DPの「Made In Europe」を聴き直す
Musician●Deep Purple
Title●Made In Europe(1975年)
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相変わらず中高年の財布が狙われています。来年3月には我らがDeep Purpleの「Live In Japan完全版」がリマスター化のうえに発売されるとか。詳細は不明ですが以前発売された3枚組「完全版」のリイシューなのでしょうか。そうだとしたら、あれは本当の意味では「完全版」ではないのにな…と思いつつ結局買ってしまうのでしょうね。
さて、何を今さらの「Made In Europe」ですが、いまでこそ「MKⅢ The Final Concert」や「Live In Paris 1975」などの発掘音源がリリースされてしまい、その存在意義が危うくなってしまっています。しかし、その昔は彼らのライブ音源はこの「Made In Europe」と「Live In Japan」、そして「ロイヤル・フィルハーモニー」の3枚しか存在しなく、あとは海賊盤を漁るしか方法がなかったのです。というわけで、当時のDPフリークは漏れなくこの「Made In Europe」を擦り切れるほど聴き込んでいるに違いありません。
なぜか、この「Made In Europe」はリマスター化の恩恵をあまり受けていないようで、2006年に日本盤では紙ジャケット仕様で発売されたのが最後のようです。また、触れ込みコピーのように第3期DPのラストステージとなった1975年4月7日パリ公演がメインではなく、4月3日オーストリア・グラーツ、4月5日ドイツ・ザールブリュッケンの音源が中心になっているようです。ただし、前出「MKⅢ The Final Concert」や「Live In Paris 1975」よりもこの盤のほうが演奏内容は明らかに優れていると思います。資料的な価値をとるか、演奏内容をとるかは聴く人の価値観によると思いますが、個人的には圧倒的に「Made In Europe」ですね。オリジナル盤日本語ライナーも中高年の琴線に触れています。
●Musicians
Ritchie Blackmore / guitar
David Coverdale / vocal
Glenn Highes / bass,vocal
Jon Lord / keyboards
Ian Paice / drums
●Munbers
1. Burn
2. Mistreated
3. Lady Double Dealer
4. You Fool No One
5. Stormbringer
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