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2013年9月13日 (金)

鈴木勲の貴重盤「Orang-Utan」が復刻

R0012641
Musician●鈴木勲(bass,cello,electric-piano)
Title●Orang-Utan(1975年)
■Amazonより購入


日本を代表するベース奏者、鈴木勲が1975年にリリースした音源が復刻されたので早速入手しました。例の「Three Blind Mice」レーベルの復刻シリーズで鈴木勲にとってはTBMでの4作目にあたるとか。参加ミュージシャンは森剣治(alto-sax,flute,bass-clarinet)、渡辺香津美(guitar)、河上修(bass)、守新治(drums)、中本マリ(vocal)という構成です。1975年4月4日、東京アオイスタジオで録音されています。

このアルバム、確か一度だけCD化されていますが廃盤扱いになってから入手困難に。アナログ盤も滅多なことではお見かけしないという幻の名盤扱いだったので、今回の復刻はうれしい限りです。鈴木勲というと出世作「Blow Up」のほうが有名だと思いますが、この盤もなかなかの力作に仕上がっています。ベース奏者のリーダー作だけに全曲とも重厚感にあふれているのは当然のこととして、バックを固めるミュージシャン達の確かなテクニックにも今さらながら驚かされます。全4曲中、2曲がオリジナルですが、何といっても圧巻は22分近くにも及ぶ力作#4「Orang-Utan」。ほかの曲はどちらかというとオールドスタイルのジャズなのですが、この曲のみがジャズロックになっています。曲のはじめは完全なフリースタイルで始まり、なにやら不穏な雰囲気が漂います。若き渡辺香津美のギターがプログレ風、フラメンコ風のフレーズを送り込み、場を盛り上げてくれます。やがてリズム隊がビシバシと機能し始めると、そこはもう怒濤のフリー&ジャズファンクの世界。メンバーが一丸となって繰り出すフレーズかに耳を傾けていると、マイルズが提唱した電化ジャズを彼らなりに昇華させていることが分かります。それにしても曲中盤から暴れまくる渡辺香津美のギターは、これまた凄まじいど迫力です。

中本マリの渋すぎるボーカルが聴ける#2「Where Are You Going?」も一聴の価値があります。相変わらずドスが効き過ぎています♪

●Musician
鈴木勲 / bass,cello,electric-piano
森剣治 / alto-sax,flute,bass-clarinet
渡辺香津美 / guitar
河上修 / bass
守新治 / drums
中本マリ / vocal on #2

●Numbers
1.  Blue Road
2.  Where Are You Going?
3.  My One And Only Love
4.  Orang-Utan

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