Numbers
1.  Lamentation & Fantasia Gamelantronique
     a) Lamentation
     b) Fantasia Gamelantronique (for J.S.)
2.  For This Love
3.  Doc's Tune
4.  Condissonance
5.  Dua Cermin
6.  Wujudkan!
7.  Violin Metaphysics
8.  Anugerah
9.  Contrasts (incl.the traditional theme "Gambang Suling")
     a) Opening & Meditation
     b) Gambang Suling
     c) Q/A & Odd Time Improvisations
     d) Ostinato (Metal Attack!)
     e) Lydian Piano Theme & Minor Dance
     f) Gambang Suling

2014年1月26日 (日)

渡辺香津美の新譜「Spinning Globe」

R0013362
Musician●渡辺香津美(gutar)
Title●Spinning Globe(2013年)
■Amazonより購入


渡辺香津美の新譜「Spining Globe」をやっと入手しました。2013年リリース。ベースにJeff Berlinを迎え入れていることからあの「The Spice Of Life」(1987年)の再来と言われてしまうとこれは買わざるを得ません。当時の3本の矢の一角、Bill Brufordは残念ながら引退してしまったので、代わりというわけで今をトキメクVirgil Donatiが参加しています。

Jeff Berlinとの共演は約26年ぶりになるわけですが、ツアーで回っていることもあって息はピッタリと合っています。流石ですね。個人的にはこうした“再結成もの”は以前よりも劣化してしまうケースが目立つこともあって、実はあまり食指が動きません。ところがどうでしょう。なかなかの出来映えではないですか、これは!#1「Spinning Globe」こそ、普通の感じで入ってくるので嫌な予感がしましたが、変拍子多用の#2「Secret Of Tokyo」からエンジン全開。「The Spice Of Life」の世界そのままにハードフュージョン路線で全力疾走します。おお、素晴らしいではないですか。とは言っても全曲が極限の緊張状態にあった「The Spice Of Life」と比較してしまうと、やはり抜くところは抜く、という感じでしょうか。円熟味という奴ですね。その意味では一般的に受け入れられやすい作品と言えるかもしれません。ちなみに#8「I Will」はレノン&マッカートニーのカバー、#9「JFK」は「The Spice Of Life」収録曲の再演です。


●Musicians
渡辺香津美 / guitar
Jeff Berlin / bass
Virgil Donati / drums

●Numbers
1.  Spinning Globe
2.  Secret Of Tokyo
3.  Duress Code
4.  Owed To Joy
5.  The User
6.  Reflection Of Paris
7.  Kokoro
8.  I Will
9.  JFK

2014年1月25日 (土)

Paul Bley主導のECM盤「In the Evenings Out There」

R0013221
Musician●Paul Bley(piano)
Title●In the Evenings Out There(1993年)
■ディスクユニオンお茶の水Jazz館で購入


ベテラン鍵盤楽器奏者Paul Bley(ポール・ブレイ)が中心となって作られた「In the Evenings Out There」です。1993年リリース。メンバーは
Gary Peacock(bass)
Tony Oxley(drums)
John Surman(barritone sax,bass clarinet)
という錚々たる猛者ばかり。一応、共同名義となっていますが、Paul Bleyが中心と捉えていいのではないかと思います。プロデューサーはご存じマンフレード・アイヒャー。

このアルバム、以前から気にはなっていたのですが、何となく買いそびれていました。ちょうど我らがDUが「ECM祭り」を開催していたこともあり、これも何かの縁ではないかと思い入手しました。メンバーそれぞれの来歴についてはいまさらという感じなので詳細は割愛します。さて、聴いてみるといかにもECMらしいと言ってしまっては元も子もないのですが、のっけから何とも冷たい氷原のような世界が目の前に広がります。

Paul Bley主導といいながらも各メンバーに対してはほぼ均等に表現の場が与えられていて、匠たちがそれぞれの持ち場持ち場で、熟達したワザを披露しています。ただ、ソロイストが交代でワザを聴かせる曲構成が多く、作品全体からバンドとしての一体感があまり感じられないのも事実です。これだけの曲者ではそれも致し方ないとは思うのですが、そこら辺を何とかするのもプロデューサーの役目ではないかと…。

●Musicians
Paul Bley / piano
Gary Peacock / bass
Tony Oxley / drums
John Surman / barritone sax,bass clarinet

