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2013年3月 9日 (土)

パキスタンのHoldsworthフォロワーFaraz Anwarによる「Dusk」2nd

R0012200
Musician●Dusk
Title●Jahilia(2003年)
■Amazon USAより購入


パキスタン出身のテクニカル系ギタリスト&マルチプレイヤー、Faraz Anwarは2000年にLion MusicからリリースされたAbstract Point of Viewというアルバムでごくごく一部で評判になりましたが、今度は「Dusk」というユニットで勝負をしてきました。楽器はすべてFaraz Anwarによるものだと思われます。録音はパキスタンの首都カラチですが、チェコのEpidemie Recordsというレーベルからリリースされています。

2003年リリースのこのアルバムは「Dusk」名義としては2枚目になるようです。本人名義の「Abstract Point of View」ではDream Theater的なシンフォ系サウンドにHoldsworthyなウネウネサウンドで彩りを加えるというスタイルでしたが、今度は完全なメタルサウンドという変貌ぶり。ハードコアなメタルサウンドをベースにしてBabar Shaikhというボーカルがデス声をガナリ立てます。かと言って完全なデスメタルとは言い難く、時折、鍵盤楽器でメランコリックな色合いを加える一面はゴシックメタル的ですし、#2「Hidden From Senses」などで聴かれる民族音楽的な要素はプログレにも通じるものを感じさせます。これは面白いし抜群のセンスだと思います。もちろん随所で披露されるHoldsworthyなギターソロも健在で、ギター目当ての人にとっても納得のいく仕上がりです。

そう考えていくとデス声が入る意味がよくわからなくなってしまうのですが、これも当時の趨勢だったのでしょうか。クリーンヴォイスでも十分に成立すると思うのですが、何でもかんでもデス声を入れればいいというものではありませんよね。

●Musicians
Faraz Anwar  / all instruments
Babar Shaikh / vocal

●Numbers
1.  Attachments
2.  Hidden From Senses
3.  Jahilia Calling
4.  The Subdued Light
5.  Night Bulb Angel
6.  As Pain Becomes Liquid
7.  Decadent Little Girl
8.  Translucence

R0012201


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