「FRAGILE」の10th「The Sun And The Melodies」はキンクリのパクリにあらず
Musician●FRAGILE
Title●The Sun And The Melodies(2009年)
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日本が誇るジャズロックユニット「FRAGILE」(フラジャイル)のよる3年ぶり10枚目のアルバムです。2009年リリース。不動のメンバーは矢堀孝一(guitar)、水野正敏(bass)、菅沼孝三(drums)の3人組です。
アルバムタイトルを見てニヤリとさせられるようにあの「太陽と戦慄」のパクリなのですが、音のほうはプログレではなくいつものハード系ジャズロックなのでご安心を。この「FRAGILE」はデビュー当時から追いかけているバンドなのですが、いい意味でのマンネリズムというかどこから聴いても金太郎飴的なサウンド作りには、妙な安心感を感じさせます。と書くと何だかマイナス評価として受け取られてしまいそうですが、個人的にはFRAGILEにはずっと同じ路線で歩んでいってほしいと思いますし、いつどのアルバムを聴いてもFRAGILEはFRAGILEのままでいてほしいというのが一ファンとしての勝手な願いなのです。メンバーにとってはそれこそ大きなお世話であることは重々承知のうえですが。
ただ、あえてこのアルバムの難点を挙げると、なぜだか全体的に音質が悪く、特に#3あたりでは肝心のハイライトが音割れしてしまっています。これはせっかくの音源が台無しなわけで何とかならなかったのかと少しばかり残念です。
●Musicians
矢堀孝一 / guitar
水野正敏 / bass
菅沼孝三 / drums
●Numbers
1. The Sun and The Melody - PART1
2. The Sun and The Melody - PART2
3. Sense of Crisis
4. Roma Dance
5. Jog Trot
6. Domino Fufu
7. Inns of Sparrow
8. Insomnia
9. Sustain47
10. Around-about
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