●Numbers
1.  Afterthoughts
2.  Portrait Of A Silence
3.  Soft Touch
4.  Speak Easy
5.  Interface
6.  Alignment
7.  Fair Share
8.  Article Four
9.  Married Alive
10. Spe-cu-lay-ting
11. Tomorrow Today
12. Note Police

2014年1月24日 (金)

初期YESの「BBC Sessins」を聴いてみた

R0013201
Musician●YES
Title●BBC Sessins(2013年)
■Amazonより購入


プログレ四天王の一角「YES」の音源もKing Crimsonに負けじとばかりリマスター化&再発売が続いていますね。ただ、Crimsonのように高価なボックスセットで攻めてこないだけ、まだ“良心的”と言えるかもしれません。個人的にはYESは「Yes Album」から本格的スタートだと思っていたので、初期作品2作がすっぽりと抜けています。ならば、まずライブ音源から入りましょうと思っていた矢先に「BBC Sessions」がリマスター化されました。実は前々からこのアルバムを狙っていたのですが、廃盤のうえに中古でもけっこうな値が付いていて二の足を踏んでいたのです。まさに渡りに舟です。

この音源はYESが1969年~1970年にかけてBBCに出演したライブ音源を集めたもの。一部「Top Of The Pops」やフランスとドイツのテレビ番組に出演した時の音源も含まれています。いわば寄せ集めの編集盤なので、曲のダブりもありますし、音質もそれなりです。テクニシャンだったSteve Howeと比較するまでもなく、Peter Banksのギターには若干イライラさせられま
す。それをさし置いても、グループ初期の熱気というか妙な高揚感が全体に迸っています。「Yes Album」以降の緻密な曲構成とはひと味もふた味も違ったラフな佇まいはそれなりに面白く感じられます。レノン&マッカートニーのカバー「Every Little Thing」はなかなかだと思います。

ところで日本盤には昨年亡くなったPeter BanksによるYESメンバーの人物評がライナーに掲載されています。これが内容的に結構面白くて、興味深いエピソードが惜しげもなく晒されています。一読の価値あり。


●Musicians
Jon Anderson / vocal
Chris Squire / bass
Bill Bruford / drums
Peter Banks / guitar
Tony Kaye / organ

●Numbers
[CD 1]
1.  Something's Coming
2.  Everydays
3.  Sweetness
4.  Dear Father
5.  Every Little Thing
6.  Looking Around
7.  Sweet Dreams
8.  Then
9.  No Opportunity Necessary,No Experience Required*
[CD 2]
1.  Astral Traveller
2.  Then
3.  Every Little Thing
4.  Everydays
5.  For Everyone
6.  (Intro) Sweetness
7.  Something's Coming
8.  Sweet Dreams
9.  Beyond & Before

2014年1月19日 (日)

Arild Andersen主導のピアノトリオ「Achirana」

R0013220
Musician●Arild Andersen(double-bass)
Title●Achirana(1999年)
■ディスクユニオンお茶の水Jazz館で購入


ノルウェー出身のベース奏者Arild Andersen(アリルド・アンデルセン)
が中心となったピアノトリオによる「Achirana」です。1999年リリース。メンバーはギリシャ出身の鍵盤楽器奏者Vassilis Tsabropoulos(ヴァシリス・ツァブロプス)とNucleusやSoft Machineなどで活躍したJohn Marshall(drums)という構成。Vassilis Tsabropoulosの呼び方はHMVによる表記に合わせました。Tsabropoulosが5曲、Arild Andersenが2曲、担当しています。

Arild Andersenは「A Molde Concert」(1981年)以来なのですが、こんな素晴らしいピアノトリオを結成していたとは恥ずかしながら知りませんでした。いかにもECMらしいといったら実も蓋もないのですが、静寂でリリカルな魅力が満載のこのアルバム。Keith Jarrett、Steve Kuhn、Bobo Stensenあたりのピアノトリオ好きならば一発ではまってしまうのではないかと思います。あくまでも硬質で冷たい印象に終始しています。相変わらずJohn Marshallはテクニシャンですね。しかし、いかんせん悲しいかな、Arild Andersen自身の知名度に低さゆえに、作品自体もマイナーな存在に甘んじてしまっているのが惜しいところです。ECMファンはもちろんのこと、ヨーロピアンピアノトリオ好きな人はぜひ♪

●Musicians
Vassilis Tsabropoulos / piano
Arild Andersen / double-bass
John Marshall / drums

