2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« Ben Monder参加。Andy Parsons「Flip!」 | トップページ | インド系ギタリストPrasannaの2nd「Be The Change」 »

2013年9月29日 (日)

Stanley Clarke幻の1st「Children Forever」

R0012993
Musician●Stanley Clarke(bass)
Title●Children Forever(1973年)
■Amazonより購入


スーパーベース奏者Stanley Clarkeが「RTF」在籍時にリリースした初リーダー作です。Stanley Clarkeのリーダー作といえば本人名義の「Stanley Clarke」(1974年)のほうが圧倒的に有名ですし、私もこれが初リーダー作だと思いこんでいました。Clarke自身も「あれはChick Coreaとレコード会社が作ったもの」とコメントを残しているようなので、あまり思い出したくないワケありの音源なのかもしれません。参加メンバーはChick Corea(piano,electric-piano)、Lenny White(drums)、Andy Bey(vocal)、Dee Dee BridgeWater(vocal)、Pat Martino (guitar)、Arther Webb(flute)という面々。プロデューサーはChick Coreaが務めています。

一聴して分かるように楽曲は「第1期RTF」の雰囲気とかなり類似しています。いや、そっくりと言ってもいいかもしれません。2人のボーカルの存在が余計にそう感じさせるのかもしれませんね。Coreaの親心なのか、あるいはただ単純に出たがりなのか、とにかくChick Coreaの出番が多くて、これは一体誰のリーダー作なのだろうと思ってしまうほど。でも、そこそこClarkeも目立たないといけないという配慮からなのか、ベースもブンブンと唸るので、全体としてのバランスを欠いているように思えます。要はCoreaが自重して引っ込めば済む話なんですが。

ギターのPat Martinoはアルバム前半ではまるで存在感が希薄なのですが、ラスト#5「Sea Journey」で本領発揮という感じです。最後の最後になって時すでに遅しの感は拭えませんが、相変わらず端正なギターソロを聴けただけでよしとしましょう。やはりClarke本人が言うようにChick Coreaの束縛から自由になった「Stanley Clarke」を初リーダー作としたいですね。

●Musicians
Stanley Clarke / bass
Chick Corea / piano,electric-piano
Lenny White / drums
Andy Bey / vocal
Dee Dee BridgeWater / vocal
Pat Martino / guitar
Arther Webb / flute

●Numbers
1.  Children Of Forever
2.  Unexpected Days
3.  Bass Folk Song
4.  Butterfly Dreams
5.  Sea Journey

« Ben Monder参加。Andy Parsons「Flip!」 | トップページ | インド系ギタリストPrasannaの2nd「Be The Change」 »

ジャズベース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Stanley Clarke幻の1st「Children Forever」:

« Ben Monder参加。Andy Parsons「Flip!」 | トップページ | インド系ギタリストPrasannaの2nd「Be The Change」 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
無料ブログはココログ