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2013年2月

2013年2月24日 (日)

風変わりなフランス出身のジャズロックバンド「FUGU」の「Harmonia Maudit」

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Musician●FUGU
Title●Harmonia Maudit(2000年)
■Musea Recordから購入


フランスのジャズロック系バンド「FUGU」(フグ)によるおそらく唯一のアルバムです。2000年リリース。マニアックなプログレやジャスロックばかり扱っているフランスのレーベル「Mesea」から入手しました。この「Mesea」は大変奇特なレコード会社で、日本の「美狂乱」や「Mr.Sirius」まで扱うという知る人ぞ知るプログレの殿堂的なショップです。

某サイトで「ギターがHoldsworthy」という情報を聞きつけて入手したのですが、「FUGU」というわけがわからないバンド名からしてすでに怪しい感じが漂っています。さぞかし奇怪な音楽が聴けるだろうと恐る恐る聴いてみると、これが意外と(?)真っ当なジャズロック&プログレサウンド。冒頭はUKやBrufordあたりを彷彿とさせるシンフォ系サウンド。所々でラテン音楽的なBrufordに変身するあたりはフランス出身だからでしょうか。お目当てのHoldsworthyなギタリストはPhilippe Trosiという人ですが、Holdsworthほど速いパッセージを披露することはなく、ゆったりと悠然と構えています。確かに随所でHoldsworthyらしさを表に出してきますね。

冒頭の曲調からしてかなり好みのサウンドなのですが、途中から妙なラテン調の曲になったり、ひたすらアコースティックになったりとどうも芸風が一定しません。どうも強力にプッシュできない理由はまさにそれで、一貫性のなさがB級(C級?)バンドたらしめているのではないかと思います。

正体不明のバンド名といい、奇天烈なジャケットデザインといい、とても不思議な感じを醸し出しているバンドですが、果たしていまも活動しているのでしょうか。放置しておくとそのまま消滅しそうな予感がするのでご紹介します。


●Musicians
Philippe Trosi / guitar
Thierry Masse / keyboards
Lilian Bencini / bass
Fred Pasqua / drums

●Numbers
1.  La Walkyrie Quand On Ouverture
2.  Sinistre
3.  Hommage Au Mage
4.  From Barletta
5.  X-Fly
6.  Papyrus
7.  A M'on's Domicile
8.  Ectoplasmes
9.  La Walkyrie Quand On Final

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2013年2月23日 (土)

ベテランミュージシャンによる超ド級音圧「Living Loud」の1st

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Musician●Living Loud
Title●Living Loud(2004年)
■Amazonより購入


メンバー全員が50年代生まれというベテランミュージシャンが一同団結、結成されたスーパーユニット「Living Loud」による2004年の作品です。メンバーはBob Daisley(bass)、Steve Morse(guitar)、Lee Kerslake(drums)、Jimmy Barnes(vocal)、Don Airey(keyboards)という面子です。言うまでもなく、Deep Purple、Rainbow、Black Sabbath、Uriah Heepなど大英帝国ロックの中心的だったバンドのメンバーが一同団結して結成したプロジェクトです。Jimmy Barnesだけが圧倒的に知名度が低いのではないかと思いますが、オーストラリアのNo.1シンガーだそうです。Bob DaisleyとLee Kerslakeの2人が主導をとってこのプロジェクトを立ち上げたようです。

メンバー構成からして「Ozzy Osbourne & Black Sabbathのカバーバンド」の色合いが濃厚です(実際、全11曲中6曲がカバー)。その裏側には印税配分を巡る「Bob DaisleyとLee Kerslake」VS「Ozzy Osbourne」の訴訟沙汰があり(結果はBob DaisleyとLee Kerslakeの敗訴)、このプロジェクトはOzzy Osbourneに対する意趣返し的な側面があったりするようです。まぁ、そんな事情を抜きにして文句なしに楽しめるロックアルバムに仕上がっています。Jimmy Barnesのボーカルはかなり強靭で、オジー・オズボーンによるものとまったく別の曲と間違えるほどの強烈な個性を放っています。