●Numbers
1.  Achirana
2.  Diamond Cut Diamond
3.  Valley
4.  Mystic
5.  Spell
6.  She's Gone
7.  Fable
8.  Song for Phyllis
9.  Monologue

2014年1月18日 (土)

著作権保護延長狙い?The Beatlesの「On Air Live At The BBC Volume2」

R0013205
Musician●The Beatles
Title●On Air Live At The BBC Volume2(2013年)
■Amazonより購入


昨年末は“ビートルズ祭り”という感じでしたね。「BBCライブ」を収めた「On Air Live At The BBC Volume2」が2013年11月に発売されたのも録音後50年間という著作権保護期間の延長という商売上の意図があったのだと思われます。とは言え「Vol.1」もそこそこの話題になりましたし、「Vol.2」もポール・マッカートニー来日が追い風になってそこそこのセールスを上げたのではないでしょうか。実際、リアルCD屋の店頭ではちょっとしたフェアを開催したりして盛り上げていました。「Vol.1」とのセット販売もしていましたね。

さて、このアルバム、日本盤帯では「初の公式リリース曲」として「I'm Talking About You」と「Beautiful Dreamer」の2曲をあげていますが、そもそも「I'm Talking About You」はチャック・ベリー、「Beautiful Dreamer」はスティーヴン・フォスターのカバー曲ですし、「I'm Talking About You」は「Cavan Club」のライブアルバムでかなり昔に公式リリースされています。また63曲収録と謳いながら、楽曲は実質40曲で、残り23曲はラジオ音源から抜粋したトークという内容。これで3000円という強気の価格設定は“さすがアップル”としか言いようがありません。ラジオ音源の宿命から途中でフェードアウトしてしまう曲もあり、それを念頭に置いて聴きましょう。

●Musicians
Paul McCartney / bass,vocal
John Lennon / guitar,vocal
George Harrison / guitar,vocal
Ringo Starr / drums,vocal

●Numbers
[Disc 1]
1.  And Here We Are Again (speech)
2.  Words Of Love
3.  How About It, Gorgeous? (speech)
4.  Do You Want To Know A Secet
5.  Lucille
6.  Hey, Paul… (speech)
7.  Aana (Go To Him)
8.  Hello! (speech)
9.  Please Please Me
10. Misery
11. I'm Talking About You
12. A Real Treat (speech)
13. Boys
14. Absolutely Fab (speech)
15. Chains
16. Ask Me Why
17. Till There Was You
18. Lend Me Your Comb
19. Lower 5E (speech)
20. The Hippy Hippy Shake
21. Roll Over Beethoven
22. There's A Place
23. Bumper Bundle (speech)
24. P.S.I Love You
25. Please Mister Postman
26. Beautiful Dreamer
27. Devil In Her Heart
28. The 49 Weeks (speech)
29. Sure To Fall (In Love With You)
30. Never Mind, Eh? (speech)
31. Twist And Shout
32. Bye,Bye (speech)
33. John - Pop Profile (speech)
34. George - Pop Profile (speech)

[Disc 2]
1.  I Saw Her Standing There
2.  Glad All Over
3.  Lift Lid Again (speech)
4.  I'll Get You
5.  She Loves You
6.  Memphis,Tennessee
7.  Happy Birthday Dear Saturday Club
8.  Now Hush,Hush (speech)
9.  From Me To You
10. Money (THHat's What I Want)
11. I Want To Hold Your Hand
12. Brian Bathtubes (speech)
13. This Boy
14. If I Wasn't In America (speech)
15. I Got A Woman
16. Long Tall Sally
17. If I Fell
18. A Hard Job Writing Them (speech)
19. And I Love Her
20. Oh, Can't We? Yes We Can (speech)
21. You Can't Do That
22. Honey Don't
23. I'll Follow The Sun
24. Green With Black Shutters (speech)
25. Kansas City /Hey-Hey-Hey-Hey!
26. That's What We're Here For (speech)
27. I Feel Fine (studio outtake)
28. Paul - Pop Profile (speech)
29. Ringo - Pop Profile (speech)

2014年1月17日 (金)

アコギ一本勝負。Monte Montgomeryの1st

R0013256
Musician●Monte Montgomery(guitar)
Title●Monte Montgomery(2008年)
■Amazonより購入


