Trilok Gurtuのリーダー作「Kathak」
Musician●Trilok Gurtu(drums,percussins)
Title●Kathak(1998年)
■ディスクユニオンで購入
インド出身のパーカッション奏者Trilok Gurtu(トリロク・グルトゥ)の名前が知られるようになったのは「OREGON」のコリン・ウォルコットが不慮の事故で亡くなってしまい、その後釜として加入してからではないかと思われます。その後、インドマニアのJohn McLaughlinとの共演(「Live at the Royal Festival Hall」「Que Alegria」)やJan GarbarekやJoe Zawinulの作品でも名前を見つけることができます。
1998年にリリースされたこの「Kathak」は1曲のみですがSteve Lukatherが参加しています。Lukather自体の存在感は大したことことはないのですが、アルバム全体に漂うエスニカルというかインド趣味全開の音づくりはかなり珍妙で面白い仕上がりになっています。もちろん例のインド風チャット「タケダタケダタタタ…」もほとんどの曲で入っています。
Trilok Gurtuのお勧め盤としてはパット・メセニーが参加した「Crazy Saints」もぜひ。こちらは中近東風のサウンドで怪しさ全開。かなり楽しめます。
●Musicians
Trilok Gurtu / drums,tabla,percussions,voice
Jaya Deva / ganawa,voice,guitar
Kai Eckhardt de Camargo / bass
Ravi Chary / sitar,harmonium
Neneh Cherry / voice
Shobha Gurtu / voice
Steve Lukather / guitar on #3
Theodosii Spassov / kaval on #3,#7
●Numbers
1. Ganapati
2. You,Remember This
3. Seven Brings Return
4. Shunyai
5. Who Knows The Mind
6. Kathak
7. Brasilian
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コメント
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こんにちはー。私もこの人すきなんですが(牛のポーズしてるソロがお気に入りです)、来歴については全然知りませんでした。漠然とWeather Report人脈から出てきたのかなとは思ってたぐらいで。
奇天烈音楽士さんのエントリ読んで「なるほど〜」と思い、ついでにwikipedia見てみたら、最初期はイタリアのAktualaやドイツのEmbryoなどプログレ系バンドで活躍していたと書いてあって驚きました。インドと西洋だけじゃなく、ロックとジャズという意味でも越境的なひとだったんですね。
投稿: mucho | 2013年7月20日 (土) 08時27分
muchoさま
コメントありがとうございます。
ほー、プログレ界で活躍していたとは知りませんでした。
最近、特にインド系ミュージシャンが活躍しているように
感じられます。
人口もじきに中国を抜くそうなので、当然と言えば当然ですよね。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2013年7月27日 (土) 15時44分