Steve Morseの存在も見逃してはいけませんね。そもそも出身からいって彼だけが異色と言えば異色なのですが、Deep Purpleのメンバーを務めた経験がここでも生きています。それにしてもこの人、本当に器用なミュージシャンですね。

Ozzy OsbourneやBlack Sabbathのカバーアルバムとして楽しむのも良し、純粋なロックアルバムとして楽しむのも良し。昨今の軟弱なロックシーンに辟易としている諸兄に、あふれんばかりのエネルギーに満ちたこのアルバムをお勧めいたします。ボーナストラックはライブが2曲。音質はあまり良好とは言えませんが、かえって生々しさが伝わってきます。


●Musicians
Bob Daisley / bass
Steve Morse / guitar
Lee Kerslake / drums
Jimmy Barnes / vocal
Don Airey / keyboards

●Numbers
1.  Last Chance
2.  I Don't Know
3.  Every Moment a Lifetime
4.  Crazy Train
5.  In the Name of God
6.  Flying High Again
7.  Pushed Me Too Hard
8.  Mr. Crowley
9.  Tonight
10. Walk Away
11. Over the Mountain
12. Crazy Train [Live][*]
13. Good Times [Live][*]
*bonus Track

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2013年2月22日 (金)

クリポタやAdam Rogersが参加。Clarence Pennの「Dali In Cobble Hill」

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Musician●Clarence Penn(drums,percussions)
Title●Dali In Cobble Hill(2012年)
■Amazonより購入


最近はやたらと「Criss Cross」づいている当欄ですが「ブルックリン派」を代表する打楽器奏者Clarence Penn(クラリス・ペン)のリーダー作を「メンツ買い」しました。メンバーはChris Potter(sax,bass clarinet)、Adam Rogers(guitar)、Ben Street(drums)とくればCriss Crossの大看板ばかりでこれを聴かない手はありえません。2012年2月2日、NYCブルックリンでレコーディングされています。迂闊にも初めて気がつきましたがCriss Crossってオランダのレーベルなんですね。

Clarence PennもAdam Rogersもそれぞれのリーダー作において相互に客演している仲なので、抜群のコンビネーションと凄まじい突進力で聴く者を圧倒します。特に#1「The B 61」での圧巻のポリリズムにはただただ唖然とするばかり。Clarence Pennのドラムって客演のときはあまり意識しなかったのですが、実に自由奔放なプレイをする人なんですね。のたうち回るように支えるベースのBen Streetも素敵です。それよりも何よりもクリポタことChris Potterのサックスが吠えること吠えること。凄い圧力でグイグイと攻め込んできます。窒息死寸前までクリポタがひとしきり吠えまくった後、今度はAdam Rogersが満を持して登場。これはRogersのリーダー作ではないかと錯覚してしまうほど、これまた息の長いギターソロを展開しています。極端な話、この曲を聴けただけで大満足でした♪


●Musicians
Clarence Penn / drums,percussions
Chris Potter / sax,bass clarinet
Adam Rogers / guitar
Ben Street / drums

●Numbers
1.  The B 61
2.  Cobble Hill
3.  A Walk On The B-H-P
4.  Dali
5.  I Hear Music
6.  Mr.C
7.  Persistence Of Memory
8.  My Romance
9.  Solato's Morning Blues
10. Zoom Zoom

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2013年2月17日 (日)

正統派ジャズロックKenny Wheeler Quintet「1976」

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Musician●Kenny Wheeler(Flugelhorn,trumpet)
Title●1976(1976年)
■Amazonより購入


カナダ・トロント出身でイギリスを拠点に活躍するフリューゲルホルンの名手Kenny Wheeler(ケニー・ホイーラー)がECM以外でレコーディングした「1976」です。文字通り1976年リリース。参加メンバーはArt Ellefson(sax)、Gary Whilliamson(piano)、Dave Young(bass)、Marty Morell(drums)。