アラバマ州バーミンガム出身のギタリスト、Monte Montgomeryの1stです。2008年リリース。このギタリスト、某巨大動画投稿サイトを回遊していてその存在に気がついたのですが、「Little Wing」をアコギ1本で華麗に引き倒している姿に驚いて、「誰?この人?」という案配で慌てて入手した次第です。例によって日本ではまだまだ無名なようですが、調べてみると他に何枚かリーダー作を出しているので、まったくの無名という感じではないのですね。迂闊でした。David Piggott(bass)とPhil Bass(drums)とのトリオ構成で、Montgomery自身がボーカルも担当しています。

Montgomeryは元々エレキとアコギを弾き分けていたそうですが、やがてアコギ1本に絞ったとか。押尾コータローもこの手のタイプに近いのだと思われますが、Montgomeryと押尾氏との決定的な違いは、あくまでもフレーズ勝負だという点です。曲によってはエレキっぽい節回しに聴こえる時もあるのですが、何らかのエフェクト効果なのでしょうか。とにかく圧巻の弾き倒し状態で、ギター好きにとってはたまらない作品です。ボーカルもそれなりに味があっていいのですが、あえて欲を言えばギターだけに専念してほしかったな~というのが個人的な感想です。

ところでこのアルバム、Amazonマーケットプレイス経由で購入したのですが、待てど暮らせど一向に商品が到着せず。たまりかねてその業者(アメリカの海外業者)に連絡をすると、「いや、もう送ったからもう少し待ちなさい」という木で鼻をくくったような返答。それでも一向に届かないので流石に堪忍袋の緒が切れて「おんどりゃ、おとなしくしていたらつけあがって。本当は発送していないのに、送ったことにしているんじゃないだろうな。この詐欺師めが。悪徳業者め。こっちが日本人だからといって舐めておるんか」という内容のメールをもの凄く丁重な表現で送りつけたところ、今度は何にも連絡もなく返金処理。返金はいいとしても黙ってするのは駄目でしょう。商売人、いや社会人としての常識のかけらもありません。

少しムキになって、やはりマーケットプレイス経由で今度は別の海外業者へ発注。アメリカが駄目なら今度は大英帝国、グレートブリテンです。ところがこちらも一向に到着しません。1ヶ月ほど経ってその大英帝国の業者に怒りのメールを送信。「到着日の目安が明示されており、それを遙かに超過しているからには、これは契約不履行であって、これは立派な詐欺行為だべ」という内容をもの凄く丁寧な口調に変換して送りつけたわけです。すると、ほどなくして日本人の名前で丁重なお詫びメールが返信されてきました。おお、同じ大和魂をもつ日本人が大英帝国で頑張っておるのか。しかも、アメリカの業者とは違って署名付きだ。さすが大英帝国だ」と妙に感心です。聞けばその業者が使っているロイヤルなんたらメールというのは、発送から到着まで4週間以上かかるケースがまれにあるとか。あと数日待っても来ないようであれば、郵便事故として再発送もしくは返金処理をするとのこと。そしたら、返信メールの数日後にやっと到着。発註してから40日以上は経過していたことになります。でも、船便を使ったのなら理解できますが、いやしくもエアメールを使って40日もかかるのはどう考えても変ですよね。以前、やはり海外からあえて船便で送ってもらったことがありますが、そのときは到着まで3ヶ月くらいかかった記憶があります。

これまでAmazonマーケットプレイスは安さが魅力で何回も利用してきましたが、このような仕打ちに遭ったのは初めてです。これからは業者のプロフィールと業者に対する評価をきちんと見極めてから購入しないといけませんね。

●Musicians
Monte Montgomery / guitar,vocal
David Piggott / bass
Phil Bass / drums

●Numbers
1.  River
2.  Let's Go
3.  Everything About You
4.  Company You Keep
5.  Love's Last Holiday
6.  Moonlight Tango
7.  Can't Fool Everyone
8.  Could've Loved You Forever
9.  Be Still
10. How Far
11. Little Wing
12. Midlife Matinee

2014年1月13日 (月)

TRIBAL TECH / ROCKET SCIENCE(2000年)

R0012361
Musician●Scott Henderson(guitar)
Title●Rocket Science(2000年)
■Amazonより購入


Scott Henderson(guitar)とGary Willis(bass)による双頭ユニット「Tribal Tech」が放つユニット第7弾「Rocket Science」です。2000年リリース。参加メンバーは不動のScott Kinsey(keyboards)とKirk Covington(drums)。結果としてこのアルバムがリリースされた後、2012年に「X」が出るまでユニット名義としての音源としては12年ものインターバルが生じることになります。

