Cyril Achardのリーダー作第2弾「In Constancia Contans」
Musician●Cyril Achard(guitar)
Title●In Constancia Contans(2001年)
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フランス出身のテクニカル系ギタリストCyril Achard(シリル・エイチャード、アシャール)が「Cyril Achard's Morbid Feeling」というユニット名で2001年にリリースした音源です。ソロ転向後、リーダー作としては2枚目になると思われます。このアルバムがリリースされる前にライブ音源がリリースされましたが、いまは廃盤扱いになっているようですね。フィンランドのHM専門レーベル「Lion Music」より。
ソロ第1弾「Confusion」(1997年)は何となく自分のスタイルが確立されていないというか作風に迷いのようなものが感じられましたが、Lion Musicの助けもあってしっかりとした「作品」に仕上がっています。「Dream Theater」あたりを彷彿とさせるプログメタル風の仕上がりになっています。よって、全曲ボーカル入りになります。個人的にはあまりボーカルに興味がないためどちらかというとボーカル無しのほうが好みなのですが、「Dream Theater風によろしく」とオーダーを受けるとこういう仕上がりになるのでしょうか。メンバーはEric Lebailly(drums)、Franck Hermanny(bass)、Patric Peek(vocals)、Jean-Marc Layani(keyboards)。シンフォ系を演出するために鍵盤楽器奏者がいますが、いかんせんほかのメンバーと比較して力量不足の感は否めません。たびたびイライラさせられるのは、鍵盤楽器のせいかと。
と文句ばかり書いていますが、Cyril Achardのギターは相変わらず絶品。Lion Musicということもあってややメタル寄りのプレイが目立ちますが、多くのテクニカル系がはまりやすい「ドヤ顔プレイ」ではなくテクニック一辺倒ではない点が好みです。この人のギターは歌っていますね♪
●Musicians
Cyril Achar / guitar
Eric Lebailly / drums
Franck Hermanny / bass
Patric Peek / vocals
Jean-Marc Layani / keyboards
●Numbers
1. Alone Among My Friends
2. Fallen From Grace
3. Empty Vow
4. Fields Of Graves
5. Exile Is Over
6. The Deep One's
7. Be My Thing
8. The Lucky One
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