ECMでの印象は牧歌的というか清涼感を売りにしていたKenny Wheelerですが、この作品では実に攻撃的なサウンドを聴かせてくれています。中身はというと典型的な70年代型ジャズロック。ややエフェクトがかかり籠もり気味の独特なフリューゲルホルンが縦横無尽に飛び交います。ちょうどチャールズ・ブロンソンが出演した「Death Wishシリーズ」のBGMに近い感じといったらニュアンスが伝わりやすいかもしれせん(余談ですが、「Death Wishシリーズ」ではハービー・ハンコック、ジミー・ペイジ、テリー・プルメリなどが音楽を担当していました)。Gary Whilliamsonが奏でるエレピも実にナイスです。リズム隊もなかなか格好いいです。よく耳を傾けてみると、#1「Hi-Yo」や#2「Slofa」などのフレーズは、同時期にリリースされたECMでの最高傑作「Gnu High」(1975年)とだぶっているんですよね。「Gnu High」はキース・ジャレットの存在もかなり大きいのですが、レーベルが違うとこうも変わってしまうのですね。この盤はなぜか希少のようで今となっては入手困難です。見つけたら即、入手をお勧めします。

●Musicians
Kenny Wheeler / flugelhorn,trumpet
Art Ellefson / sax
Gary Whilliamson / electric piano
Dave Young  / bass
Marty Morell / drums

●Numbers
1.  Hi-Yo
2.  Slofa
3.  Quiso
4.  Blues News
5.  Kitts
6.  H.S.

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2013年2月16日 (土)

テクニカル系ドラム奏者Marc Norgaadのリーダー作にBrett GarsedとFrank Gambaleが参加

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Musician●Marc Norgaard(drums,percussion)
Title●Tolerance(2007年)
■Amazon USAより購入


ちょくちょく名前は見かけているとは思うのですが、実は正体がよくわからないドラム奏者Marc Norgaardの初リーダー作です。2007年リリース。参加メンバーが実に豪華というか、当欄好み極まりないのでそれだけの理由で買ってしまいました。ギターにBrett Garsed、Frank Gambale、鍵盤楽器にSteve Huntとくれば買わないわけにはいきません。

そんな訳で「主役」であるMarc Norgaardの存在を全く無視して聴いてみると実に上質なフュージョンギターアルバムに仕上がっています。ただ、作曲はNorgaadが担当していますが、いまひとつ芸風が定まっていないというか、方向性がつかみづらく大物ゲストに助けられている感が拭えません。全体的にドラム奏者が主役のアルバムということで致し方ないと思うのですが、リズム隊の音が前面に出過ぎで音のバランスがあまり良くないのもどうかと。全体を通してギターが奥に引っ込んでしまっているのが残念ですね。

#1  Tolerance
Garsedが参加。Garsedが参加した「Uncle Moe's」を思い起こすような不穏なアルペジオで始まる曲。Garsedのスライドギターがここぞとばかりに泣きまくっています。なぜか途中から何となく80年代型King Crimsonを感じさせる展開へ。妙な感じの曲です。

#2  Goes To Reason
Garsedが参加。バラード調の曲でSteve Huntの生ピアノが実に美しいイントロを奏でています。短いながら高らかに歌いあげるGarsedのギター。楽曲と各パートがやっとこなれてきたように感じます。

#3  Day In The Desert
Garsedが参加。ちょっと展開がつかみづらい曲。要は決め手となるキラーチューンが不在だから、何となくダラダラとした感じになってしまうのでしょうね。Garsedは素晴らしいのですが…。

#4  Last Leg Home
Gambaleが参加。これも展開が読みづらい曲。Gambaleのソロも短く終わってしまうのでちょっと欲求不満気味です。

#5  Papaya Dream
疾走感あふれるGarsedのソロが実に格好いい曲。ただ楽曲が相変わらずガタガタしているのでせっかくの持ち味が生きてきません。この人はいったい何を目指しているのか…。

#6  Summer Dream
Gambaleが参加。Huntのピアノから始まるちょっとニューエイジ系を思わせる内省的な曲。Gambaleがなにやらもの寂しいフレーズを連発し雰囲気を盛り上げます。個人的には結構好みの曲調ですが、およそ一般受けはちょっと難しいかもしれません。

#7  Seventh Mile Fog
ギターはTobias Hurwitzが担当。勉強不足で申し訳ありませんが、この人のギターはお初です。いわゆるGambale系というかちょっとメタル臭が入ったプレイをする人です。とはいってもこれといった際だったプレイを聴かせるわけでもなく、漫然と聴き流してしまうかも…。楽曲も相変わらず方向性が定まりません。