Scott Hendersonは自身名義でのアルバムではブルース色をどんどん増していった状況のなかで、「Tribal Tech」での音楽的整合性をどのようにとればいいのか迷っていたように思えます。だから次作リリースまで相当数の年月が必要だったと結論づけるのは、無理筋でしょうか。

●Musicians
Scott Henderson / guitar
Gary Willis / bass
Scott Kinsey / keyboards
Kirk Covington / drums

●Numbers
1.  Saturn 5
2.  Astro Chimp
3.  Song Holy Hall
4.  Rocket Science
5.  Sojlevska
6.  Mini Me
7.  Space Camel
8.  Moonshine
9.  Cap'n Kirk
10. The Econoline

2014年1月12日 (日)

Gary Husband & Alex Machacekの「NOW」

R0013224
Musician●Gary Husband(piano)、Alex Machacek(guitar)
Title●Now(2013年)
■Amazonより購入


ポストHoldsworthの呼び声が高いオーストリア出身のギタリストAlex Machacek(アレックス・マカチェク)とご存じGary Husband(ゲイリー・ハズバンド)とのデュオアルバムです。2013年、Abstract Logixよりリリース。Gary Husbandはお得意の(?)の生ピアノで攻めてきました。迂闊にもこのアルバムが出たことすら知らなかったのですが、Amazonのお勧め商品情報で初めて知って慌てて購入した次第です。2013年6月26日~28日にかけてレコーディングされています。全9曲構成でMachacekが4曲、Husbandが5曲を担当しています。

さて、この手のジャンルでのギターとピアノのデュオアルバムというと、どうしてもGordon BeckとAllan Holdsworthによる「The Things You See」を思い出してしまうのですが、このアルバム、メンツがメンツだけに結構意識しているのではと思われます。はっきり言ってHusbandのピアニストとしての力量のほどは判断しかねるのですが、フリー系のフレーズを中心に無難にまとめ上げたという印象を受けます。ここら辺は相変わらず器用ですね。対するMachacekはこれもいつも通りといえばいつも通りの感じ。内省的なフレーズを中心に組み立てながら時に“らしい”速いパッセージを織り交ぜつつ静かに盛り上がります。ただアルバムというよりも2人のセッションを収めたという印象が強いので、同じような印象を受ける楽曲が多く、全体を通して起伏に乏しいのも事実です。ワザ師が入念に練り上げた「The Things You See」と比べてしまうと、いま一つの印象を受けてしまいます。

●Musicians
Gary Husband / paino
Alex Machacek / guitar

●Numbers
1.  Gently
2.  Bing of the Vale
3.  Forever and Beyond
4.  Gaggia
5.  City Nights 2013
6.  Austrian Bluegrass
7.  Cinema Lullaby
8.  BlaBlaBla
9.  Spring Song

2014年1月11日 (土)

堀秀彰の2nd「Moving Scene」に滝野聡が参加

R0013014
Musician●堀秀彰(piano)
Title●Moving Scene(2006年)
■Amazonより購入


ジャズ系新進気鋭の鍵盤楽器奏者、堀秀彰の2nd「Moving Scene」です。若くしてすでに数枚のリーダー作を出している期待のミュージシャンです。参加メンバーは山口真文(sax)、高瀬裕(bass)、広瀬潤次(drums)、橋本学(drums)、滝野聡(guitar)、岸徹至(bass)、藤井学(drums)という面々。山口真文さんはかなりの大物ミュージシャンですよね。加えて“幻のギタリスト”滝野聡が4曲に参加しているのが大きなポイントです。全曲とも堀氏のオリジナルです。

硬質でややメタリックな印象を受ける堀秀彰のプレイスタイルは大きな流れでいうとBill Evans系ということになりますが、演奏そのものは現代風にアレンジされモダンで煌びやかな印象が漂います。陳腐な表現ですがリリカルかつ華麗。聴いていてただ者でないオーラを感じます。お目当ての滝野聡ですが、#4「Ginger Bread Boy」で聴かせるファンクなギターにまず吃驚。もの凄く難解な変拍子に乗って滝野氏のギターが暴れまくります。これがまず一押しです。圧巻は#9「Song For Mabumi」。山口氏の流麗なブロウがひとしきり場を盛り上げた後、堀氏がこれまたゴージャスな鍵盤でつなぎます。そして満を持して滝野氏の登場。やや歪んだ音色で存分に歌い上げます。おお、格好良い!楽曲も良し、プレイも良し。日本のジャズもなかなかやるな~と再認識した次第です。

