超テクニカル集団「Planet X」の「Moon Babies」
Musician●Planet X
Title●Moon Babies(2002年)
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元「Dream Theater」の鍵盤楽器奏者Derek Sherinian(デレク・シェリニアン)が立ち上げたテクニカル集団「Planet X」の2nd「Moon Babies」です。2002年リリース。正確に言うとBrett Garsedらを擁してSherinian名義でリリースされた「Planet X」がバンドの始まりで、「Planet X」名義で出された「Universe」がバンドとしての1stになります。メンバーはDerek Sherinian(keyboards)、Tony MacAlpine(guitar)、Virgil Donati(drums)の3人を軸に、Tom Kennedy、Jimmy Johnson、Billy Sheehanの3人のベース奏者がサポートに回るという体制です。Tom KennedyはBill Connorsのリーダー作に参加、Jimmy JohnsonはAllan Holdsworthとの共演で有名ですね。Jimmy Johnsonの起用は意外と言えば意外な感じがします。プロデュースはSimon Phillipsという最強の布陣です。
さて、期待を決して裏切らない「Planet X」だけに、全曲とも変拍子の嵐、そして超絶技巧の連続。Derek Sherinianが作る音楽は決してブレないので聴いていて抜群の安定感を感じさせます。そして、なによりも存在感が大きいのがTony MacAlpineです。「Universe」から新規加入したMacAlpineですが、これまた決して期待を裏切らない超絶技巧の連続。サウンドとしてはハード極まりない1st「Universe」のほうが好みなのですが、こちらのほうがやや落ち着いた感じによってSFチックな印象が強まっているように思えます。
●Musicians
Derek Sherinian / keyboards
Tony MacAlpine / guitar
Virgil Donati / drums
Tom Kennedy / bass on #1,#4,#5,#6,#10
Jimmy Johnson bass on #3,#7,#8,#9
Billy Sheehan / bass on #5
●Numbers
1. Moon Babies
2. The Noble Savage
3. Ataraxia
4. Tonaz
5. Boy with a Flute
6. Interlude in Milan
7. Digital Vertigo
8. Ground Zero
9. Midnight Bell
10. Ignotus Per Ignotium
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