#8  Pirate Sized Hangover
Garsedが担当。あれれ、ギターイントロが#6とそっくりだなと思いつつ、そこは技でトホホ感を何とかしてくれるあたりはさすがです。かといって曲自体が盛り上がるというわけではなく、終始淡々と進行しています。これってやはり楽曲の問題あり、と言い切ってしまってもいいですよね。

●Musicians
Marc Norgaard / drums,percussion
Steve Hunt / piano
Brett Garsed / guitar
Frank Gambale / guitar
Tobias Hurwitz / guitar
Dave DeMarco / bass

●Numbers
1.  Tolerance
2.  Goes To Reason
3.  Day In The Desert
4.  Last Leg Home
5.  Papaya Dream
6.  Summer Dream
7.  Seventh Mile Fog
8.  Pirate Sized Hangover
9.  Retrospective

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2013年2月15日 (金)

謎の日系人ギタリストMiles Okazakiの「Generations」

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Musician●Miles Okazaki(guitar)
Title●Generations(2009年)
■Amazonより購入


NYCを拠点において活躍する謎の日系人ギタリスト、Miles Okazakiの2ndです。2009年リリース。前回記事ではライブ盤「Figuration」について触れましたが、時系列的には遡っていくことになります。前回記事でも触れたように「M-BASEチルドレン」にあたるミュージシャンだけに、一筋縄ではいかない曲者であることが本盤でいよいよ明らかになりました。参加ミュージシャンはMiguel Zenon(sax)、David Binney(sax)、Dan Weiss(drums)、Jon Flaugher(bass)、Christof Knoche(sax)、Jen Shyu(vocal)という布陣。David Binneyに関しては説明不要ですね。しかし、サックス奏者が3人というのも凄い。紅一点ヴォーカルのJen Shyuはスティーヴ・コールマン人脈つながりらしいです。

1stは未聴なので比較はできないのですが、すでに2ndにして独自のスタイルが完成されているようです。3名のサックス奏者が繰り出す重厚感に対してOkazakiさんは軟体動物のように捕らえどころのない「柔路線」で対抗しています。そこにソプラノを駆使した浮遊感一杯のJen Shyuのボーカルが絡んできて得も言われない世界を作り出しています。3rd「Figuration」ではライブ録音ということもあって割とハードな一面を聴かせてくれましたが、ここでのOkazakiさんはどちらかというとBen Monderのような「俯瞰的で引きのポジショニング」であるような気がします。したがってギターソロ弾きまくり状態を期待されると少し困るかもしれません。

それでもいきなり変拍子の嵐で始まる#1「Overture」などは、リズムの変化を基調にした変幻自在の曲展開もさるところながら、バックでのたうち回るようなバッキングを聴かせてくれています。凄まじいポリリズムに悶絶してしまうこと確実の#3「Waves」も秀逸です。先入観もあってアルトサックス奏者が3人もいたらさぞかし暑苦しいだろうと思ってしまうのですが、そんなことは微塵も感じさせないのは、各ミュージシャンの高度なテクニックはもちろんのこと、計算し尽くされた曲構成とクレバーな美意識という確固たる裏付けがあるからなのでしょう。ジャズでありながら、優れたクラシック音楽を聴いている気分になります。

●Musicians
Miles Okazaki / guitar
Miguel Zenon / alto sax
David Binney / alto sax
Dan Weiss / drums
Jon Flaugher / bass
Christof Knoche / alto sax
Jen Shyu / vocal

●Numbers
1.  Overture
2.  Sun
3.  Waves
4.  Magic
5.  Generations
6.  Ghosts
7.  Fractal
8.  Break
9.  Moon

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2013年2月11日 (月)

Rainbowの「On Stage」リマスター&デラックスエディションを聴く

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Musician●Rainbow
Title●On Stage:Deluxe Edition(1976年)
■Amazonより購入


