Richard Hallebeekが参加。Rene Engelの4th「Slow Life」
Musician●Rene Engel(drums,percussions,keyboards)
Title●Slow Life(2013年)
■メーカーサイトより購入
オランダ出身のフュージョン系打楽器奏者、Rene Engel(ルネ・アンジェル)が4枚目にあたる新譜を出したので入手しました。前作「Nostalgia」が2002年の作品でしたからなんと11年ぶりの「新作」ということになります。この手のミュージシャンが寡作というか作品間のインターバルが長いことは世の常ですが、それにしても久しぶりにも程があります。Rene Engelと聞いてニヤリとしたお方は相当なフュージョンマニア。オランダのギターモンスターRichard Hallebeekの盟友でして、Hallebeek自身もRene Engelの2nd、3rdに連続参加しています。参加メンバーはDavid de Marez Oyens(bass)、Davy de Wit(bass)、Coen Molenaar(keyboards)、Martin Verdonk(percussions)、Sebastian Altekamp(piano)、Frans Vollink(bass)という布陣です。ベース奏者のFrans Vollinkの名前はちょいちょい目にしますが、ほかの人たちはおそらくお初です。アムステルダムのスタジオとHallebeekの自宅スタジオでレコーディングされています。このアルバムの存在もHallebeekのサイトを巡回中に発見しました。Abstract LogixやGuitar Nineではまだアップされていないようですね。
タイトルといい長閑な雰囲気のジャケットデザインといい、イージーリスニング的な音楽を想像してしまいますが、実際は前3作同様にハード系フュージョンなのでご安心を(笑)。正直に言いましてこの音源を入手する動機はHallebeek目当てなわけですが、それを差し引いても実に良質なフュージョンアルバムに仕上がっています。Rene Engelは#2「Zanwinul」のように時折アフリカンでエスニックな要素を振りまきますね。
と言っても放置しているとそのまま消えてしまいそうなマイナー音源であることは間違いなく、日本人を代表していち早くレビューさせていただきました。Rene Engelの旧譜は我らが「World Disque」さんが再入荷しているようなので、興味ある方は今のうちにぜひぜひ♪
●Musicians
Rene Engel / drums,percussions,keyboards
Richard Hallebeek / guitar
David de Marez Oyens / bass
Davy de Wit / bass
Coen Molenaar / keyboards
Martin Verdonk / percussions
Sebastian Altekamp / piano
Frans Vollink / bass
●Numbers
1. Rock Upon Jazz
2. Zanwinul
3. Chick
4. Sketches Of Cadaques
5. Shuffle Me,Baby!
6. All Those Tears In Canyelles
7. 6 1/2 Weeks IN Habana
8. Father And Son Memories
9. Time For Some Tukker-Rock
10. Slow Life
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