●Musicians
山口真文 / sax on #5,#8,#9
高瀬裕 / bass
広瀬潤次 / drums on #1,#3,#6
橋本学 / drums on #2,#4,#5
滝野聡 / guitar on #2,#4,#5,#9
岸徹至 / bass on #2,#4
藤井学 / drums on #7,#8,#9

●Munbers
1.  Stop & Go
2.  ゆきのかけら
3.  Rega
4.  Ginger Bread Boy
5.  K's Groove
6.  Pure Imagination
7.  Someday My Prince Will Come
8.  Song For Mabumi
9.  Shade Of Summer -for Bungo-

2014年1月10日 (金)

TBM復刻シリーズで日野元彦「流氷」がリイシュー

R0013123
Musician●日野元彦(drums)
Title●流氷(1976年)
■Amazonより購入


第7期を迎えた我らがディスクユニオンの「TBM復刻シリーズ」で、ついに日野元彦「流氷」が再発売されました。日野元彦名義としては3枚目のアルバムで、1976年2月7日、根室市民会館でのライブ音源です。参加メンバーは山口真文(tenor sax)、清水靖晃(tenor,soprano sax)、渡辺香津美(guitar)、井野信義(bass)という構成。昨年、キングレコードがAKB48で得たアブク銭でもって立ち上げた「King Vintage Jazz Collector's Edition」から名盤「TOKO」(1975年)を再発売されましたが、この「流氷」も当然のことながら復刻が待ち望まれていたわけです。でもって、2曲も未発表のボーナストラックがついています。こんな貴重な音源が残っていたとは!

ここで繰り広げられているのは壮絶なジャズロック。若き渡辺香津美のギターはウネリにウネっています。多少のミスタッチなども勢いで何とかしてしまうガチンコでド迫力の演奏にただただ驚かされます。ちなみに#5「New Moon」はSteve Grossmanの曲です♪

●Musicians
日野元彦 / drums
山口真文 / tenor sax
清水靖晃 / tenor,soprano sax
渡辺香津美 / guitar
井野信義 / bass

●Numbers
1.  Ryuhyo Sailing Ice
2.  Soul Train
3.  Rio Rome
4.  Milky Shade
5.  New Moon

2014年1月 5日 (日)

Brand Xメジャーデビュー前の幻の音源「Missing Period」

R0013043
Musician●Brand X
Title●Missing Period(1976年)
■Amazon Germanyより購入


イギリス出身のジャズロックバンド「Brand X」が1st「Unorthodox Behaviour」(1976年)の前にリリースした幻の音源です。元々は「London 76」というタイトルで地下音源として出回っていたものですが1997年に日本限定でリリースされました。

中身は1stリリース前の「BBCスタジオライブ」をまとめたものですが「Unorthodox Behaviour」が「異常行為」という身も蓋もない邦題でリリースされたため、このアルバムは「異常行為前夜」というさらに情けないタイトルがついています。

Brand Xというと「二度目の引退宣言」を発表したPhil Collinsが在籍したことでジェネシスの別動隊と思われている節もありますが、そもそもは1975年に元アトミック・ルーターズのギター奏者John Goodsall(ジョン・グッドサール)と元リバプール・シーンのベース奏者Percy Jones(パーシー・ジョーンズ)が中心になって結成されたユニットであり、Phil Collinsは後から加入した形になっています。ちなみにPhil Collinsの前任者は元YES、元King CrimsonのBill Brufordでしたが、契約の関係とBruford自身のアルバム「Feels Good To Me」の制作のためにオフィシャル音源を残すことなく脱退しています。

さて、音質はというと良くも悪くもBBCライブですが、当初はあくまでも地下音源扱いだったわけですから、あまりハイクオリティーさを期待されても困ります。それよりも何よりもスタジオ録音では味わえないライブならではの臨場感は当然として、圧倒的に高い彼らのテクニックにはいつもながら驚かされます。Percy Jonesの例ののたうち回るベースは必聴ですね。まったく加工していないド迫力の音が突き刺さるように左右から迫ってきます。名盤「Live Stock」同様、英国ジャズロック史を知るうえでの必須アイテムと書きたいところですが、日本限定発売だったことからかなり入手困難なのが残念。当欄はほうぼう探し求めてドイツ密林でやっとこさ確保できた次第です。多少値が張るかもしれませんがBrand Xが好きな人はやはり手元に置いておきたい音源です。