このところ大物ミュージシャンの再発モノとかボックスセットが続々と登場してきて嬉しいかぎりなのですが、ターゲットとなっているのは言うまでもなく私を含めた中高年であることには間違いありません。若い頃に慣れ親しんだ音源をまた違った趣で聴く楽しみは筆舌に尽くしがたいのですが、冷静に考えてみると本当は若い世代に引き継いでいくべきではないかと思うわけです。優れたモノは時代や世代を越えるわけですから。中高年世代が独占的に「懐かしいね♪」などと言っていては、それは懐メロの世界ですよね。そうなってしまっては根絶やし状態です。だからこそのネットやブログであり、こうやって小さい声でもかまわないから発信していくことに僅かでも価値を見い出していければと思うのです。

などとつらつら考えていると、Rainbowの名盤「On Stage」がリマスター化のうえ、未発表ライブ音源を追加したデラックスエディションとして発売されていることに気がつきました。去年の11月に発売されているので熱心なファンにとっては何をいまさら状態ですが、少年期にそれこそすり切れるまで聴いた身としては購入せざるを得ないですね。

到着したブツは2CD仕様になっていて[CD 1]がオリジナルソース、[CD 2]が今回の目玉的な「1976年12月9日の大阪公演」のライブ音源になります。[CD 1]はリマスター処理されているとかで、確かにオリジナル音源では後ろに引っ込んでいた鍵盤とベースが前に出てきてバランスが良くなっています。ただ、相変わらずTony Careyの鍵盤は肌に合いませんね。クリアになった分だけ、余計にアラが目立ってしまっています。

さて肝心の[CD 2]ですがライナーには「1976年12月9日の大阪公演」と明記されていますが、世界中の熱心なファンが熱心に研究、解明したところ、どうやら「1976年12月16日、東京夜の部」の音源になるようです。そういえばRonnie James DioがMC中に「Fujiyama」がどうのと喋っていますね。さらに言えば、オリジナル音源である[CD 1]は「Still I'm Sad」は日本公演のライブ音源であるとされてきましたが、実際は日本を含めたドイツ公演などでのベストテイクを集めて編集されたものであるそうです。と、書いてしまうと若い頃に描いた妄想が脆くも崩れ去ってしまいますが、それを差し置いても、[CD 2]でのプレイはオリジナル音源と比べても遜色ないどころか、ライブならではの臨場感では上回っているのではと思います。とにかく音が「近い」です。凄まじい迫力です。数多出回っている「デラックス盤」の中では質の面では極上に近い出来ではないかと思います。とかく「手抜きプレイ」が目立つBlackmoreですが、ここでは実に真摯に弾きまくっていますよ♪

●Musicians
Ritchie Blackmore / guitar
Ronnie James Dio / vocal
Cozy Powell / drums
Tony Carey / keyboards
Jimmy Bain / bass

●Numbers
[CD 1] Original Album
1.  Over The Raibow
2.  Kill The King
3.  Man On The Silver Mountain / Blues / Starstruck
4.  Catch The Rainbow
5.  Mistreated
6.  Sixteenth Century Greensleeves
7.  Still I'm Sad

[CD 2] Live at Osaka 9th December 1976
1.  Kill The King
2.  Mistreated
3.  Sixteenth Century Greensleeves
4.  Catch The Rainbow
5.  Medley:Man On The Silver Mountain / Blues / Starstruck
6.  Do You Close Your Eyes

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2013年2月10日 (日)

ハードコアなギターインストアルバム!Cyril Achard「Violencia」

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Musician●Cyril Achard(guitar)
Title●Violencia(2010年)
■Amazonより購入


フランス出身のテクニカル系ギタリストCyril Achard(シリル・エイチャード、アシャール)が2010年にリリースしたオールギターインスト作品です。最近はアコースティックな作品を出すなど方向転換が目立っていたAchardですが、久しぶりに原点回帰という感じです。ギターとリズム隊というシンプルなトリオ構成で臨んでいます。言ってみればSteve Morse Bandをさらにハードにメタリックな感じにしたサウンドです。フィンランドのHM専門レーベル「Lion Music」からリリースされています。メンバーのEric Lebailly(drums)、Franck Hermanny(bass)は「Morbid Feeling時代」からの盟友ですね。

