2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

« Rainbowの「On Stage」リマスター&デラックスエディションを聴く | トップページ | テクニカル系ドラム奏者Marc Norgaadのリーダー作にBrett GarsedとFrank Gambaleが参加 »

2013年2月15日 (金)

謎の日系人ギタリストMiles Okazakiの「Generations」

R0012154
Musician●Miles Okazaki(guitar)
Title●Generations(2009年)
■Amazonより購入


NYCを拠点において活躍する謎の日系人ギタリスト、Miles Okazakiの2ndです。2009年リリース。前回記事ではライブ盤「Figuration」について触れましたが、時系列的には遡っていくことになります。前回記事でも触れたように「M-BASEチルドレン」にあたるミュージシャンだけに、一筋縄ではいかない曲者であることが本盤でいよいよ明らかになりました。参加ミュージシャンはMiguel Zenon(sax)、David Binney(sax)、Dan Weiss(drums)、Jon Flaugher(bass)、Christof Knoche(sax)、Jen Shyu(vocal)という布陣。David Binneyに関しては説明不要ですね。しかし、サックス奏者が3人というのも凄い。紅一点ヴォーカルのJen Shyuはスティーヴ・コールマン人脈つながりらしいです。

1stは未聴なので比較はできないのですが、すでに2ndにして独自のスタイルが完成されているようです。3名のサックス奏者が繰り出す重厚感に対してOkazakiさんは軟体動物のように捕らえどころのない「柔路線」で対抗しています。そこにソプラノを駆使した浮遊感一杯のJen Shyuのボーカルが絡んできて得も言われない世界を作り出しています。3rd「Figuration」ではライブ録音ということもあって割とハードな一面を聴かせてくれましたが、ここでのOkazakiさんはどちらかというとBen Monderのような「俯瞰的で引きのポジショニング」であるような気がします。したがってギターソロ弾きまくり状態を期待されると少し困るかもしれません。

それでもいきなり変拍子の嵐で始まる#1「Overture」などは、リズムの変化を基調にした変幻自在の曲展開もさるところながら、バックでのたうち回るようなバッキングを聴かせてくれています。凄まじいポリリズムに悶絶してしまうこと確実の#3「Waves」も秀逸です。先入観もあってアルトサックス奏者が3人もいたらさぞかし暑苦しいだろうと思ってしまうのですが、そんなことは微塵も感じさせないのは、各ミュージシャンの高度なテクニックはもちろんのこと、計算し尽くされた曲構成とクレバーな美意識という確固たる裏付けがあるからなのでしょう。ジャズでありながら、優れたクラシック音楽を聴いている気分になります。

●Musicians
Miles Okazaki / guitar
Miguel Zenon / alto sax
David Binney / alto sax
Dan Weiss / drums
Jon Flaugher / bass
Christof Knoche / alto sax
Jen Shyu / vocal

●Numbers
1.  Overture
2.  Sun
3.  Waves
4.  Magic
5.  Generations
6.  Ghosts
7.  Fractal
8.  Break
9.  Moon

R0012155


« Rainbowの「On Stage」リマスター&デラックスエディションを聴く | トップページ | テクニカル系ドラム奏者Marc Norgaadのリーダー作にBrett GarsedとFrank Gambaleが参加 »

ジャズギター」カテゴリの記事

コメント

奇天烈音楽士さん こんばんは

ほぼ放置状態だった "Generations" でしたが、
"Figurations"入手後、過去にさかのぼり、あらためて
の聴き取り調査など試みておりましたが、
仰るように、やはり"一筋縄ではいかない曲者" であること
感じております。
長い間、放置していたこと、悔やまれます。
こちらのレビューも、非常に参考になります。

ということで、またよろしく。

Generations(2009)いいですね。
Mirror(2006)と、いずれを購入するか迷ったあげくクリポタが参加しているMirrorをゲットしました。

Figuration(2012)/Generations(2009)/Mirror(2006)はOkazaki氏のofficial siteより…
 Compositions, Volume III: a story of melody
 Compositions, Volume II : a story of harmony
 Compositions, Volume I : a story of rhythm
…という連作になっている事を初めて知りました。

自身のサイトでは、各作品のライナーノーツや譜面まで公開しており、興味深かったです。 → http://milesokazaki.com/index.php にて music > comosition を選択

また、Mirrorは2012に自主制作盤としても再リリースされてますね。

J worksさま

コメントありがとうございます。
とんだ亀レスご容赦願います。

この音源を初めて聴いたときは正直「?」と思いましたが、
聴けば聴くほど味が出てきますね。
というわけで、いまは1st「Mirror」を聴き込み中です♪

betta taroさま

コメントありがとうございます♪

実は1st「Mirror」を入手し、現在聴き込み中です。
結局、Okazakiさん関連を3枚所有する運びになりましたが、
3枚ともテイストが異なるために、これからも気が抜けませんね。

これから客演音源の漁盤に着手したく思っています。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1303686/48995196

この記事へのトラックバック一覧です: 謎の日系人ギタリストMiles Okazakiの「Generations」:

« Rainbowの「On Stage」リマスター&デラックスエディションを聴く | トップページ | テクニカル系ドラム奏者Marc Norgaadのリーダー作にBrett GarsedとFrank Gambaleが参加 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
  • Amazon検索
無料ブログはココログ