ちなみに曲タイトルは1stとまるで違いますが、面倒なのでそのまま掲載しておきます。

<追伸>つい最近、リイシュー盤が発売されました。この機会にどうぞ♪

●Musicians
John Goodsall / guitar
Percy Jones / bass
Phil Collins / drums
Preston Heyman / percussion
Robin Lumley / keyboards

●Numbers
1.  Dead Pretty
2.  Kugleblitz
3.  Ancient Mysteries
4.  Why Don't You Lend Me Yours?
5.  Miserable  Virgin
6.  Tito's Leg

2014年1月 4日 (土)

追悼Jim Hall。名盤「Concierto」

R0013129
Musician●Jim Hall(guitar)
Title●Concierto(1975年)
■Amazonより購入


またしてもジャズギターの巨人、Jm Hall追悼記事です。Ron Carterとの共演作「Alone Together」(1972年)に続いて制作された「CTI」第1弾作品「Concierto」(1975年)です。「アランフェス協奏曲」の邦題のほうが通りがいいかもしれませんね。Paul Desmond(alto sax)、Ron Carter(bass)、Steve Gado(drums)、Chet Baker(trumpet)、Roland Hanna(piano)というこれまたCTIらしい豪華面子です。

いい意味でも悪い意味でも商魂逞しいCTI作品の中にあって、この作品がもっともセールス的に成功したとのこと。これは意外でした。てっきりGeorge Bensonかと思っていました。#3「The Answer Is Yes」は婦人のJane Hallによる曲。泣かせます。

●Musicians
Jim Hall / guitar
Paul Desmond / alto sax
Ron Carter / bass
Steve Gado / drums
Chet Baker / trumpet
Roland Hanna / piano

●Numbers
1.  You'd Be So Nice Yo Come Home To
2.  Two's Blues
3.  The Answer Is Yes
4.  Concierto De Aranjuez

2014年1月 3日 (金)

追悼Jim Hall。1973年「Live!」

R0013045
Musician●Jim Hall(guitar)
Title●Live!(1973年)
■Amazonより購入


昨年亡くなった現代ジャズギターの巨星、Jim Hall(ジム・ホール)のライブ音源です。1975年6月にカナダはトロントでの録音。メンバーはDon Thompson(bass)、Terry Clarke(drums)というトリオ構成。今までてっきりCTI盤かと思いこんでいましたが、Verve盤でした。Don ThompsonはJohn Abercrombieとの共演盤でも知られていますね。

説明不要な名盤なのであらためて語ることはあまりないのですが、1975年というフュージョン全盛期にあって、純正ジャズギターで押し通す潔さには素直に感服します。#2「'Round Midnight」と#4「The Way You Look Toght」は涙なくしては聴けません。ところで、この音源、実はボックスセットでVol.4まであるそうなのですが、あいにく世界的に廃盤状態にあります。

亡くなったから…という理由ではあまりに寂しすぎますが、何とか復刻してほしいものです。

●Musicians
Jim Hall / guitar
Don Thompson / bass
Terry Clarke / drums

●Numbers
1.  Angel Eyes
2.  'Round Midnight
3.  Scapple From The Apple
4.  The Way You Look Toght
5.  I Hear A Rhapsody

2014年1月 2日 (木)

巨星墜つ。Jim Hallと弟子Pat Methenyのデュエット盤

R0013125
Musicians●Jim Hall & Pat Metheny
Title●Jim Hall & Pat Metheny(1999年)
■Amazonより購入


現代ジャズギターの祖、Jim Hallが昨年12月10日に亡くなりました。享年83歳。12月4日に誕生日を迎えたばかりの巨星はNYCの自宅で就寝中に旅立ちました。大きな病気を患ったということではないようなので、安らかに召されたのだと思います。

Jim Hallが残した功績は数え上げ出したらキリがありませんが、なんといってもJim Hall登場以前のジャズ界では脇役扱いに過ぎなかったギターを、一躍花形楽器へと押し上げたことに尽きるでしょう。もちろんJim Hall以前にジャズギターの巨星は存在しましたが、楽器としてポピュラーな存在として世間に認知させた功績は大いに讃えられてしかるべきです。

もう一つの大きな功績としては、後進のギタリストに大きな影響を与え道筋を示すとともに積極的にセッション活動を行うことで、育て上げてきたことも忘れてはいけません。いわゆる“Jim Hallチルドレン”として、John Abercrombie、Mick Goodrick、Bill Frisell、Pat Methenyなどが直系の弟子にあたり、弟子たちの活躍によって“コンテンポラリー系”という一つのジャンルが確立されました。