個人的にはハードな#1「Brutalize」や#2「Saint Hetfield」あたりが好みなのですが、屈指のテクニシャンでありながら「はい!こんなテクニックを自慢しちゃいます!」的な押し売りでない点が好みです。楽曲重視というかメロディー重視なところが実に好感が持てるわけです。

●Musicians
Cyril Achard / guitar
Eric Lebailly / drums
Franck Hermanny / bass

●Numbers
1.  Brutalize
2.  Saint Hetfield 
3.  All or Nothing
4.  I'ts a Gloomy Day
5.  Violencia
6.  Sweet and Furious
7.  Strong Hearted
8.  I Don't Believe

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2013年2月 9日 (土)

「ライ」の帝王Safy Boutellaの「Mejnoun」

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Musician●Safy Boutella(synthesizers)
Title●Mejnoun(1992年)
■Amazon USAより購入


主にアルジェリアを中心とした北アフリカ出身のミュージシャンがポップミュージックを融合して作り上げた音楽を「ライ」と呼びます。アフリカ音楽特有のポリリズムとアラビア音楽ならではのもの悲しい旋律にポップミュージックのスパイスが加わることで、渾然一体となりながらも得も言われない魅力を放ちます。フランスでは「Label Bleu」レーベルが中心になって多くのライ音源をリリースしていますが、仏政府が国策として資金的なバックアップを図っているとか。さすが芸術の国です。もっとも同国にとって常に懸案とされる北アフリカ出身者の移民対策と連動しているわけですが。

「ライ」の立役者でシンセ奏者&コンポーザーSafy Boutella(サフィ・ブーテラ)はジャズ畑に転向したアルジェリア出身のミュージシャンで、過去に宗主国だったフランスを舞台に活動しています。強烈なアフリカンビートとどこか切ないアラビックな旋律、そこにベトナム系フランス人ギタリストNgyuen Le(グエン・レ)が放つ無国籍的なギターが絡んでくることで、大変面白い内容になっています。「ライ」の常連とも言えるKaim Ziad(drums)、Youcef Boukella(bass)、Dominique Pifarely(violin)や大物Nana Vasconcelosなど豪華絢爛な布陣ですね。



●Musicians
Safy Boutella / synthesizers,programming,percussions
Nguyen Le / guitar,guitar-synthe
Kaim Ziad / drums
Youcef Boukella / bass
Dominique Pifarely / violin
Nana Vasconcelos / percussions
etc,

●Numbers
1.  Sud
2.  Orient
3.  Nomade
4.  Shiria
5.  Mejnoun
6.  Apres-Demain
7.  Khmous Alik
8.  Sisters
9.  Sourire

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2013年2月 8日 (金)

Misa Micevskiを聴き直す

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Musician●Misa Micevski Group(guitar)
Title●Two Shores(2007年)
■Amazonより購入


以前、記事にしたセルビア出身のHoldsworthフォロワー、Misa Micevskiによる現時点では唯一の音源「Two Shores」(2007年リリース)ですが、プレスCDをようやっと入手しました。少し前までは配信音源でしか聴くことができなかったのですよね。

別にプレスCDだから特段に変わったことがあるわけではないのですが、一応詳細なクレジットがわかるわけで、これこそがリアルCDの強みです。といっても参加しているミュージシャンは誰一人として知らないわけですが(笑)。唯一の新しい収穫(?)は#3「Vigor Suite」という曲が我らがHoldsworthとJohn McLaughlinに捧げられた曲であったということが判明した点でしょうか。曲はすべてMisa Micevskiによるものです。

数年ぶりくらいで聴き直してみましたが、もちろん「Holdsworth愛」がビンビンと痛いほど伝わってくることには相違ありません。このアルバムがリリースされてから早6年。そろそろ2ndを出してくれないでしょうか。

●Musicians
Misa Micevski / guitar,guitar-synths
Srdjjan Milacic / bass
Dusan Novakov / drums
Dejan Hasecic / guitar synths solo on track 10 (Dance)

●Numbers
1.  Two Shores
2.  Family Song
3.  Vigor Suite(dedicated To Allan Holdsworth and John McLaughlin)
4.  Some Song
5.  Mihailo
6.  Lullaby
7.  Hands of My Mother
8.  It's Open
9.  Svetlana
10. Dance

