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2013年7月21日 (日)

「ASIA」の残党「GPS」の日本ライブ

R0012400
Musician●GPS
Title●Live In Japan Two Sessions Volume.1(2007年)
■Amazonより購入


80年代に一世を風靡したプログレバンド「ASIA」は大黒柱的存在だったJohn Wettonが脱退した後、John Payne(bass,vocal)が中心になって細々と活動していましたが、2006年に本家「ASIA」がオリジナルメンバーで再結成するという“反則技”によって、バンドを懸命に維持していたJohn Payne、Guthrie Govan(guitar)、Jay Schellen(drums)は職を失うという憂き目にあいます。何という不幸な巡り合わせなのでしょう。そこでやむなく立ち上げたユニットが3人の頭文字を冠した「GPS」ということになるようです。「GPS」は日本人鍵盤楽器奏者、奥本亮を迎え入れアルバム「Window To The Soul」を2006年にリリースします。奥本氏を加えた「GPS」はアルバムのセールスプロモーションのために世界ツアーを敢行しますが、2007年10月に来日公演を実現させています。同年10月14日、渋谷「O-WEST」でのライブ音源がこのアルバムです。2012年になって突如リリースされています。

その後、「GPS」は2ndをリリースするわけでもなく、やがてGuthrie Govanが脱退するに及んで自然消滅に近い状態ですが、John Payneの手によって2ndアルバムリリースの計画はあるようです。もちろんこの手の情報はほとんどアテになりません。その意味ではこれは大変貴重なライブ音源ということになるわけですが、そもそもは商品化の予定はなく関係者用の資料音源&映像だったという“オチ”がついています。したがって、CDの音質はもちろん、映像もまるでホームビデオで撮影したようなクオリティです。正直に言いまして、鑑賞に耐えうるレベルとは言えません。

ことの経緯を考慮に入れたとしても、やはりこうした音源・映像を商品化してしまうことはあんまりだとは思います。もしかしたらJohn Payneに焦りのようなものがあったのでしょうか。とは言え、Guthrie Govanのギターはすでに素晴らしい出来映えなわけで、個人的にはGovanのプレイを聴くための資料として割り切っております。いろいろと文句を書き連ねていますが、それでも「Heat Of The Moment」のイントロが聴こえてくるとついついウルっとしてしまうのは年齢からくるものでしょうね。

●Musicians
John Payne / vocals,bass,guitar
Jay Schellen / drums,percussion
Guthrie Govan / guitars
Ryo Okumoto / keyboards

●Numbers
[CD 1]
1.  The Objector
2.  All My Life
3.  Since You’ve Been Gone
4.  Heaven Can Wait
5.  Window To The Soul
6.  Taken Dreams
7.  Ryo’s Keyboard Solo
8.  Military Man
9.  Gold

[CD 2]
10. Written On The Wind
11. Silent Nation
12. Long Way From Home
13. Jay Schellen Drum Solo
14. Only Time Will Tell
15. Guthrie Govan Guitar Solo
16. Heat Of The Moment
17. New Jerusalem

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コメント

こちらこからもリンク張ってももよろしいでしょうか?
よろしくお願いします!

Asiaはとにかく大好きでボーカルはみんないいですけどどれかといえばPayneが好きです
AuraとAriaとSilent Nation今でもよく聞きます
これに関してはブートみたいなものでイコライザの出番ですね
Asia時代からライブ音源の音質は悪いので値段も含めて想定の範囲内でした

ギタリストとなるとやっぱりHoweが1番好きなのでHowe・Downes・Payneがきっちり仕事してる92年のフィラデルフィアの音源かAuraでのFreeがお気に入りです

あとダウンズが鍵盤プレイヤーで1番好きなので今のYesは個人的にドラム以外理の面子です
ボーカルのJon DavisonのGlass HammerにベースのBilly SharwoodのCircaもそれぞれいいバンドだと思ってます

akakadさま

コメントありがとうございます。これは年齢的な部分も大きいのですが私にとってAsiaはプログレ系バンドでも分派的な意識がどうしても強くて、正直マークしきれていませんでした。ですから、Guthrie Govanが在籍していたことすら知りませんでしたし、彼がメンバーということで驚いた記憶があります。

リンクは大歓迎です。こちらこそよろしくお願いいたします。

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