今田勝の幻の作品「Green Caterpillar」がめでたく復刻!
Musician●今田勝(electric-piano,piano)
Title●Green Caterpillar(1975年)
■Amazonより購入
日本を代表する鍵盤楽器奏者、今田勝の“幻の名盤Green Caterpillar”がうれしいことに復刻したので早速入手しました。例の「Three Blind Mice」(略してTBC)の復刻シリーズの中の1枚で、アナログ盤も滅多に見かけることがなかっただけにうれしい限りです。この「TBM復刻シリーズ」、どうやら我らが「Disc Union」が仕掛け役となっているようです。さすがUnionさん!参加メンバーは渡辺香津美(guitar)、福井五十雄(bass)、今村祐司(percussions)、小原哲次郎(drums)という構成。若き渡辺香津美はこの時期のTBMの作品で引っ張りだこでした。1975年1月20日、22日、東京アオイスタジオでのレコーディング。
今田勝というと「アンダルシアの風」や「コーラルの渚」で聴かれるトロピカルでどこか小洒落たイメージが強いのですが、このアルバムを聴いてみて吃驚。これは完全なゴリゴリのジャズロックではないですか!昭和7年生まれの今田勝は当時43歳。若いミュージシャンを従えて実に熱い演奏を繰り広げています。特に若き渡辺香津美による長尺のギターソロが冴えわたる#2「Straight Flash」は一聴の価値ありです。香津美氏がひとしきり暴れまくった後に、「若造よ、これが本当のジャズだ!」とばかりに入魂のソロパートを弾きまくります。
これは余談ですが、私が最初に就職した某企業に今田勝のお嬢さんがおられました。直接的な接点はなかったのですが、いま思えば何とかしてお近づきになっていれば…と思わないでもありません。
●Musicians
今田勝 / electic-paino,piano
渡辺香津美 / guitar
福井五十雄 / bass
今村祐司 / percussions
小原哲次郎 / drums
●Numbers
1. Green Caterpillar
2. Straight Flash
3. Blue Impulse
4. Spanish Flower
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