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2013年2月 3日 (日)

Cyril Achardが在籍。シンフォ系プログバンド「Arrakeen」の2nd「Mosaique」

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Musician●Arrakeen
Title●Mosaique(1992年)
■Amazon USAより購入


フランス出身のテクニカル系ギタリストCyril Achard(シリル・エイチャード、アシャール)が在籍した5人編成シンフォ系プログレバンド「Arrakeen」(アラケーン)の2ndです。1992年リリース。Cyril Achardが残しているオフィシャル音源としてはこの盤が一番古いのではないかと思われます。Arrakeenというバンドはお初にお耳にかかるのですが、どうやら「Marillionフォロワー」、つまり「PUMP系」と呼ばれる一派のようです。つまりは音の傾向としては荘厳かつメロディアスという感じでしょうか。1st「Patchwork」は自主制作盤として作られたようですが、初代ギタリストが脱退してしまい、そこで2代目ギタリストとして白羽の矢が立ったのが我らがCyril Achard。この盤ではすでに実力派ギタリストとしての片鱗を見せています。

全体の曲調としてはシンフォ系ハードプログレという趣ですが、「Maiko」という女性ボーカルが個人的には実に好み。フィメール系ゴシックメタルにおける女性ボーカルにも通じる、可憐さとどことなくもの憂げなエンジェリックヴォイスが何とも魅力的です。しかもフランス語だし。これでデス声が入ってくれば、完全にゴシックメタルになってしまいますね。実際、このMaikoと鍵盤楽器担当のEric Bonnardelの2人でほとんどの楽曲を作っているようです。ただ、全体を通して聴くと何となくメリハリに欠けるのも確か。つまりは1曲、1曲の「チカラ」が弱いため、全体を通して強く訴えかけてくる印象が薄いのです。ここら辺が「B級扱い」されてしまう一因なのかもしれません。

この盤は全世界的に品薄のようで、どうしても入手したい盤があるときに利用する「Gemm.com」では何と145ドル、幻の1st「Patchwork」に至っては200ドル超えというプレミアが付いています。私は幸運にもAmazon USA経由で比較的安価で入手することができました。このアルバムがリリースされた後、Cyril Achardは独立して「Cyril Achard's Morbid Feeling」を結成します
●Musicians
Maiko / vocal
Eric Bonnardel / keybords
Cyril Achard / guitar
Gauther Mejanel / drums
Yves Darteyron / bass

●Numbers
1.  Un Nouveau Monde
2.  Le Xi Commandement
3.  L'Enfant Des Pluies
4.  Sizygie...
5.  Mosaique
6.  Celebration
7.  White Moon Dreamer
8.  Rages

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2013年2月 2日 (土)

70年代フュージョン「Tarika Blue」のカップリング盤

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Musician●Tarika Blue
Title●Tarika Blue(1976年&1977年)
■ディスクユニオンで購入


1970年代中盤あたりから盛り上がった「フュージョンブーム」。その前段階として「クロスオーバー」などという表現もありましたね。今回ご紹介する「Tarika Blue」(タリカ・ブルー)という米のバンドもフュージョンブームのさなかで生まれたようです。わずか2枚のアルバムを残しただけで自然消滅してしまったようですが、2001年にCD化されて再び世の中に出てきました。この盤は2nd「Tarika Blue」(1977年)から6曲と1st「The Blue Path」(1976年)から4曲をカップリングしたベスト盤となっています。どうやら計13曲バージョンも出回っているようですね。

サウンドはというとフュージョンにファンクを混入したような感じ。丁度ディスコが台頭した時期でもあり、ハービー・ハンコックあたりが好んで演奏していたような音作りです。ギターは何と川崎燎。もしかしたら渡米して間もない頃の録音かもしれません。いまの川崎燎からは考えられないほど攻撃的でファンキーなギターを弾いています。正直言って、川崎燎のギターが聴ければそれでいいのです。ちなみに女性ボーカルのIrene Datcherは80年代に入ってJames Blood Ulmerの「Back Rock」やJean-Paul Bourellyの作品に参加しています。



