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2013年5月 3日 (金)

Sean Waylandの「Soul Pacific Soul」は習作的作品なのか?

R0012238
Musician●Sean Wayland(keyboards,vocal)
Title●Soul Pacific Soul(2002年)
■ABC Recordsより購入


豪州を代表する鍵盤楽器奏者Sean Wayland(ショーン・ウェイランド)による2002年の作品です。これは1枚の作品というより地元シドニーで撮りためていた音源に加えてNYCであらためて録音したものをまとめた編集盤のようです。参加メンバーは盟友とも言えるギタリストJames Mullerに加えて、Adam Armstorong(bass)、Nick Mcbride(drums)など多数。自身のレーベルである「Sead Music」よりリリース。

Sean Waylandの近作として「Pistachio」「Pistachio2」(ともに2009年リリース)というたぶんにスティーリー・ダンを意識したアルバムがあるのですが、この音源はそれに向けた習作っぽい臭いがします。Waylandは鍵盤だけでなくボーカルも披露していますが、これも両「Pistachio」へ向けての練習のように思えます。この手のフュージョン作品としては珍しくテープの逆回転などを取り入れたり随所で意欲的な取り組みも見られるのですが、いかんせん空振りの感も。曲によっては不自然なフェードアウトをしたりと、アルバムとしての完成度という意味ではいま一つです。ここら辺が自主制作盤の弱みであるように思えます。ただ、お目当てのギタリストであるJames Mullerのプレイは相変わらずキレキレで素晴らしく、正直に言いましてギターだけを聴いているようなものです。

●Musicians
Sean Wayland / keyboards,vocal
James Muller / guitar on #2,#4,#5,#6,#8,#9,#11
Adam Armstorong / bass
Nick Mcbride / drums
etc,

●Numbers
1.  They All Dance
2.  Shoun
3.  Sam Toucan
4.  Hans
5.  This Is Great
6.  Vibing
7.  Loop
8.  Vibe Up
9.  Vb
10. Chrisella
11. Bunker Spreckles
12. Genius

R0012239


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