この音源は1999年にリリースされ、2011年にリイシューされたもの。Jim HallとPat Methenyを引き合わせたのはジャンゴ・ラインハルトの後継で、Jim Hallより3歳年長のAttila Zollerだったというのも因縁じみたエピソードですね。ギターデュオという形をとっていますが、これは文字通り師弟間で交わされた静かな、そして濃密な対談でもあります。#1、#4-#6、#10-#16がスタジオ録音でそれ以外はライブ音源。師匠(左チャンネル)は終始エレキを操る一方、弟子(右チャンネル)はエレキ、アコギ、クラシカル、42弦を駆使して彩りをもたらしてくれています。

あらためまして、合掌

●Musicians
Jim Hall / guitar
Pat Metheny / electric,acoustic,fretless classical,42-string guitar

●Numbers
1.  Lookin'Up 
2.  All the Things You Are 
3.  The Birds and the Bees 
4.  Improvisation No.1 
5.  Falling Grace 
6.  Ballad Z 
7.  Summertime 
8.  Farmer's Trust 
9.  Cold Spring 
10. Improvisation No.2 
11. Into the Dream 
12. Don't Forget 
13. Improvisation No.3 
14. Waiting to Dance 
15. Improvisation No.4 
16. Improvisation No.5 
17. All Across the City 

2014年1月 1日 (水)

ジミヘンの「Miami Pop Festival」がオフィシャルリリース

R0013128
Musician●Jimi Hendrix(guitar,vocal)
Title●Miami Pop Festival(2013年)
■Amazonより購入


新年明けましておめでとうございます。
本年も当欄をよろしくお願いいたします♪

不世出の天才ギタリストJimi Hendrixの発掘ライブ音源がリリースされたので、早速入手しました。エディ・クレーマー氏が手がけるこの手の“発掘シリーズ”には正直言って辟易としている感は否めないのですが、レビューをチェックすると案外高評価だったので迷わず購入。1968年5月28日、マイアミ北部のガルフストリーム・パークで開催されたMiami Pop Festival出演時のもので、同フェスティバルには他にマザーズ・オブ・インヴェンション、ジョン・リー・フッカー、ブルー・チアーなどが出演したそうです。フェスティバルの仕掛け人はのちにウッドストックで成功を収めた人物だそうです。メンバーはお馴染みMitch Mitchell(drums)、Noer Redding(bass,backing vocal)の「Experienceフォーマット」です。時期的にはアルバム「Electric Ladyland」制作の最中でのライブ音源ということになるようです。

迂闊にもこの「Miami Pop Festival」の存在自体を知らなかったのですが、ほとんどが初めて聴く演奏ばかりで凄く新鮮な気分を味わうことができます。いや、正確に言うと何曲かはブートで聴いたことがありますが、優れたリマスター作業によってまるで別物のように耳に迫ってきます。実際には、当日は昼間と夕方の2ステージが行われ、夕方のセットリストはすべて収録され、ボートラとして昼間の2曲が追加されています。

これまで発掘されてきたライブ盤は良くも悪くも編集されたつまみ食い的なものが多くてそれが敬遠要因にもなったりするのですが、この盤の編集方針は“できるだけありのままに聴かせる”方針なのでしょうか。おそらく(おそらくとしか書けないのが残念)ほとんどノーカットでワンステージの模様を楽しむことができます。MC、チューニング、観客の歓声までもが鮮やかに再現されているのが大きなポイント。何度聴いても「Red House」は泣かせます。音質は海賊盤よりは少しはマシかなという程度ですが、何よりも良心的な編集に好感がもてます。エディ・クレーマー氏によると、これからも発掘ライブ音源をリリースする予定ということなので、続編登場を大いに期待しましょう。ライナーの写真も初めて見るものばかりで、レスポールを手にする貴重ショットもあります。

●Musicias
Jimi Hendrix / guitar,vocal
Mitch Mitchell / drums
Noer Redding / bass,backing vocal

●Numbers
1.   Introduction
2.   Hey Joe
3.   Foxey Lady
4.   Tax Free
5.   Fire
6.   Hear My Train a Comin'
7.   I Don't Live Today
8.   Red House
9.   Purple Haze
10.  Fire (bonus track / afternoon show)
11.  Foxey Lady (bonus track / afternoon show)

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
  • Amazon検索
無料ブログはココログ