●Musicians
Philip Clendeninn / fender rhodes piano,piano
Barry Coleman / bass
Kevin Atkins / drums
Melvin Speller / congas
Bladie Speller / congas
Ryo Kawasaki / guitar
James Mason / guitar on Love It,You'll Be With Me,Charlie
Justo Almario / sax
Irene Datcher / vocal
Fred Miller / horn

●Numbers
1.  Love It
2.  Truth Is The Key
3.  Dreamflower
4.  You'll Be With Me
5.  Things Spring
6.  Charlie
7.  Revelation
8.  Out Of This World
9.  Downtown Sound
10. Blue Neptune

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2013年2月 1日 (金)

超弩級!Miles Davisの「Cellar Door Sessions 1970」

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Musician●Miles Davis(trumpet)
Title●Cellar Door Sessions 1970(1970年)
■Amazon USAより購入


2005年に突如リリースされた帝王Miles Davisの「Cellar Door Sessions」は何と6枚ボックスセットという重量級の未発掘音源として大きな話題を集めました。いまでこそ、コロンビア時代のボックスセットなどが登場しているので、枚数だけを判断基準にしてしまうと大したことではありませんが、未発表音源が多く含まれていることに大きな意味があったのではないでしょうか。このボックスセットは言うまでもなく「Live Evil」をコンプリートしたもので、1970年12月16日から19日にかけて行われた合計10セットのコンサートのうち6セットを収録したもの。したがって厳密な意味での「完全版」とは言えません。「Live Evil」に採用された4曲は、12月19日のセカンドセット([CD 5])とサードセット([CD 6])に収められた音源を編集したものです。

参加メンバーはGary Bartz(sax)、John McLaughlin(guitar)、Keith Jarrett(fender rhodes,organ)、Michael Henderson(bass)、Jack DeJohnette(drums)、Airto Moreira(percussions)という面々。エレクトリック時代の黄金メンバーということになりますが、少し前まで在籍してたChick Coreaが抜けて、ベースがDave HollandからMichael Hendersonへと交替している点に注目です。つまりはジャズからロック&ファンクへの移行期にあたるわけです。Dave Hollandには申し訳ありませんが、やはりMichael Hendersonのほうが遙かに適性があることは誰が見ても明らか。

内容に関してはもう言わずもがな。わずか1年前の1969年頃は、何となく踏ん切りがついていないような感じがしないわけではありませんでしたが、フィルモアイーストあたりから完全に吹っ切れた感じがします。そして、この「Cellar Door Sessions」である意味で完成に達しているのではないでしょうか。John McLaughlinは[CD 5][CD 6]のみに参加。McLaughlin入りの音源となしの音源を比べてもよし。それにしても、この日のMcLaughlinは完全にキレまくっています。


●Musicians
Miles Davis / trumpet with wah-wah
Gary Bartz / soprano sax and alto sax
Keith Jarrett / fender rhodes electric piano,fender contempo organ
Michael Henderson / electric bass
Jack DeJohnette / drums
Airto Moreira / percussion,cuica on [CD 2-6]
John McLaughlin / electric guitar on [CD 5-6]

●Numbers
[CD 1]
Wednesday,December 16 (1st set)
1.  Directions
2.  Yesternow
3.  What I Say
4.  Improvisation #1
5.  Inamorata

[CD 2]
Thursday,December 17 (2nd set)
1.  What I Say
2.  Honky Tonk
3.  It's About That Time
4.  Improvisation #2
5.  Inamorata
6.  Sanctuary

[CD 3]
Friday,December 18 (2nd set)
1.  Directions
2.  Honky Tonk
3.  What I Say

[CD 4]
Friday,December 18 (3rd set)
1.  Directions
2.  Honky Tonk
3.  What I Say
4.  Sanctuary
5.  Improvisation #3
6.  Inamorata

[CD 5]
Saturday,December 19 (2nd set)
1.  Directions
2.  Honky Tonk
3.  What I Say

[CD 6]
Saturday,December 19 (3rd set)
1.  Directions
2.  Improvisation #4
3.  Inamorata
4.  Sanctuary
5.  It's About That Time

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