Miles 0kazakiの1st「Mirror」を入手
Musician●Miles Okazaki(guitar)
Title●Mirror(2007年)
■Amazonより購入
音楽ネタとはまったく無関係の話題で恐縮です。10数年ぶりにやってしまいました。持病とも言える「肩痛&首痛」。仕事環境が変わったことも大きいのですが、長年の懸案事項である頸椎の歪みが肩痛を引き起こし、最悪は指先の痺れに至るという奴です。この数年間、何とかしのいでいたのですが、ある日突然右肩が上がらなくなってしまいました。私の場合は頸椎の変形がさまざまな神経に悪さをしているらしいのです。ただ困ったことに、劇的な痛みを伴うわけでもなく地味に痛くて地味に動作に不具合をもたらすため、周囲の理解を得難いという悲しい状況があります。間接や筋肉の不具合に原因が求められるいわゆる「●肩」とは根本的に違うのですが、いちいち説明するのも面倒なので、「はーい、●肩でーす」と言っています。本当はPC仕事も長時間続けるのは地味に辛く、タイプミスも多くて困るのですが、何とか誤魔化す日々です。暖かくなってきて症状が緩和されてきてはいますが、完全復活まではしばらく時間がかかりそうです。
閑話休題。
最近、妙に入れ込んでいる日系アメリカ人ギタリストMiles Okazakiの1stを入手しました。資料によればアメリカで自主制作されましたがイタリアのジャズ専門レーベル「Jazz Engine Records」が復刻したようです。復刻にあたってジャケットも一新されているので注意が必要です。メンバーはDavid Binney(sax)、Chris Potter(sax)、Dan Weiss(drums)といつもながらのブルックリン派のミュージシャンがずらり。Miles Okazakiは作品によってさまざまな表情を見せるというか、それがために正体不明のミュージシャンと呼ばれるのですが、1stの作風は「コンテンポラリー系ワールドミュージック」という塩梅。摩訶不思議な変則リズムに加えてタブラなどが多用されることで、ことさら国籍不明な味わいが醸し出されています。
Okazaki自身もほとんどがアコギでプレイしているので、強烈な個性を押し出した2nd、3rdと比較すると「地味と言えば地味」。何回も聴き込んでいくと、一筋縄ではいかないことが身に染みてわかるのですが、やはり第一印象に左右されやすいことは否めません。まるで私の「首痛&肩痛」のようです。Okazakiの個性をガツンと味わいたい人はやはり3rdあたりから入るのがいいかもしれません。
●Musicians
Miles Okazaki / guitar,kanjira,computer
David Binney / alto sax
Miguel Zenon / alto sax
Chris Potter / tenor sax
Christof Knoche / soprano sax,alto sax
Jon Flaugher / bass
Dan Weiss / drums,tabla,frame-drum,drum-samples
●Numbers
1. Theme I
2. Spiral
3. Mirror I
4. Howl
5. Invention
6. Theme II
7. Metamorphosis
8. Halfway
9. Momentum
10. Canon
11. Theme III
12. Improvisation
13. Volcano
14. Mirror II
15. Chorale
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