良質なオージージャズMark 4の「Entree」
Musician●Mark 4
Title●Entree(2005年)
■ABC Recordsより購入
豪州のジャズベース奏者Mark Harrisが中心になって結成したプロジェクト「Mark 4」による音源です。2005年リリース。メンバーはJames Muller(guitar)、Matt McMahon(piano)、Evan Mannel(drums)というカルテット構成です。ギターのJames MullerはAllan Holdsworthとの共演でお馴染みのChad Wackermanの作品に参加していたのでそれなりに有名ですが、他の人たちはおそらくお初にお耳にかかります。1曲をのぞいてMark Harrisのオリジナル曲。
テイストとしてはかなりオーソドックスなジャズアルバムですが、オージージャズ特有のカラッとした仕上がりが実に耳に心地よい感じです。ギターのJames Mullerは珍しくアコギ中心にプレイしていますが、エレキに持ち替えた#3「Tamago」などは一転してロックタッチのソロを披露してくれています。相変わらず乾いた感じの音色が素晴らしいですね。 ピアノのMatt McMahonはかなり重症のエヴァンスフォロワーとみました。ピノトリオの作品があれば聴いてみたい気持ちにさせてくれます。調べたら案の定、ピアノトリオの音源を出しているようです。機会があれば入手したく思います。
動画はMark IssacsとJames Mullerとの共演です
●Musicians
Mark Harris / bass
James Muller / guitar
Matt McMahon / piano
Evan Mannell / drums
●Numbers
1. Irish Tune
2. My Remembered Muse
3. Tamago
4. Little Bel
5. Sugar Lily
6. Mobile
7. The Girl
8. Va! Laisse Couler Mes Larmes
9. Meta's Memory
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