幻の名盤「Reverie」がCD化されていました!
Musician●Reverie
Title●Reverie(1979年)
■Amazonより購入
1970年から80年代にかけてフィラデルフィア周辺で活躍していた4人組のフュージョングループ「Reverie」(レベリー)の音源を入手しました。このReverieなるグループはいわゆるフュージョンブームのさなか、ブラジリアンフュージョンという特異性を武器に活動していたそうで、いまになってクラブシーンやDJの間で注目を集めているとか、いないとか。そこら辺りの音源事情についてはまったくといっていいほど不案内なのですが、とにもかくにも世界初のCD化だそうです。私の記憶ではドイツ産アナログ盤がびっくりするくらいの高価な値段で取り引きされていたように思います。
なぜ故に「Reverie」なのかというと、1曲のみですがLarry Coryell(ラリー・コリエル)が参加しているからです。問題のCoryell参加曲は#5「Stop & Be Friend」という曲。実に軽快なリズムに乗ってCoryellが気持ち良さそうにソロを歌い上げています。ちょっとした海外物の刑事ドラマのBGMに使えそうですね。「刑事コジャック」や「警部マックロード」あたりの。若い人たちが好むかどうかはわかりませんが、とにかく格好いいです。
ブラジリアンフュージョンというのは、個人的にはあまり馴染みがなかったのですが、聴くかぎりは普通のジャズフュージョンとあまり変わらないように思えます。確かに随所にボサノヴァ調の展開が盛り込まれているので、なるほどねという感じではあります。CD化にあたって#1「In Every Way」のリミックスバージョンが追加されているそうです。アナログ盤をもっている人も買い足しの価値はあるのではないでしょうか。
●Musicians
Mark Knox / piano,fender-rhodes,synthesizers
Jim Miller / drums
Gerald Veasley / bass
Ed Yellen / sax
Larry Coryell / guitar on Stop & Be Friend
Stan Slotter / trumpet,flugelhorn
●Numbers
1. In Every Way
2. For You
3. Indian Summer
4. Stop & Be Friend
5. Caribbean
6. Whatever It Takes
7. Water Ballet
8. In Every Way(bonus track)
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