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2013年6月 9日 (日)

英国フリージャズを代表する打楽器奏者Tony Oxleyの「The Baptised Traveller」

R0012306
Musician●Tony Oxley(drums)
Title●The Baptisesed Traveller(1970年)
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英国を代表する打楽器奏者Tony Oxley(トニー・オクスリー)は1960年代後半から頭角を現したフリー系ミュージシャンです。おもにJohn SurmanやDerek Baileyあたりと活動することが多く、この時期におけるジャズロックの重要作品では欠くことのできない重要人物でした。Oxleyの「4 Compositions For Sextet」と並ぶ代表作がこの「The Baptisesed Traveller」です。1970年リリース。参加メンバーがとにかく豪華です。Evan Parker (tenor sax)、Kenny Wheeler (trumpet)、Derek Bailey (guitar)、Jeff Cline (bass)と当時の英国ジャズロック界の重要人物ばかり。Kenny Wheelerはカナダ人ですが、当時英国を拠点に活動していました。

音のほうは完全にゴリゴリのジャズロックで、時としてフリージャズへと流れが変わるのはギターのDerek Baileyの存在が大きいように思われます。Wheelerものちの牧歌的な作風がまったく想像できないほどアグレッシブで、終始雄叫びを上げています。Evan Parkerとともに左右から波状攻撃的に襲ってくる音の洪水には悶絶必至です。個人的に注目したいのが#3「Stone Garden」でアルバム全体の混沌としたカオスの中、まるで讃美歌のような静寂さをたたえたもの悲しい楽曲です。かなり異質といえば異質な曲なのですが、英国ジャズロック界の底力を感じさせます。

●Musicians
Evan Parker / tenor sax
Kenny Wheeler / trumpet
Derek Bailey / guitar
Jeff Cline / bass
Tony Oxley / drums

●Numbers
1.  Crossing
2.  Arrival
3.  Stone Garden
4.  Preparation

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