2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

« Porcupine TreeのフロントマンSteven Wilsonの「The Raven that Refused to Sing」を聴く | トップページ | 小川銀次が参加。GAOの「Roi Roi」 »

2013年6月15日 (土)

Ben MonderとKritjan Randaluのデュオアルバム「Equilibrium」

R0012302
Musicians●Ben Monder(guitar)、Kritjan Randalu(piano)
Title●Equilibrium(2012年)
■Amazonより購入


もはやカルト的人気という表現が当てはまらなくなってしまった人気ギタリスト、Ben Monder(ベン・モンダー)とKritjan Randalu(クリスチャン・ランダル)というピアノ奏者とのデュオアルバム「Equilibrium」です。2012年、お馴染みの「New Talent」シリーズよりリリース。2011年5月25日、ブルックリンで録音されています。はっきりと明記されていませんが、おそらく一発撮りのライブ録音ではないかと思われます。

Kritjan Randaluはおそらくお初なのですが、資料によるとエストニアで生まれ、幼少期にドイツへ移住。いまはNYCを拠点に活動している新進気鋭のピアニストです。この手のジャズ作品に登場するピアニストの多くはクラシックの素養をもつケースが多いのですが、Kritjan Randaluもその例に漏れません。

さて、Ben Monderに話題を戻します。考えてみるとこれまで彼が参加した作品のほとんどがピアノレスだったのですが、その意味でも、今回、ピアノとのデュオに挑んだことが驚きといえば驚きです。というのも独特のコード展開と高速アルペジオが最大の武器であるギタリストがピアノとのデュオ作品に挑むということがよく理解できなかったからです。これってある意味“共食い”に近い事態を覚悟しなければならないのです。

ともあれ、まずは聴いてみることに。あれま、いままでのBen Monderさんは何処に。Kritjan Randaluが奏でる流麗なフレーズに合わせて、実に「ふつうのジャズギタリスト然」としたギタープレイを披露しています。彼の最大の持ち味であるコード展開も高速アルペジオは全くと言っていいほど聴くことはできません。あれれ。

もちろん、バックに回った時の独特の節回しあたりにチョイチョイと「Monderらしさ」を覗かせるのですが、いままでのMonderのスタイルに馴染んできた身としては違和感を感じざるをえません。まさか「Under Current」の路線を狙ったのではないとは思いますが…。曲タイトルが数字の曲はそれなりに面白いのですが、おそらく作品の本筋とは違うはずです。というわけで、何度聴いてもまだ消化しきれていないのです。

●Musicians
Kristjan Randalu / piano
Ben Monder / guitar

●Numbers
1.  Stiller Beobachter
2.  All the Things You are
3.  Equilibrium
4.  Ⅱ
5.  Vardja
6.  Ⅰ
7.  Milestones
8.  Ⅳ
9.  Silmast Silma

« Porcupine TreeのフロントマンSteven Wilsonの「The Raven that Refused to Sing」を聴く | トップページ | 小川銀次が参加。GAOの「Roi Roi」 »

ジャズギター」カテゴリの記事

コメント

奇天烈音楽士さん こんにちは

やはり、この盤、私と同じような印象を持たれたようですね。
ある意味、安心いたしました。
何か見えない部分があるのかもと、私も、間を置いて繰り返し
聴いてはいたのですが、なかなか心惹かれるような良い部分が
見えてこないこともあり、取扱いに困った盤となっていました。
理屈ではなく、単純に好き嫌いの判断に迷いが出てしまう
どツボにはまっていたようです。

さて、私事ながら、ここ数ヶ月、ちょっと気になる感性のギタリスト
を追ってきましたが、この種の感性の質は、もしかしたら奇天烈さん
であればとも思い、下記曲ご紹介しておきます。

"Casa Branca" (from "Carloss Barretto / Lokomotiv" )
"Searching" (from "Carlos Barretto / Radio Song" )

ポルトガルのMario Delgadoというギタリストで、上記曲は
2000年代前半のもので、非常に惹かれるものがあります。
しかし近作あるいは、グループ "TGB"名義の盤では、必ずしも
良い方向には来ていないと思えるところもあり、その辺、目下調査中です。
機会ございましたら、お手透きの時にでも上記曲試してみてください。
iTune Storeで試聴可です。


J worksさま

コメントありがとうございます。

Monderは初リーダー作から追いかけているのこともありますが、
やはり違和感を感じてしまいます。
おそらく本人にとっては「俺だってこんなプレイができるんだぞ」
ということなのだと思いますが、
聴く立場としては勝手なもので、そんなことは求めていないぞ、
というギャップなのかもしれませんね。

Mario Delgado、存じ上げませんでした。試聴してみましたが、
なかなかいいですね!
情報ありがとうございます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1303686/51870317

この記事へのトラックバック一覧です: Ben MonderとKritjan Randaluのデュオアルバム「Equilibrium」:

« Porcupine TreeのフロントマンSteven Wilsonの「The Raven that Refused to Sing」を聴く | トップページ | 小川銀次が参加。GAOの「Roi Roi」 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
  • Amazon検索
無料ブログはココログ