チリのテクニカル系ギタリスト、Alejandro Silvaのライブ音源「ASPC LIVE」
Musician●Alejandro Silva(guitar)
Title●ASPC LIVE(2003年)
■Guitar Nineより購入
南米はチリ出身のテクニカル系&パワーメタル系ギタリスト、Alejandro Silva(アレハンドロ・シルヴァ)によるライブ音源「ASPC LIVE」です。自身名義としてはおそらく3枚目、初のライブ音源です。例によって例のように日本ではあまり知られていないミュージシャンですが、地元チリでは圧倒的なギターヒーローとして君臨しているようです。実際、2004年に南米で開催された「G3コンサート」に地元代表で参加しています。首都サンティアゴでのライブの模様を収録。
Marty Friedman、Joe Satriani、Steve Vaiあたりから影響を受けたというAlejandro Silva。系統としてはネオクラ寄りのテクニカルメタル系ギタリストの系譜を汲んでいますが、特筆すべきはその饒舌すぎるギタープレイ。彼にとって少しの「間」も許せないのでしょう。どんなに狭い空間でも見つけ次第すかさずソロをぶち込んできます。80分近くにも及ぶ長尺ながら、とにかく絶え間なく弾き続けるという耐久レース的なライブです。いやー、暑苦しい。実はCristobal Arriagadaというもう一人のギタリストがいるのですが、この人も弾きまくり状態の人なので、左からSilva、右からArriagadaが隙間なくガンガンと攻めてきます。
全体として演奏は荒削りですし、ギタリストの技量としても特に抜きんでたイメージは受けないのですが、何しろ南米特有の饒舌さというかねちっこさというか、全曲でほとばしる熱量にただただ圧倒されます。
●Musicians
Alejandro Silva / guitar
Cristobal Arriagada / guitar
Gonzalo Muga / drums
Manuel Soto / keyboards
●Numbers
1. Intro Ⅱ
2. Sexto Mensajero
3. Ray Satan
4. Errock
5. Mi Amigo Duro
6. No Desapareces
7. El Senor De Las Profundidades
8. Invencion 13/80
9. Solo Uno
10 Neopangea
11. K2
12. Lagarto
13. La Cosa
14. Habla Janus
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